2021年08月22日 (日) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「あなたが怒ったとき、何をしたら機嫌が良くなりますか?」
あなたに、驚きに満ちた場所について、お話ししましょう。 私たちの故郷、
地球は、宇宙から見ると脅威的な場所です。
宇宙で最も奇妙な場所かも知れません。 合計1000日以上、宇宙に滞在した
8人の宇宙飛行士。 地球で起こる現象を理解するために、宇宙での体験が
どのように役立つかを語ります。
私は子供の頃から、星を見るのが好きでした。 北極星を見つけやすいように
祖母がコンパスをくれたほどです。 宇宙を見つめ、想像を巡らせました。
向こうにも、生命は存在するのか?と。
毎日のように、地球に似た惑星が見つかっています。 地球以外にも生命が
いる可能性は高いと思います。 地球外生命を想像するのが好きです。
もし宇宙に生命が存在するとしたら、会話は出来るのか? 争いになるのか?
映画のような出会いになるのか? 一体、どんな姿をしているのか?
それを探るには宇宙を見ているだけでは駄目です。地球を、よく見なければ。
地球外生命の手がかりは、私たちが暮らす、この地球に隠されています。
アフリカ系アメリカ人の女性として、初めて宇宙に行った、メイ・ジェミソン。
現在、ある宇宙船計画の代表を務めています。 人類が、まだ見ぬ宇宙へ
向かうための100年がかりのミッションです。
子供の頃からSF小説が、何より大好きでした。小さい頃、SFドラマのスター・
トレックを、夢中で見ていました。 大きな影響を受けたのです。
一気に、科学の世界への関心が高まりました。 ウフーラ中尉を演じたニシェル
・ニコルズ(女性)に、私は、スター・トレックのファンの集いで出会いました。
アメリカで、女性やマイノリティーが宇宙飛行士となる事を、後押しして来た
人物です。 彼女に採用されたわけではありませんが、今では私の親友です。
私は、よく聞かれます。 異星人は、見つかるでしょうか?って。
スター・トレックに出て来たような生命体の事です。
その可能性を探るには、この地球で生命が多様かつ複雑になったプロセスを
理解しなければなりません。
地球に生命が現れたのは、およそ40億年前だと考えられています。 原始の
海に誕生した生命が、植物や人類といった複雑な生物へと進化しました。
それは一見、当然の道筋に見えるかも知れませんが、実は、そう簡単な話し
ではないのです。
全ての生命が、大きく複雑に進化しなければならないという決まりはなく、
単純で小さいままでいる可能性もあったはずですが… そうは、ならなかった。
今、地球には、800万種以上の生物が存在します。 奇跡が起こった結果かも
知れません。 他の惑星でも、あり得るのでしょうか?
宇宙から見た地球には、海が広がり、砂漠があり、緑が生い茂っています。
それらの全てに、何らかの生命が存在します。 そして、そこにいる生き物は
得られる食べ物の影響を受けています。
洞窟の奥は、光のない世界。 入り口が遠ざかるにつれて、闇が深まります。
ここには、洞窟を選んだ生き物たちがいます。 暗闇では、かすかな光でも
役立ちます。 グローワームは、光で狩りをします。
虫たちは、ただ本能的に光に引き寄せられます。 そして、突然、捕まります。
グローワームは、だまし討ちをする生き物です。 グローワームは、捕まえた
虫の体に穴を開けて、中身を吸い尽くします。
生命は、環境に合わせて進化します。 それが、自然界の法則です。
地球以外の場所に生命が存在するとすれば、それは、その環境に最も適応
したものでしょう。 地球以外でも、生命は進化するのでしょうか?
