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神話や物語にも登場するほど日本人が、こよなく愛する竹の秘密とは?
2021年09月29日 (水) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「子供のころに嵐、大雨、台風が来たときの気持ちは?」
日本人が、こよなく愛する竹。 神話や物語にも、度々、登場! 工芸品や
日用品、食料にもなる貴重な植物ですよね。 ところが! 今、そんな竹に、
大異変が起きているのです。  “こっちも、あっちも… 見た事が無いね…”

皆さんが、指さす方向を見てみると… 山の中腹に、真っ白な傷痕のような
ものが…。 実はこれ、山の竹林が、ごっそり枯れた跡だといいます。

訪ねると、確かに色あせ、枯れ果てた竹の姿が… しかも、この異変、なぜか
今、全国各地で、一斉に発生しているというのです。 調べてみると、原因は、
なんと、120年に1度の驚異の現象である事が明らかに!

“世界最大規模… 生きてる間に、1回、出会えればいいかなと…”

一体、その現象とは? 更に、竹が宇宙開発に欠かせなくなるかも知れない
という、最新研究も、ご紹介! 今回は、研究者たちが注目する竹の大異変と
素材としての新たな可能性に迫ります!

竹が全国各地で枯れる謎の現象。調べると、明治時代にも起こっていた事が
分かりました。 新聞には、原因不明の病気によって竹林が枯れ、提灯や竹刀
を扱う業者が、大打撃を受けたと書かれています。

竹林が枯れる原因は、何なのか? 取材班は、異変が起こった広島県の
集落に向かいました。 住民の皆さんも困惑のご様子で…。

“どういうワケで枯れるのか、よく分からない…”  何か手がかりはないか?
聞き込みを続けていると…  “花が咲いたら枯れるんね!”

えっ? 花が咲くと竹が枯れる? そこで、竹研究の専門家と一緒に、枯れた
竹林を探しに行ってみると…  “お~、すごい… 咲いてますね、ここ…”

え? 咲いてる? 枯れてるように見えるけど… どこだろう…?

実は、枝の周りの茶色く見えるところが、全部、花なのです!

これは、淡竹(ハチク)という種類の竹の花。 今、九州から東北まで、東西
1000キロにわたって、一斉に開花しているのです。お隣、韓国からも報告が。
こうした大規模な開花が起きるのは、なんと、120年に1度だといいます。

今回、番組では、貴重な開花の瞬間を記録しようと、タイムラプスでの撮影に
挑みました。 それが、こちら! (映像は、NHKのサイエンスZEROでどうぞ)

黄色く、飛び出て来たのが、おしべです。 竹の花には、いわゆる花びらは
ありません。 おしべの根元、白くヒラヒラしているのが、めしべです。

竹の花粉は、風に運ばれて受粉し、実をつけるといわれています。 本当に、
小さくて、可憐ですよね。

ハチクは120年に1度、枝じゅうに花をつけ、一世一代の繁殖を試みたあと、
力尽きて枯れて行くと考えられています。

“明治の終わりに、各地で開花したという記録が残されていて、1世紀に1度の
大きなイベントという事になります”

この開花、科学者たちにとっては、竹の不思議な生態を解き明かすための…
120年に1度のチャンス! 急ピッチで進められる、科学の謎解き最前線は?

Q: 竹は、どうして、このような花の形をとったのでしょうか?

“風で受粉しますので、虫やチョウチョなどに来てもらう必要はない。 おしべを
まず、長く垂らして、離れたところに花粉を飛ばす。 長い方が、少しでも遠くに
花粉が飛んで行くだろうと。 実は、竹というのは、稲の仲間なのです”

こちらは、お馴染み、稲穂なのですが、おしべが出て来て、花びらはない。
確かに、ハチクの開化と、よく似ています。 

Q: 稲は毎年、花を咲かせますよね?

“稲は、1度花が咲くと、収穫されて枯れたような状態になる。 だから、1回、
花が咲くと、実をつけて枯れる。 そういう意味では、竹も一緒なのです。
ただ、1回、咲くまでの期間が長い。 それが、大きな違いだと思いますね”

Q: では、竹は、花を咲かせたあとに、どんなタネをつけるのか?

