2021年08月21日 (土) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「あなたが怒ったとき、何をしたら機嫌が良くなりますか?」
およそ40億年の歳月をかけて、地球は変わりました。 大きな変容の末に、
生命の惑星が出来たのです。
宇宙の行くと、生命が、地球の変革を担っていた事に気付きます。
生き物は、生きて死ぬだけでなく、周りの世界を変えます。
宇宙から地球を見ると、生命の存在を感じます。 生命こそが地球を形づくった
のだと。 陸も、空も、川も、岩も、全て、生命がつくりました。
しかし生命には、つくるだけでなく、破壊する力もあります。 生命は不思議な
だけでなく、恐ろしいのです。
植物には、モノを見る力も、歩く力もありません。 しかし、植物の威力は無限
です。 地球を変化させる究極の存在なのです。
永遠のものなど、ありません。 人も、大地も、寺院でさえも。 寺院を建てた
人たちは、強大な力を持っていました。 しかし自然の力は、もっと偉大です。
植物の根は岩に絡まり、時には貫きます。 岩の形を変え、破壊します。
根は、スローモーションの採掘機のように、岩を割って行きます。 しかし破壊
するだけでは、ありません。 植物は、川の流れを形づくります。
植物の地球への影響は絶大です。植物が成長すると根が広がり絡まります。
そして、土を抱き込みます。 生きた接着剤のように。 植物の根は土を硬く
するため、川は、そこを避けて流れるようになります。
植物がキッカケで川は曲がりくねるのです。 川の造形には目をみはります。
誰かが地球に、樹木の絵を描いたかのようです。 曲がりくねった川は、
あらゆる生物にとって、重要な住みかとなりました。 人間にとっても。
宇宙から、ナイル川が見えます。 文明のゆりかごです。 チグリス川、ユーフ
ラテス川、長江も見えます。 人類の歴史と文明の開化に、畏敬の念が湧いて
きます。 川の湾曲部に築かれた大都市もあります。
植物が川を湾曲させ、人類がそこに定住し、石を積み上げ、街を築きました。
生物は、建設用地を提供してくれただけでは、ありません。 建設に使用した
岩の一部も、かつては生きていました。
地質学的な視点から、地形を見ています。 1番、大事なのは岩です。 ここの
岩は、溶岩から出来たものでは、ありません。 生物の骨と殻によって出来て
います。 生物の死骸が層となり、圧縮されて岩になったもの、石灰岩です。
石灰岩は、かたい岩ではありません。 常に、落石の危険があります。 誰も
到達した事のない頂きに立つというのは、とても特別な事です。
石灰岩が、やわらかいのは、生物の死骸で出来ているからです。 登るのは
大変ですが、切り出したり、削ったり、建物に利用したりするのは簡単です。
石灰岩の壁に、生物の痕跡が見られる事も。 ニューヨークのグランド・セント
ラル駅は、石灰岩を使って建てられています。 壁に小さな化石がある事も。
建材だけでは、ありません。 人工物だと思っているものの、ほとんどは、他の
生物の力を借りて出来ています。 道路のタール、服の繊維、歯磨きの研磨剤。
どれも、何百万年も前に死んだ生物から出来ています。
太古の生物がいなければ、人類は、明かり1つ、ともせなかったでしょう。
宇宙ステーションなんて、とんでもないです! 人類の繁栄は、生物のおかげ
です。 しかし、全て順調かというと… 繁栄の裏には、問題が!
