2022年01月13日 (木) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「習いごとや部活動、サークル活動はしていますか?」
今回は、恐竜です! 実は、今、日本で新発見が相次いでいるのです!
まずは、兵庫県。 世界的な大発見があったのですよ! ここには、かつて、
日本最大級の恐竜、丹波竜が生きていました。
その兵庫で、世界的に珍しい化石が見つかったのです! こちらです。
線で囲った細長い形、分かりますか?恐竜の卵です! 注目は、その大きさ、
古生物学者 “恐竜が産んだ中で、最も小さな卵化石です”
その親だって、ほら、こんなに小さかったのです。 もう1つは、福井県から。
あのティラノサウルスに関する大発見です!
これまで謎だった、ティラノサウルスの子育て術が、見えて来たのです!
それが、こちら。 あ~、赤ちゃんを食べちゃった! 実は、これこそがティラノ
サウルスが赤ちゃんを大切に育てるための秘訣だというのです。
今回は、日本の研究から浮かび上がった、新たな恐竜世界を大特集!
恐竜たちの新世界を大公開します!
第1章 兵庫で大発見! 世界最小の恐竜卵!
ここは、今から1億1千万年前の兵庫県。当時、関西の大部分はアジア大陸の
一部でした。 あっ、巨大な恐竜を発見! 丹波竜です。
全長10数メートル。 日本の陸上動物史上、最大級の生物です。 2006年に
兵庫県で発見されました。 食べ物は、植物。 巨体を維持するため、1日の
ほとんどの時間を、食事に費やしたと考えられています。
そして今回、この丹波竜の足元に、とってもカワイイ恐竜が生きていたことが
新たに分かったのです。 その新たな恐竜を見つけたのは、こちらの男性。
この方、兵庫県を恐竜王国にした立役者。
実は、この男性、先ほど登場した巨大な丹波竜の発見者の1人なのです。
そして2015年。 丹波竜を見つけた現場のすぐ側で、世界的にも貴重な化石を
見つけたといいます。 “今回は、卵が見つかったのです”
その化石が、こちら。 (映像は、NHKのダーウィンが来た!で、どうぞ)
細長い形をした、卵の殻の化石でした。 ニワトリの卵よりも小さく、幅2センチ
長さ4.5センチほど。 この卵の親は、何者なのか?
その正体を探るため、化石は、地元の古生物学者に届けられました。
古生物学者は丹波竜をはじめ、地元で見つかった恐竜を長年、研究して来ま
した。しかしその専門は骨。今回の卵の鑑定は、とても難しかったといいます。
“卵の殻くらいまでは分かる。ただ、殻は分かっても、それが、じゃあ、一体、
どういう動物の殻…恐竜なのか?あるいはカメの卵の殻って結構、見つかる
のです。あるいは、鳥である可能性も出て来る”
古生物学者は、卵の親の正体を明らかにするため、その道のエキスパートを
呼び寄せます。 筑波大学の博士です。
“卵化石にも、実は情報がたくさん含まれていて、繁殖とか、子育てとかが
分かって来ます。骨より卵、好きですね”
博士は、卵の表面の構造や形状を細かく分析。 その結果、親の候補は2つに
絞られました。
“卵殻の表面もツルツルしていて、ちょっと鳥にも似ていると。鳥っぽさもあるし
ちょっと恐竜っぽさも残していて、これだけでは判断がつかないっていう状況
でした” 鳥か? 恐竜か? 専門家でも、その判別は簡単ではありません。
実はこの時代、既に鳥が存在していた事が化石の記録から分かっています。
しかも最新の研究から鳥は恐竜から進化した事も分かっており、両者の卵の
特徴は、とても似ているのです。
皆さんが思い浮かべる鳥の卵は、どんな形ですか? 多くの鳥の卵は、丸みを
帯びた傾向がある事が知られています。 では、恐竜の卵は、どうか?
こんな風に、比較的細長い形をしたものが、多い事が知られています。 しかし
今回、見つかった卵は、細長いものの、やや丸みもある形をしていました。
博士は、世界中の恐竜と鳥の卵の形のデータをかき集め、今回の卵と詳細に
比較を行いました。 その結果、兵庫で見つかった卵は… この位置。
鳥ではない、恐竜の範囲に入る事が分かりました!