ヒトは、絶えず問いかけています。 自分は何者なのか? 存在する意味とは
何か? そして、あらゆる生き物にとって最大の問いは、何を食べるかです。
食べ物は、命の源です。 生物は、生きるために食べ、今の姿に、たどり着き
ました。 生命の仕組みは複雑です。 例えば、ラクダ。
初めて見る人には、ものすごくヘンテコに見えるでしょう。 まるで、よその
惑星の生き物のようです。
ラクダの体には、エネルギーを取り入れて利用する、優れた能力があります。
かたい植物を噛む、平べったい歯も。 コブに蓄えた脂肪のおかげで、ラクダは
過酷な環境でも、何カ月も食べずに生きる事ができます。
生き抜くために必要な大量のエネルギーを、ため込んでいるのです。
小さなハエでさえ、生きるためには、膨大な数の細胞が複雑な働きをして、
エネルギーの流れを保ち続ける必要があります。 更に、小さな生き物…。
微生物も同じように、生きるためにはエネルギーが必要です。 生物と聞くと、
私たちは植物や動物を思い浮かべがちです。
しかし、地球の生命の大多数は、小さな単細胞の生命体。 バクテリアです。
進化したバクテリアは、何でも食べます。
ここは、世界最大規模の船の墓場です。第2次世界大戦中、日本の船およそ
50隻と、航空機250機以上が、アメリカ軍に沈められました。
魚雷に撃沈されたものもあれば、撃墜されたものもあります。 船の残骸は、
今、海の生き物たちの最高の住みかとなっています。
かつて戦争のために造られた船が今は海の中で別の役目を果たしています。
ラスティクルは、金属と微生物から成る、つらら状のサビです。 微生物は、
金属から取り込んだエネルギーを使い、成長して増殖します。
私たちにとって、鉄は、ただの金属ですが、ある種の微生物にとっては食べ物
です。 ラスティクルには、幸運なバクテリアが無数に存在します。
何しろ、ここでは、鉄が食べ放題ですから!
微生物は、地球で最初の生命体です。 この先、人類が絶滅したとしても…
バクテリアは存在し続ける事でしょう。
私には、食べ物の好き嫌いがあります。 微生物にはかないません。 何でも
食べるからです! 金属・岩・油・プラスチック、そして、人間の肉までも…
好みの幅が広いと、生きるのに有利です。
バクテリアは、山の頂上でも、砂漠でも生きられます。 土の中や、地上、
数千メートルの環境にもいます。 どこにでも存在します。
どんな惑星でも、有毒な環境でも、バクテリアには問題ありません。
エネルギーが僅かしかなくても、微生物は取り込む方法を見つけるでしょう。
宇宙には、単細胞の生命体がいるはずです。 地球上で、他の生物が耐え
られない環境でも、単細胞の微生物なら生き延びられるからです。
惑星が無数にあり、時間も無限だとしたら、そのような条件の下で、生命が
発生した場所が1つしかない、わけがありません。 よその惑星に、微生物は
いるかも知れませんが、人類とは、かけ離れた存在かも知れません。
地球を特別な場所にしたのは、1億5000万キロかなたにある、太陽でした。
私は、多くの異星人に遭遇して来ました。 いや、驚かないで。 もちろん映画
の中での話しです。 もし、どこかに本物の異星人がいるなら、彼らにだって
生きるためのエネルギーが必要なはずです。
初期の地球がエネルギー源としていたのは、噴出するマグマや、激しい落雷
でした。 エネルギーが充満していました。
しかし、やがて地球の表面は冷え始め、気象も変化して行きます。 地球の
エネルギー環境が変わる中で、一部のバクテリアが新しい方法を編み出しました。
地球に届く太陽のエネルギーを、使い始めたのです。 それは地球の生命の
歴史の重大な転換点でした。
国際宇宙ステーションは、大量の太陽電池を使ってエネルギーを集めています。
太陽のエネルギーは、宇宙飛行士の生命維持に欠かせません。 もし、想定
通りに作動しなかったら、大変な事になります。
窓の外に見えるソーラーパネルは、サッカー場ほどの大きさがあります。
それは、8枚に別れた巨大なパネルで、青色や金色や銅の色に光って見えま
した。 その美しさといったら…。
私は船外活動でソーラーパネルの側にいました。 そこから地球を見下ろし、
緑地が見えた瞬間、ハッと気付きました。 地球という惑星も、また、巨大な
ソーラーパネルだと。
植物は、太陽エネルギーを変換して、効率よく蓄えながら、何十億年も生きて
来ました。 その魔法のような方法によって、植物は、僅かしか日がささない
場所でも、生きられるのです。
光合成という植物の活動が、どのような働きかを、考えた事はありますか?