生物が、数十億年にわたって地球を形づくって来たところに、人類が加わりま
した。 新参者の人類がもたらした変化は、明らかです。
昼間、地球の上空を飛んでいる時には建物も人間も何も見えません。 まるで
静止しているかのように静かで、絵画を見ている感じです。
ところが夜になると、地球は命を得たようになります。夜の宇宙は魔法の世界
のようです。 明かりから人々が暮らす場所、文明がある場所が分かります。
都市を、別の視点から見る事ができるのです。 夜、光のパターンを見ていると
人間の存在を感じます。
光の線は真っ直ぐ、あるいは円形で、明らかに人工的です。 都市は、輪の
ように、つくられています。夜、宇宙から地球を見ると人間の足跡が見えます。
都市や脇道、幹線道路、家々の光、全てが見えます。 人間の存在が、どれ
ほど強力なのかと思わされます。
私たちは、地球上の至る所に進出し、地表に新たな層を築きました。 しかし、
何もないところから、全てをつくり出したわけでは、ありません。
カッラーラの大理石は、粒子が細かく強度があるため、とても人気があります。
ビルや住宅、オフィスなど、とにかく、ありとあらゆる場所の内装や外装に使わ
れています。 彼は、地球上で最も美しい天然資源の1つを採石しています。
それは、危険な仕事です。 ここでは古代ローマ時代から、丹精込めた技で
大理石が採石されて来ました。
しかし、白く輝く大理石は、思いかげない場所からも見えます。
宇宙から、雪がないばすの時期に、雪原のようなものが見える事があります。
白い大理石が、地表から切り出された跡です。 大理石だけではありません。
宇宙から見ると、人間が天然資源を求めて、地球を変えている例を、たくさん
目にします。 必ずしも、いい事では、ありません。
上空を旋回していると、見えるのです。 石炭や鉱物、金属などを採掘した
土地が広範囲にわたって広がっているのが。その跡が、まるで傷痕のように
地表に残っているのです。 それを見ると、ゾッとします。
地表に残された傷だけでは、ありません。 本当にに恐ろしいのは、目には
見えないダメージです。 私たちが地球に及ぼしている変化の中でも、最も
心配すべきは、大気の変化でしょう。 深刻な問題を、引き起しかねません。
地球の歴史を振り返れば、それが、どれほど恐ろしい事か分かります。
地球は、数十億年にわたって、変化し続けて来ました。 私たちは、地球を
変化させる生物としては新参者です。 しかし、これまでの生物と違うのは、
私たちは、変化をもたらしながらも、何が起きているかに気付いている事!
その影響を認識し、コントロールする事が出来るはずです。 私たちは、日々、
地球を変化させています。 もし、地球を、あまりにも傷付けてしまったら?
そして地球に、いられなくなったら? もし人類が消えたら、どうなるでしょう?
生命は、驚くべき惑星をつくり上げました。 しかし人類が、いつまでも、その
恩恵に、あずかれる保証はありません。
それでも地球は回り続け、生命は生き続けるでしょう。
マッシミーノ(宇宙飛行士)には、それが、よく分かるといいます。
宇宙で、暗闇から光のさす場所へと移動する、特別な瞬間があったのです。
太陽のあたたかさを感じましたね。 地球を見下ろすと、光と影が境目となって
移動していました。その時、思ったのです。明日になれば、日は、また昇ると。
地球は自転しながら、太陽の周りを回っています。 何十億年にもわたって。
それは、私たちがいなくなったあとも、続くでしょう。 地球も生命も、私たちを
必要としているわけではありません。 たとえ人類が絶滅しても、生命は依然
として、地球を変え続けるでしょう。 私たちが残したモノさえも。
“端島(はしま)は、自分の生まれ故郷でもあるし…”
彼が、端島、通称、軍艦島を離れたのは、13歳の時。 50年ぶりに元住民の
彼が、初めて戻って来ました。 “いや、懐かしい! 本当に、ただいま!”
ここは、かつて、世界有数の人口密度を誇りました。 炭鉱の島として栄えまし
たが、閉山とともに人々は出て行きました。
40年以上経った今、生命が島を取り戻そうとしています。 人類が滅亡したら
人類が築き上げたものの多くも、崩れ去るでしょう。
生命によって破壊され、変容させられるからです。 建物は崩れ、塔は倒れ、
明かりは消えるでしょう。 しかし地球は持ちこたえ、存在し続ける事でしょう。
この巨大な青い惑星は、生命によって故郷へと、つくり変えられたのです。
どこを故郷と感じるかは、年と共に変わりました。子供の頃はロングアイランド
にある自分の家と、その近所が、私の故郷でした。 それが私の世界でした。
宇宙に行き、そこから私たちが住んでいる地球、そして、周りに広がる宇宙
全体を見渡しました。 今、私の故郷は地球です。
私が暮らしているのは、その中の1点に過ぎませんが、地球こそ私の、そして
人類の故郷だと思うのです。
私たち人類は生命にあふれる惑星地球に現れ、短期間のうちに変えました。
しかし私たちは、優れた職人ではなく、ちょっと家具を動かして来ただけです。
生命は、数十億年にわたって、地球を形づくって来ました。 不毛な岩の塊を
楽園に変えたのです。 注意深く、守るべき楽園です!