発見から5年。 地元の男性たちが見つけた卵は、恐竜が産んだものに違い
ない事が、ついに突き止められたのです。 しかも注目は、その大きさ。博士は
世界的な大発見だと言います。
“今まで海外でたくさん何百何千という恐竜の卵の化石を見て来た。ここまで
小さな卵の化石は、まず見た事がない。世界で最も小さな卵化石です!”
博士と古生物学者たちは、今回の世界最小の卵に特別な名前を付けました。
“新しい種類の卵化石として、名前を付けました。ヒメウーリサス・ムラカミイと”
ヒメウーリサス・ムラカミイ。 丹波竜に加え、世界最小の恐竜卵まで発見した
地元の男性にちなんだ名前を、この卵に付けたのです。
“私の名前を採用してくれた事は、非常に光栄な事ですし、嬉しいです”
では、丹波竜の足元で、世界で最も小さな卵を産んだ恐竜の姿とは?
海外で見つかっている小型の恐竜の化石を参考に、その姿を再現しました。
全長は、1メートル足らず。 鳥のように、全身に羽毛を生やした羽毛恐竜の
仲間でした。 体重は、僅か2キロほど。
発見者の男性の両手に乗るような小さな恐竜で鳥に比較的近い仲間の恐竜
だと考えられています。 雑食で、小動物などを食べていたといいます。
こんなにカワイイ恐竜も、恐竜時代の日本に暮らしていたのです。
発見者 “国内最大級の恐竜化石も見つけたし、世界最小の恐竜卵化石も
見つけたし、やっておって良かったなぁと思うのです”
博士 “彼らが見つけた、この世界最小の恐竜卵の親は、こんな風に、カモメ
ぐらいの大きさの、とってもカワイイ恐竜だったのではないかと思います”
古生物学者 “ここはタンバティタニスみたいな、でかい恐竜からヒメウーリサス
の様な小さい恐竜まで既に見つかっています。こういう恐竜が見つかるのは
世界でも、ここ非常に貴重な産地という事が分かっていますので、まだまだ
未知の恐竜が、この地域に埋まっていると思います。今後、そういうのを、どん
どん発掘して行きたいと思います”
新たな恐竜が、次々と見つかる兵庫県。 この先、どんな大発見が待っている
のか楽しみですね!
第2章は、最強恐竜ティラノサウルス。 その謎に満ちた子育てに迫ります!
果たして、この大きな山は? え?しかも、赤ちゃんを食べちゃうの~?
鹿児島で大発見! 首長竜の新生態
皆さんは、この生きものご存知ですか? 恐竜時代に生きていた海のは虫類
首長竜です。 魚などを食べていたと考えられていますが、詳しい生態は謎に
包まれています。
ところが今年、鹿児島県の獅子島(ししじま)で見つかった化石から、これまで
全く知られていなかった新たな暮らしぶりが、明らかになったのです。
サツマウツノミヤリュウと名付けられた首長竜の化石。 大発見は、長い首の
先にある頭の部分にありました。アゴの所に奇妙なものが見つかったのです。
気付いたのは、この首長竜を発見した、化石愛好家。 首長竜の骨と一緒に
見つかった奇妙なもの。 それが、こちらです。
歯と一緒に、1ミリほどの棒状の破片が密集しています。 これは一体、何か?
相談を受けたのが古生物の食性等を研究する東京都市大学の博士でした。
博士が計測機器を使い、細かく調べた結果、愛好家が見つけたものは、他の
生物の骨の破片と見られる事が分かりました。
これは、首長竜が獲物を丸飲みし、消化できなかったものを胃から吐き戻した
ペリットの可能性が高いといいます。 ペリットを吐き出す習性は、現在では、
鳥や、は虫類などに見られます。 首長竜のペリットの発見は、世界初!
首長竜も、鳥のように消化できない骨などを吐き戻していた事が、初めて明ら
かになったのです!
博士 “首長竜がペリットを吐くという生態を明らかにした初めての標本という
のは国内だけでなく世界的に古生物学者から注目を浴びる事になると期待”
今後、ペリットに含まれる骨を調べる事で首長竜の獲物の種類まで明らかに
なるのではと期待されています。
今回は、恐竜です! 実は、今、日本で新発見が相次いでいるのです!