植物は、1億5000万キロかなたから来る、太陽の光を食べるのです。
日光を使って、二酸化炭素からデンプンを作り、エネルギーとして蓄えます。
それが、成長するための糧となります。 植物の緑色は、生命が存在できる
事の証し。 植物のある空間は心地よく、我が家のようです。
あらゆる植物の、あらゆる葉は、小さなバッテリーのようなものです。
世界中の植物が、光合成で生み出すエネルギーは、1年間におよそ100テラ
ワットともいわれます。
それは、世界が1年間に消費するエネルギーの6倍近くに相当します。 地球に
生命が満ちるためには、たくさんのエネルギーが必要です。
太陽はエネルギーの源。 植物は光を糧に成長し、地球全体に広がりました。
しかし初期の植物には、簡単には進めない方向がありました。 上です。
これは、大きなプロジェクトです。 60階の建物に、足場を作っています。
竹は、奇跡の素材。 神からの贈り物です。 竹は軽量な素材なので、扱いが
楽です。 スチールで組んだ足場には、竹のような柔軟性はありません。
中国では、竹は福を呼ぶ縁起のよいものだと、考えられています。 ですから
こうした建設現場の足場にも、竹がよく使われます。
作業員たちにも、慣れ親しんだ素材です。 強風が吹く日も、あります。
台風の季節に、少なくとも1~2回は、あります。 竹の柔軟性が強風によって
足場が崩れるのを防ぎます。 竹の成長は、非常に速い。
グングン高く伸びて行き、10メートルぐらいになります。 竹が高く伸びるのは
リグニンと呼ばれる分子を含むからです。リグニンは竹の内部を支えています。
およそ4億年前に登場し、植物の世界を変えました。 植物の構造を強化して
高く伸びられるようにしたのです。
草木や樹木の内側には、外側とは、まるで異なったダイナミックで入り組んだ
構造があります。 そのパターンは、植物の成長の軌跡です。
リグニンによって、内部が強化された植物は、太陽からエネルギーを得て、
地球上に広がり、あらゆる生命を支える基盤となりました。
世界を動かしているのは、お金ではなくエネルギーです。植物はエネルギーを
蓄え、やがて、植物から動物がエネルギーを得るようになりました。
あなたに、驚きに満ちた場所について、お話ししましょう。 私たちの故郷、
地球は、宇宙から見ると脅威的な場所です。
宇宙で最も奇妙な場所かも知れません。 合計1000日以上、宇宙に滞在した
8人の宇宙飛行士。 地球で起こる現象を理解するために、宇宙での体験が
どのように役立つかを語ります。
私は子供の頃から、星を見るのが好きでした。 北極星を見つけやすいように
祖母がコンパスをくれたほどです。 宇宙を見つめ、想像を巡らせました。
向こうにも、生命は存在するのか?と。
毎日のように、地球に似た惑星が見つかっています。 地球以外にも生命が
いる可能性は高いと思います。 地球外生命を想像するのが好きです。
もし宇宙に生命が存在するとしたら、会話は出来るのか? 争いになるのか?
映画のような出会いになるのか? 一体、どんな姿をしているのか?
それを探るには宇宙を見ているだけでは駄目です。地球を、よく見なければ。
地球外生命の手がかりは、私たちが暮らす、この地球に隠されています。
アフリカ系アメリカ人の女性として、初めて宇宙に行った、メイ・ジェミソン。
現在、ある宇宙船計画の代表を務めています。 人類が、まだ見ぬ宇宙へ
向かうための100年がかりのミッションです。
子供の頃からSF小説が、何より大好きでした。小さい頃、SFドラマのスター・
トレックを、夢中で見ていました。 大きな影響を受けたのです。
一気に、科学の世界への関心が高まりました。 ウフーラ中尉を演じたニシェル
・ニコルズ(女性)に、私は、スター・トレックのファンの集いで出会いました。
アメリカで、女性やマイノリティーが宇宙飛行士となる事を、後押しして来た
人物です。 彼女に採用されたわけではありませんが、今では私の親友です。
私は、よく聞かれます。 異星人は、見つかるでしょうか?って。
スター・トレックに出て来たような生命体の事です。
その可能性を探るには、この地球で生命が多様かつ複雑になったプロセスを
理解しなければなりません。
地球に生命が現れたのは、およそ40億年前だと考えられています。 原始の
海に誕生した生命が、植物や人類といった複雑な生物へと進化しました。
それは一見、当然の道筋に見えるかも知れませんが、実は、そう簡単な話し
ではないのです。
全ての生命が、大きく複雑に進化しなければならないという決まりはなく、
単純で小さいままでいる可能性もあったはずですが… そうは、ならなかった。
今、地球には、800万種以上の生物が存在します。 奇跡が起こった結果かも
知れません。 他の惑星でも、あり得るのでしょうか?