およそ40億年の歳月をかけて、地球は変わりました。 大きな変容の末に、
生命の惑星が出来たのです。
宇宙の行くと、生命が、地球の変革を担っていた事に気付きます。
生き物は、生きて死ぬだけでなく、周りの世界を変えます。
宇宙から地球を見ると、生命の存在を感じます。 生命こそが地球を形づくった
のだと。 陸も、空も、川も、岩も、全て、生命がつくりました。
しかし生命には、つくるだけでなく、破壊する力もあります。 生命は不思議な
だけでなく、恐ろしいのです。
植物には、モノを見る力も、歩く力もありません。 しかし、植物の威力は無限
です。 地球を変化させる究極の存在なのです。
永遠のものなど、ありません。 人も、大地も、寺院でさえも。 寺院を建てた
人たちは、強大な力を持っていました。 しかし自然の力は、もっと偉大です。
植物の根は岩に絡まり、時には貫きます。 岩の形を変え、破壊します。
根は、スローモーションの採掘機のように、岩を割って行きます。 しかし破壊
するだけでは、ありません。 植物は、川の流れを形づくります。
植物の地球への影響は絶大です。植物が成長すると根が広がり絡まります。
そして、土を抱き込みます。 生きた接着剤のように。 植物の根は土を硬く
するため、川は、そこを避けて流れるようになります。
植物がキッカケで川は曲がりくねるのです。 川の造形には目をみはります。
誰かが地球に、樹木の絵を描いたかのようです。 曲がりくねった川は、
あらゆる生物にとって、重要な住みかとなりました。 人間にとっても。
宇宙から、ナイル川が見えます。 文明のゆりかごです。 チグリス川、ユーフ
ラテス川、長江も見えます。 人類の歴史と文明の開化に、畏敬の念が湧いて
きます。 川の湾曲部に築かれた大都市もあります。
植物が川を湾曲させ、人類がそこに定住し、石を積み上げ、街を築きました。
生物は、建設用地を提供してくれただけでは、ありません。 建設に使用した
岩の一部も、かつては生きていました。
地質学的な視点から、地形を見ています。 1番、大事なのは岩です。 ここの
岩は、溶岩から出来たものでは、ありません。 生物の骨と殻によって出来て
います。 生物の死骸が層となり、圧縮されて岩になったもの、石灰岩です。
石灰岩は、かたい岩ではありません。 常に、落石の危険があります。 誰も
到達した事のない頂きに立つというのは、とても特別な事です。
石灰岩が、やわらかいのは、生物の死骸で出来ているからです。 登るのは
大変ですが、切り出したり、削ったり、建物に利用したりするのは簡単です。
石灰岩の壁に、生物の痕跡が見られる事も。 ニューヨークのグランド・セント
ラル駅は、石灰岩を使って建てられています。 壁に小さな化石がある事も。
建材だけでは、ありません。 人工物だと思っているものの、ほとんどは、他の
生物の力を借りて出来ています。 道路のタール、服の繊維、歯磨きの研磨剤。
どれも、何百万年も前に死んだ生物から出来ています。
太古の生物がいなければ、人類は、明かり1つ、ともせなかったでしょう。
宇宙ステーションなんて、とんでもないです! 人類の繁栄は、生物のおかげ
です。 しかし、全て順調かというと… 繁栄の裏には、問題が!