まずは、兵庫県。 世界的な大発見があったのですよ! ここには、かつて、
日本最大級の恐竜、丹波竜が生きていました。
その兵庫で、世界的に珍しい化石が見つかったのです! こちらです。
線で囲った細長い形、分かりますか?恐竜の卵です! 注目は、その大きさ、
古生物学者 “恐竜が産んだ中で、最も小さな卵化石です”
その親だって、ほら、こんなに小さかったのです。 もう1つは、福井県から。
あのティラノサウルスに関する大発見です!
これまで謎だった、ティラノサウルスの子育て術が、見えて来たのです!
それが、こちら。 あ~、赤ちゃんを食べちゃった! 実は、これこそがティラノ
サウルスが赤ちゃんを大切に育てるための秘訣だというのです。
今回は、日本の研究から浮かび上がった、新たな恐竜世界を大特集!
恐竜たちの新世界を大公開します!
第1章 兵庫で大発見! 世界最小の恐竜卵!
ここは、今から1億1千万年前の兵庫県。当時、関西の大部分はアジア大陸の
一部でした。 あっ、巨大な恐竜を発見! 丹波竜です。
全長10数メートル。 日本の陸上動物史上、最大級の生物です。 2006年に
兵庫県で発見されました。 食べ物は、植物。 巨体を維持するため、1日の
ほとんどの時間を、食事に費やしたと考えられています。
そして今回、この丹波竜の足元に、とってもカワイイ恐竜が生きていたことが
新たに分かったのです。 その新たな恐竜を見つけたのは、こちらの男性。
この方、兵庫県を恐竜王国にした立役者。
実は、この男性、先ほど登場した巨大な丹波竜の発見者の1人なのです。
そして2015年。 丹波竜を見つけた現場のすぐ側で、世界的にも貴重な化石を
見つけたといいます。 “今回は、卵が見つかったのです”
その化石が、こちら。 (映像は、NHKのダーウィンが来た!で、どうぞ)
細長い形をした、卵の殻の化石でした。 ニワトリの卵よりも小さく、幅2センチ
長さ4.5センチほど。 この卵の親は、何者なのか?
その正体を探るため、化石は、地元の古生物学者に届けられました。
古生物学者は丹波竜をはじめ、地元で見つかった恐竜を長年、研究して来ま
した。しかしその専門は骨。今回の卵の鑑定は、とても難しかったといいます。
“卵の殻くらいまでは分かる。ただ、殻は分かっても、それが、じゃあ、一体、
どういう動物の殻…恐竜なのか?あるいはカメの卵の殻って結構、見つかる
のです。あるいは、鳥である可能性も出て来る”
古生物学者は、卵の親の正体を明らかにするため、その道のエキスパートを
呼び寄せます。 筑波大学の博士です。
“卵化石にも、実は情報がたくさん含まれていて、繁殖とか、子育てとかが
分かって来ます。骨より卵、好きですね”
博士は、卵の表面の構造や形状を細かく分析。 その結果、親の候補は2つに
絞られました。
“卵殻の表面もツルツルしていて、ちょっと鳥にも似ていると。鳥っぽさもあるし
ちょっと恐竜っぽさも残していて、これだけでは判断がつかないっていう状況
でした” 鳥か? 恐竜か? 専門家でも、その判別は簡単ではありません。
実はこの時代、既に鳥が存在していた事が化石の記録から分かっています。
しかも最新の研究から鳥は恐竜から進化した事も分かっており、両者の卵の
特徴は、とても似ているのです。
皆さんが思い浮かべる鳥の卵は、どんな形ですか? 多くの鳥の卵は、丸みを
帯びた傾向がある事が知られています。 では、恐竜の卵は、どうか?
こんな風に、比較的細長い形をしたものが、多い事が知られています。 しかし
今回、見つかった卵は、細長いものの、やや丸みもある形をしていました。
博士は、世界中の恐竜と鳥の卵の形のデータをかき集め、今回の卵と詳細に
比較を行いました。 その結果、兵庫で見つかった卵は… この位置。
鳥ではない、恐竜の範囲に入る事が分かりました!