宇宙から見た地球には、海が広がり、砂漠があり、緑が生い茂っています。
それらの全てに、何らかの生命が存在します。 そして、そこにいる生き物は
得られる食べ物の影響を受けています。
洞窟の奥は、光のない世界。 入り口が遠ざかるにつれて、闇が深まります。
ここには、洞窟を選んだ生き物たちがいます。 暗闇では、かすかな光でも
役立ちます。 グローワームは、光で狩りをします。
虫たちは、ただ本能的に光に引き寄せられます。 そして、突然、捕まります。
グローワームは、だまし討ちをする生き物です。 グローワームは、捕まえた
虫の体に穴を開けて、中身を吸い尽くします。
生命は、環境に合わせて進化します。 それが、自然界の法則です。
地球以外の場所に生命が存在するとすれば、それは、その環境に最も適応
したものでしょう。 地球以外でも、生命は進化するのでしょうか?
ヒトは、絶えず問いかけています。 自分は何者なのか? 存在する意味とは
何か? そして、あらゆる生き物にとって最大の問いは、何を食べるかです。
食べ物は、命の源です。 生物は、生きるために食べ、今の姿に、たどり着き
ました。 生命の仕組みは複雑です。 例えば、ラクダ。
初めて見る人には、ものすごくヘンテコに見えるでしょう。 まるで、よその
惑星の生き物のようです。
ラクダの体には、エネルギーを取り入れて利用する、優れた能力があります。
かたい植物を噛む、平べったい歯も。 コブに蓄えた脂肪のおかげで、ラクダは
過酷な環境でも、何カ月も食べずに生きる事ができます。
生き抜くために必要な大量のエネルギーを、ため込んでいるのです。
小さなハエでさえ、生きるためには、膨大な数の細胞が複雑な働きをして、
エネルギーの流れを保ち続ける必要があります。 更に、小さな生き物…。
微生物も同じように、生きるためにはエネルギーが必要です。 生物と聞くと、
私たちは植物や動物を思い浮かべがちです。
しかし、地球の生命の大多数は、小さな単細胞の生命体。 バクテリアです。
進化したバクテリアは、何でも食べます。
ここは、世界最大規模の船の墓場です。第2次世界大戦中、日本の船およそ
50隻と、航空機250機以上が、アメリカ軍に沈められました。
魚雷に撃沈されたものもあれば、撃墜されたものもあります。 船の残骸は、
今、海の生き物たちの最高の住みかとなっています。
かつて戦争のために造られた船が今は海の中で別の役目を果たしています。
ラスティクルは、金属と微生物から成る、つらら状のサビです。 微生物は、
金属から取り込んだエネルギーを使い、成長して増殖します。
私たちにとって、鉄は、ただの金属ですが、ある種の微生物にとっては食べ物
です。 ラスティクルには、幸運なバクテリアが無数に存在します。
何しろ、ここでは、鉄が食べ放題ですから!
