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人類は、はるか昔から、なぜ、月の不思議に魅せられて来たのか?
2021年09月21日 (火) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「子供のころに嵐、大雨、台風が来たときの気持ちは?」
私たちは、はるか昔から、月の不思議に魅せられて来ました。 今では多くの
人々が、月の姿を映像で捉えようとしています。 かつてないほど詳細な月の
実像が、明らかになって来ました。

月は、なぜ、満ち欠けを繰り返すのでしょうか? 月が、地球の生命に及ぼす
影響とは? 月の裏側は、どうなっているのか? 地球の周囲を、どのように
回っているのか? 月が引き起こす、神秘的で荘厳な現象、皆既日食とは?

月の不思議を巡る、探究の旅に出掛けましょう!

満月から満月まで、1カ月かけて進む月の満ち欠け。 時に、ひときわ大きくて
明るい満月が現われます。 スーパームーンと呼ばれる現象です。

北大西洋のラ・パルマ島。 標高およそ2500メートルの山頂は、スーパー
ムーンを観測する絶好の場所です。 雲よりも高い位置にあるため、高性能の
天体望遠鏡が数多く置かれています。 12月の午後6時半。

天体ショーの幕が上がります。 スーパームーンが、雲の上に姿を現します。
初め、スーパームーンは、色が、ゆがんで見えます。 地球の大気による影響
です。 時間が経つにつれ、本来の輝きを放ち始めます。

山頂の観測地点には、多くの天文学者が集まっています。 月が無かったら、
天体望遠鏡は発明されなかったでしょう。 月は、人間が宇宙への関心を抱く
キッカケとなりました。

スーパームーンは、地球の周囲を回る、月の軌道に関係しています。 月の
軌道は完全な円ではなく、地球との距離が絶えず変化します。 スーパー
ムーンは、地球に最も近い場所で、満月になった時に見られるのです。

月と地球との距離は、最も離れている時で、40万5000キロです。 一方、スー
パームーンが見られる時には、それよりも5万キロ、地球に近付いています。

地球との距離が近いため、普段の満月よりも、大きく輝いて見えるのです。
スーパームーンのためなら、わざわざ出掛ける価値はあります。本当に綺麗。

スーパームーンは滅多に見られませんが、満月は29.5日という一定の周期で
夜空に現れます。 そもそも月は、なぜ、地球の周囲を回りながら、ゆっくりと
満ちたり、欠けたりするのでしょうか?

月の博物館という、展覧会の会場です。 実物の50万分の1の大きさで、月の
精巧なレプリカが展示されています。月の1カ月間の満ち欠けを、分かりやすく
見る事ができます。 地球から月が見えるのは、太陽が月を照らすためです。

月が地球の周囲を回るにつれ、地球からは、太陽に照らされた月の部分が、
減って行くように見えます。 これが、月が欠ける現象です。

月が、地球と太陽の間に完全に入ると、月は、全く見えなくなります。 更に、
移動すると、再び、太陽に照らされた部分が現れ、徐々に大きくなります。
これが、月が満ちる現象です。

やがて、完全に丸い月が、光り輝くようになります。 すなわち、満月です。
満月は、人類の誕生以前から、夜空を飾って来ました。 私たちの祖先は、
月を見上げ、その存在について、さまざまな思いを巡らせて来ました。

月にまつわる物語は、地域や民族をこえて全ての文化に存在します。地球の
どこからでも見える月は、人類にとって非常に求心力のあるシンボルでしょう。

ロンドンのグリニッジ天文台では、300年以上前から、月の観測を行っていま
した。 人々は、科学的な事実だけでなく、月を巡る寓話(ぐうわ)にも、関心を
寄せて来ました。