発見から5年。 地元の男性たちが見つけた卵は、恐竜が産んだものに違い
ない事が、ついに突き止められたのです。 しかも注目は、その大きさ。博士は
世界的な大発見だと言います。
“今まで海外でたくさん何百何千という恐竜の卵の化石を見て来た。ここまで
小さな卵の化石は、まず見た事がない。世界で最も小さな卵化石です!”
博士と古生物学者たちは、今回の世界最小の卵に特別な名前を付けました。
“新しい種類の卵化石として、名前を付けました。ヒメウーリサス・ムラカミイと”
ヒメウーリサス・ムラカミイ。 丹波竜に加え、世界最小の恐竜卵まで発見した
地元の男性にちなんだ名前を、この卵に付けたのです。
“私の名前を採用してくれた事は、非常に光栄な事ですし、嬉しいです”
では、丹波竜の足元で、世界で最も小さな卵を産んだ恐竜の姿とは?
海外で見つかっている小型の恐竜の化石を参考に、その姿を再現しました。
全長は、1メートル足らず。 鳥のように、全身に羽毛を生やした羽毛恐竜の
仲間でした。 体重は、僅か2キロほど。
発見者の男性の両手に乗るような小さな恐竜で鳥に比較的近い仲間の恐竜
だと考えられています。 雑食で、小動物などを食べていたといいます。
こんなにカワイイ恐竜も、恐竜時代の日本に暮らしていたのです。
発見者 “国内最大級の恐竜化石も見つけたし、世界最小の恐竜卵化石も
見つけたし、やっておって良かったなぁと思うのです”
博士 “彼らが見つけた、この世界最小の恐竜卵の親は、こんな風に、カモメ
ぐらいの大きさの、とってもカワイイ恐竜だったのではないかと思います”
古生物学者 “ここはタンバティタニスみたいな、でかい恐竜からヒメウーリサス
の様な小さい恐竜まで既に見つかっています。こういう恐竜が見つかるのは
世界でも、ここ非常に貴重な産地という事が分かっていますので、まだまだ
未知の恐竜が、この地域に埋まっていると思います。今後、そういうのを、どん
どん発掘して行きたいと思います”
新たな恐竜が、次々と見つかる兵庫県。 この先、どんな大発見が待っている
のか楽しみですね!
第2章は、最強恐竜ティラノサウルス。 その謎に満ちた子育てに迫ります!
果たして、この大きな山は? え?しかも、赤ちゃんを食べちゃうの~?
鹿児島で大発見! 首長竜の新生態
皆さんは、この生きものご存知ですか? 恐竜時代に生きていた海のは虫類
首長竜です。 魚などを食べていたと考えられていますが、詳しい生態は謎に
包まれています。
ところが今年、鹿児島県の獅子島(ししじま)で見つかった化石から、これまで
全く知られていなかった新たな暮らしぶりが、明らかになったのです。
サツマウツノミヤリュウと名付けられた首長竜の化石。 大発見は、長い首の
先にある頭の部分にありました。アゴの所に奇妙なものが見つかったのです。
気付いたのは、この首長竜を発見した、化石愛好家。 首長竜の骨と一緒に
見つかった奇妙なもの。 それが、こちらです。
歯と一緒に、1ミリほどの棒状の破片が密集しています。 これは一体、何か?
相談を受けたのが古生物の食性等を研究する東京都市大学の博士でした。
博士が計測機器を使い、細かく調べた結果、愛好家が見つけたものは、他の
生物の骨の破片と見られる事が分かりました。
これは、首長竜が獲物を丸飲みし、消化できなかったものを胃から吐き戻した
ペリットの可能性が高いといいます。 ペリットを吐き出す習性は、現在では、
鳥や、は虫類などに見られます。 首長竜のペリットの発見は、世界初!
首長竜も、鳥のように消化できない骨などを吐き戻していた事が、初めて明ら
かになったのです!
博士 “首長竜がペリットを吐くという生態を明らかにした初めての標本という
のは国内だけでなく世界的に古生物学者から注目を浴びる事になると期待”
今後、ペリットに含まれる骨を調べる事で首長竜の獲物の種類まで明らかに
なるのではと期待されています。
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