微生物は、地球で最初の生命体です。 この先、人類が絶滅したとしても…
バクテリアは存在し続ける事でしょう。
私には、食べ物の好き嫌いがあります。 微生物にはかないません。 何でも
食べるからです! 金属・岩・油・プラスチック、そして、人間の肉までも…
好みの幅が広いと、生きるのに有利です。
バクテリアは、山の頂上でも、砂漠でも生きられます。 土の中や、地上、
数千メートルの環境にもいます。 どこにでも存在します。
どんな惑星でも、有毒な環境でも、バクテリアには問題ありません。
エネルギーが僅かしかなくても、微生物は取り込む方法を見つけるでしょう。
宇宙には、単細胞の生命体がいるはずです。 地球上で、他の生物が耐え
られない環境でも、単細胞の微生物なら生き延びられるからです。
惑星が無数にあり、時間も無限だとしたら、そのような条件の下で、生命が
発生した場所が1つしかない、わけがありません。 よその惑星に、微生物は
いるかも知れませんが、人類とは、かけ離れた存在かも知れません。
地球を特別な場所にしたのは、1億5000万キロかなたにある、太陽でした。
私は、多くの異星人に遭遇して来ました。 いや、驚かないで。 もちろん映画
の中での話しです。 もし、どこかに本物の異星人がいるなら、彼らにだって
生きるためのエネルギーが必要なはずです。
初期の地球がエネルギー源としていたのは、噴出するマグマや、激しい落雷
でした。 エネルギーが充満していました。
しかし、やがて地球の表面は冷え始め、気象も変化して行きます。 地球の
エネルギー環境が変わる中で、一部のバクテリアが新しい方法を編み出しました。
地球に届く太陽のエネルギーを、使い始めたのです。 それは地球の生命の
歴史の重大な転換点でした。
国際宇宙ステーションは、大量の太陽電池を使ってエネルギーを集めています。
太陽のエネルギーは、宇宙飛行士の生命維持に欠かせません。 もし、想定
通りに作動しなかったら、大変な事になります。
窓の外に見えるソーラーパネルは、サッカー場ほどの大きさがあります。
それは、8枚に別れた巨大なパネルで、青色や金色や銅の色に光って見えま
した。 その美しさといったら…。
私は船外活動でソーラーパネルの側にいました。 そこから地球を見下ろし、
緑地が見えた瞬間、ハッと気付きました。 地球という惑星も、また、巨大な
ソーラーパネルだと。
植物は、太陽エネルギーを変換して、効率よく蓄えながら、何十億年も生きて
来ました。 その魔法のような方法によって、植物は、僅かしか日がささない
場所でも、生きられるのです。
光合成という植物の活動が、どのような働きかを、考えた事はありますか?
植物は、1億5000万キロかなたから来る、太陽の光を食べるのです。
日光を使って、二酸化炭素からデンプンを作り、エネルギーとして蓄えます。
それが、成長するための糧となります。 植物の緑色は、生命が存在できる
事の証し。 植物のある空間は心地よく、我が家のようです。
あらゆる植物の、あらゆる葉は、小さなバッテリーのようなものです。
世界中の植物が、光合成で生み出すエネルギーは、1年間におよそ100テラ
ワットともいわれます。
それは、世界が1年間に消費するエネルギーの6倍近くに相当します。 地球に
生命が満ちるためには、たくさんのエネルギーが必要です。
太陽はエネルギーの源。 植物は光を糧に成長し、地球全体に広がりました。
しかし初期の植物には、簡単には進めない方向がありました。 上です。
これは、大きなプロジェクトです。 60階の建物に、足場を作っています。
竹は、奇跡の素材。 神からの贈り物です。 竹は軽量な素材なので、扱いが
楽です。 スチールで組んだ足場には、竹のような柔軟性はありません。
中国では、竹は福を呼ぶ縁起のよいものだと、考えられています。 ですから
こうした建設現場の足場にも、竹がよく使われます。
作業員たちにも、慣れ親しんだ素材です。 強風が吹く日も、あります。
台風の季節に、少なくとも1~2回は、あります。 竹の柔軟性が強風によって
足場が崩れるのを防ぎます。 竹の成長は、非常に速い。
グングン高く伸びて行き、10メートルぐらいになります。 竹が高く伸びるのは
リグニンと呼ばれる分子を含むからです。リグニンは竹の内部を支えています。
およそ4億年前に登場し、植物の世界を変えました。 植物の構造を強化して
高く伸びられるようにしたのです。
草木や樹木の内側には、外側とは、まるで異なったダイナミックで入り組んだ
構造があります。 そのパターンは、植物の成長の軌跡です。
リグニンによって、内部が強化された植物は、太陽からエネルギーを得て、
地球上に広がり、あらゆる生命を支える基盤となりました。
世界を動かしているのは、お金ではなくエネルギーです。植物はエネルギーを
蓄え、やがて、植物から動物がエネルギーを得るようになりました。
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