初めて見る、竹のタネ。 (映像は、NHKのサイエンスZEROでどうぞ)
日本にある竹3種類。 モウソウチク(67年周期)、マダケ(120年周期)
ハチク(120年周期) です。 食べる事もできるそうです。 食べてみると…。

何か、揚げパスタみたいな感じです。 味は、お米っぽい風味が、フワッと、
今、鼻から抜けてきてます。

“インドでは、ミルク粥というのか、ココナツミルクみたいなので炊いて、そこに
カレーをかけて食べてました。 美味しかったですよ”

そんな竹のタネですが… 実るのは、120年に1度。 竹は、どうやって、種の
勢力を維持しているのでしょうか? その秘密が、こちら!

地面の下に張り巡らされた、地下茎です! その節からタケノコを、つまり、
自分のクローンを伸ばすのです。地下茎が伸びる速さは、1年間に2メートル。

そしてタケノコは、僅か数週間で、15メートルの高さにまで成長します!

こうして竹はタネを頻繁につけなくても、地下茎を伸ばす事で勢力を拡大する
戦略を取っているのです。

Q: え? 1年間に地下で2メートル? 信じられない繁殖能力ですよね?

“そうですね。 環境のいいところへクローンを広げる事ができる。 という事は
どういう事かというと、上から見ていると、多分… 数十年単位だと、竹林が
移動している可能性があるのです”

Q: しかも群衆で、地下茎で、タケノコとかも全員連れて、ズルズルズルって、
移動しているように見えるかも知れない?

“そうですね。 ちょっと、長いこと見ないと駄目ですけどね…”

Q: 竹、強すぎですね。 すごいですね。

“ずっとクローンだと、遺伝子の交流がないので、種としての多様性が保てなく
なる。 だから、たまには他の遺伝子と交流して、種をより多様性の高い、強い
種に維持するために、開花は必要だという風に思います”

では、なぜ、こんな不思議な開花をするのか? 仮説があるので、そちらを、
ご紹介します。

まず、一斉に開花する理由について、有力な仮説の1つが…捕食者飽食仮説
です。 竹がタネをつけると、それは、動物たちにとって、ご馳走。

バラバラに開花していては、タネが食べ尽くされてしまうかも知れません。
そこで、一斉に開花する事で、食べ尽くされないようにしているという説です。

お次は、どうして、一斉に枯れてしまうのか? 有力なのは、親子での世代間
競争を避けているのでは?というもの。

親世代が、いつまでも残っていては、新しい芽が出ても光が当たりにくく、
栄養も奪い合う事になってしまいますよね。 そこで一斉に枯れる事で、次の
世代にバトンをつないでいるというものです。

そして最後は、竹が、どうやって120年を計っているのか? 実は竹の遺伝子
には、120年の時を計る、砂時計のような仕組みがあるのではないか?と
いう研究が進められています。

花が咲いている竹と、新しく成長した竹の遺伝子を比べてみたところ、DNAの
ある領域で、違いが見つかりました。

花が咲いている竹のDNAには、ATGCのCの塩基の一部に、メチル化と呼ば
れる修飾が蓄積しており、それが、開花のスイッチを握っている可能性が
浮かび上がって来たのです。

Q: 120年の時を砂時計みたいに計る遺伝子があるかも知れないのですか?

“はい。これはまだ、やっと見えて来たという段階で恐らくですけど年々メチル
による修飾が増えて行く。 遺伝子の中で物質的にですね。 それが最終的に
ある臨界点まで来るとゴーサインが出る。 そういう形ではないかと思います”

竹も、次の世代にバトンをパスするために、子供に譲って、自分は退くという
すごくキレイな形ですよね。  “竹ほど子離れのいい植物は、いない”

まだまだ謎が多いですけど、ちょっとずつ、今年、分かって行くかも知れないと
いう事ですよね。

“でも実は、今回のハチクも120年と言っているが、全てが同じ年に咲くわけ
ではない。 大体、10年後から20年後に、気が付くと日本中のハチクが全部
咲いていた… という咲き方です”

“今回だと、まだ咲いていないハチク林があるので、少なくとも、数年以内に
咲くだろうと予測ができるので、そこへ行って待っている事ができる”

“だから、ずっと咲くまで、何が、その竹林で起こっているかを追跡して、そう
すると、咲く年に、今年、タケノコが出なかったよという事は、咲くのかな…とか
いう事が、言えるようになる”

“単純な事ですが、それすら分かっていないので、私たちとしては、それが
分かるだけで嬉しい”