今、見えているのは三日月で、だんだん満月に近付いて行きます。 人々は、
満月に、いろいろなイメージを重ねました。

例えば、男性の顔。 ここが目で… 鼻と口です。 はるか昔の科学者たちは、
月は地球と似た場所で、人間が住んでいると考えました。

暗く見える部分は海と見なし、それぞれに名前も付けました。 男性の左目の
部分は、晴れの海。 幅が、およそ700キロあります。

文化によって、月面に見えるイメージはさまざまで、中国では、昔、ウサギが
いるとされました。 2つの耳が右側にあり、体は満月の表面に沿って丸まって
います。 月のウサギは、不老不死の薬を作っていると考えられました。

もちろん月には人間もウサギもいません。月はおよそ45億年前、地球と別の大
きな天体が衝突した際、飛び散った破片から生まれたと考えられています。

月を見ると、自分は独りではないと思えるのは、月が、常に、空から見守って
いると感じるからでしょう。

はるか昔から、満月に関する多くの物語が生まれて来ました。 それは夜空に
輝く月が、人々を明るく照らす存在だったからです。 とりわけ、秋の満月は、
非常に喜ばしいものとされました。 秋は、実りの季節です。

大地を照らす満月のおかげで、人々は夜遅くまで、外で作物を収穫する事が
できました。 今でも、この時期の満月を、熱烈に歓迎する地域があります。

香港では、秋の満月を祝う、中秋節の祭りが行われます。 人々は、夜、火の
ついたドラゴンを担いで、練り歩きます。 砂浜へ向かう家族もいます。

ここなら月が、よく見えるわ! ごちそうを用意して、伝統的なやり方で満月を
楽しむのです。 月餅(げっぺい)は、中秋節のお祭りには、欠かせません!

必ず、これを食べます! 月餅の中には、卵の黄身が入っています。 丸くて
オレンジ色で、まるで今夜の月みたいでしょう。

人々は、満月が象徴するものを、今も楽しんでいます。 中秋節は、満月の
お祭りで、満という字には、丸いという意味があります。 

そして、丸いを表すユアンという言葉は、トゥアン・ユアンという言い回しにつな
がり、これは団らんを意味します。 ですから中秋節の祭りは、人々が心から
家族を思い、一家団らんを楽しむためのものと、されているのです。

中秋節では、人々が、月への情熱を分かち合います。 月を眺めると、私は、
幸せな気持ちになります。 他の人たちにも、ぜひ、望遠鏡で見る事を勧め
たいですね! 満月は、古くから、世界各地で暦の基準となって来ました。

古代の中国では、天文学者たちが月の規則的な満ち欠けを利用した、1年の
暦を編み出しました。

中国の月の暦は、紀元前2000年頃には使われていました。 月の満ち欠けに
基づいた暦は、太陽暦よりも、1年が、およそ11日、短くなっています。 中国の
中秋節は、月の暦に基づいています。

砂浜にいた家族も、辛抱強く待った甲斐がありました。 わぁ~、キレイ!
みんな、中秋節おめでとう!

月の満ち欠けから特別な日を定める風習は、さまざまな宗教でも見られます。
キリスト教のイースター。 ヒンドゥー教のディーワーリー。 ユダヤ教の過ぎ
越しの祭り。 イスラム教のラマダン。 いずれも、月の暦に由来しています。

時を知るために、月を用いるのは、人間だけではありません。 自然界にも、
月の満ち欠けを頼りにしている生き物がいます。

オーストラリア北東部のグレートバリアリーフ。 南半球の春、海では、膨大な
数の命が、生まれようとしています。 サンゴ礁を形づくる、1つ1つの小さな
サンゴは、独創的な方法で、繁殖のチャンスをうかがいます。

満月となり、海の温度が最適となる、特別な夜。 サンゴは、卵と精子を一斉に
放出します。 卵と精子は、ほんの数時間しか生きる事ができません。 猛烈な
勢いで、いっぺんに放出するのは、受精の機会を最大にするためです。

放出が、何をキッカケにして起きるのか?詳しくは分かっていません。 しかし
サンゴの遺伝子には、月の光を感知して、新しい命をつくり出す能力が組み
込まれているようです。