生物が、数十億年にわたって地球を形づくって来たところに、人類が加わりま
した。 新参者の人類がもたらした変化は、明らかです。
昼間、地球の上空を飛んでいる時には建物も人間も何も見えません。 まるで
静止しているかのように静かで、絵画を見ている感じです。
ところが夜になると、地球は命を得たようになります。夜の宇宙は魔法の世界
のようです。 明かりから人々が暮らす場所、文明がある場所が分かります。
都市を、別の視点から見る事ができるのです。 夜、光のパターンを見ていると
人間の存在を感じます。
光の線は真っ直ぐ、あるいは円形で、明らかに人工的です。 都市は、輪の
ように、つくられています。夜、宇宙から地球を見ると人間の足跡が見えます。
都市や脇道、幹線道路、家々の光、全てが見えます。 人間の存在が、どれ
ほど強力なのかと思わされます。
私たちは、地球上の至る所に進出し、地表に新たな層を築きました。 しかし、
何もないところから、全てをつくり出したわけでは、ありません。
カッラーラの大理石は、粒子が細かく強度があるため、とても人気があります。
ビルや住宅、オフィスなど、とにかく、ありとあらゆる場所の内装や外装に使わ
れています。 彼は、地球上で最も美しい天然資源の1つを採石しています。
それは、危険な仕事です。 ここでは古代ローマ時代から、丹精込めた技で
大理石が採石されて来ました。
しかし、白く輝く大理石は、思いかげない場所からも見えます。
宇宙から、雪がないばすの時期に、雪原のようなものが見える事があります。
白い大理石が、地表から切り出された跡です。 大理石だけではありません。
宇宙から見ると、人間が天然資源を求めて、地球を変えている例を、たくさん
目にします。 必ずしも、いい事では、ありません。
上空を旋回していると、見えるのです。 石炭や鉱物、金属などを採掘した
土地が広範囲にわたって広がっているのが。その跡が、まるで傷痕のように
地表に残っているのです。 それを見ると、ゾッとします。
地表に残された傷だけでは、ありません。 本当にに恐ろしいのは、目には
見えないダメージです。 私たちが地球に及ぼしている変化の中でも、最も
心配すべきは、大気の変化でしょう。 深刻な問題を、引き起しかねません。
地球の歴史を振り返れば、それが、どれほど恐ろしい事か分かります。
地球は、数十億年にわたって、変化し続けて来ました。 私たちは、地球を
変化させる生物としては新参者です。 しかし、これまでの生物と違うのは、
私たちは、変化をもたらしながらも、何が起きているかに気付いている事!
その影響を認識し、コントロールする事が出来るはずです。 私たちは、日々、
地球を変化させています。 もし、地球を、あまりにも傷付けてしまったら?
そして地球に、いられなくなったら? もし人類が消えたら、どうなるでしょう?
生命は、驚くべき惑星をつくり上げました。 しかし人類が、いつまでも、その
恩恵に、あずかれる保証はありません。
それでも地球は回り続け、生命は生き続けるでしょう。
マッシミーノ(宇宙飛行士)には、それが、よく分かるといいます。
宇宙で、暗闇から光のさす場所へと移動する、特別な瞬間があったのです。
太陽のあたたかさを感じましたね。 地球を見下ろすと、光と影が境目となって
移動していました。その時、思ったのです。明日になれば、日は、また昇ると。
地球は自転しながら、太陽の周りを回っています。 何十億年にもわたって。
それは、私たちがいなくなったあとも、続くでしょう。 地球も生命も、私たちを
必要としているわけではありません。 たとえ人類が絶滅しても、生命は依然
として、地球を変え続けるでしょう。 私たちが残したモノさえも。
“端島(はしま)は、自分の生まれ故郷でもあるし…”
彼が、端島、通称、軍艦島を離れたのは、13歳の時。 50年ぶりに元住民の
彼が、初めて戻って来ました。 “いや、懐かしい! 本当に、ただいま!”
ここは、かつて、世界有数の人口密度を誇りました。 炭鉱の島として栄えまし
たが、閉山とともに人々は出て行きました。
40年以上経った今、生命が島を取り戻そうとしています。 人類が滅亡したら
人類が築き上げたものの多くも、崩れ去るでしょう。
生命によって破壊され、変容させられるからです。 建物は崩れ、塔は倒れ、
明かりは消えるでしょう。 しかし地球は持ちこたえ、存在し続ける事でしょう。
この巨大な青い惑星は、生命によって故郷へと、つくり変えられたのです。
どこを故郷と感じるかは、年と共に変わりました。子供の頃はロングアイランド
にある自分の家と、その近所が、私の故郷でした。 それが私の世界でした。
宇宙に行き、そこから私たちが住んでいる地球、そして、周りに広がる宇宙
全体を見渡しました。 今、私の故郷は地球です。
私が暮らしているのは、その中の1点に過ぎませんが、地球こそ私の、そして
人類の故郷だと思うのです。
私たち人類は生命にあふれる惑星地球に現れ、短期間のうちに変えました。
しかし私たちは、優れた職人ではなく、ちょっと家具を動かして来ただけです。
生命は、数十億年にわたって、地球を形づくって来ました。 不毛な岩の塊を
楽園に変えたのです。 注意深く、守るべき楽園です!
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