昔から、満月は人の心に、どこか危険で残忍なイメージを抱かせて来ました。
伝説によれば、オオカミ人間は、満月の光を浴びて変身します。 もちろん、
それは作り話ですが、一片の真実も含んでいないとは、言い切れません。

なぜなら月の満ち欠けと、昔の人々が抱いた暗闇への恐れは、強く結び付い
ているからです。

月が地球の周囲を回りながら、地球の陰に入り始めると、月は徐々に欠けて
行きます。 欠けて行く月は、単に見えなくなる、だけではありません。

輝く部分が減るという事は、月から地球に届く光も減るという事です。 次第に
夜の闇が深まります。 夜の深い闇は、野生動物の命を左右します。

アフリカ東部、タンザニアに広がる、セレンゲティ国立公園。 襲うものと、襲わ
れるもののドラマが始まります。 暗闇の世界が、高感度カメラによって、より
鮮明に撮影できるようになりました。

映像から、月明かりの少ない夜ほど、捕食動物が獲物を捕らえやすい事が、
明らかになりました。 人間も、例外ではありません。

タンザニアで、ライオンが人を襲った、500の事例を調べたところ、満月よりも、
あとの夜に襲われる危険は、満月の時の3倍に上る事が分かりました。

暗闇への恐怖と、そこから生まれたさまざまな伝説は人々が月のない闇夜に
直面した危険と、深く結び付いているのかも知れません。

月は地球から遠く離れ、大きさも地球の4分の1ほどしかありません。 しかし、
月には、地球の生命のカギを握る力があります。

月の引力は、地球の海を動かしています。 そして月の引力による潮の干満は
多様な命を育んでいるのです。 生命の楽園は、熱帯雨林やサンゴ礁ばかり
ではありません。 例えば、イギリス北部の海岸。

潮の満ち干によって出来る干潟は、多くの生き物にとって最高の生息環境
です。 海面の泥を少し掘れば、理由は、すぐに分かります。

一見、何もいない様に見えるかも知れませんが実際に泥を掘り返すと非常に
多くの生き物が見つかります。 ゴカイの仲間や、色んな種類の貝が生息して
います。 干潟の泥には、僅かな面積でも、膨大な栄養源が含まれています。

こうした干潟は、毎年、冬に飛来する、何十万羽もの渡り鳥を引き付けます。
干潟は、いわば、高速道路の給油所のようなものです。渡り鳥たちは、ここに
立ち寄って、たらふく食べ、長旅に備え十分なエネルギーを補給するのです。

では、もし、月が存在せず、月の引力がなかったら、地球は、どうなっていた
でしょうか?

世界には豊かな干潟も、多様な生命も、存在しなかった事でしょう。 地球は
1日に1回、自転します。 干潟の辺りが月に面している時、月の引力によって
海水面が上昇し、潮が満ちて来ます。

潮は、膨大な数の鳥たちに、豊かな食べ物をもたらします。 干潟が潮で満ち
ると、鳥たちは、一斉に飛び立ちます。 実に壮大な、渡り鳥の群れです。

2万羽ほどの鳥たちが、干潟から飛び立ち、私の前を通り過ぎて、干潟の奥を
目指して行きます。 圧倒的な光景です。

鳥たちは一旦、干潟の奥へ向かい、地球が更に自転して、月が遠ざかるのを
待つのです。 月の引力が弱まり潮が引いたあとの干潟には、栄養たっぷりの
ごちそうが用意されています。

満月から2週間経つと、月は、地球と太陽の間に入り、地球に面している月の
表面は、完全に暗くなります。 月が、ほとんど見えない、新月の時期です。

しかし人には見えなくても、新月の時期は太陽と月、両方の引力が合わさり、
地球に極めて大きな力を及ぼします。 通常よりも巨大な潮が生じるのです。
新月がもたらす力によって、海に、特別な波が起きる地域があります。