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近い将来に人工知能は人類の宇宙活動の最強パートナーになる?
2021年06月02日 (水) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「どこでもドア、使える回数は往復3回まで!どこに行きたい?」
今、私たちの住む地球での暮らしが、劇的に変わろうとしています。

その中心にあるのは、人工知能・A I 。

恐るべきスピードで進化を遂げ、人間を超える能力に達しつつあります。

特に、目覚ましい成果を上げているのは、宇宙開発の分野です。

2017年12月には、科学者たちが見つけられなかった未知の惑星を人工知能
が発見しました。   “惑星を2つ発見した時は、興奮しました”

壮大な銀河の進化の仕組みを解明したり…。

小惑星の危機から回避したりする研究も、行われています。

“人工知能は、人間の判断が難しい局面を、助ける事になるでしょう”

人工知能は、宇宙開発を、どのように変えようとしているのか?

その最前線に迫ります。

ドイツ南部の街ヴェスリング。 航空宇宙センターロボット・メカトロニクス研究所。

ここでは、宇宙での人間の活動をサポートする、さまざまなロボットの開発を
進めています。 現在、力を入れているのが、人工知能を備えたロボット。

その最新型が、博士が手がける、ジャスティンです。 繊細に動かせる手。

最新の人工知能を備えています。  “ジャスティンの特徴の1つは見る能力です”

“彼の目に、私が、どう映っているのか? あちらの画面で、お見せしますね”

ジャスティンは、カメラで周りの状況を確認しながら、次の行動を自分で決めて
行く事が出来ます。

ジャスティンが目指すのは、火星に降り立ち人間に代わって作業を行う事です。

ただし、火星は遠く、地球からの電波が届くのは、少なくとも数分後。

現場で、非常事態が起こった場合、指示を待つと手遅れになってしまいます。

そのため、自律的に行動できる人工知能が、組み込まれています。

2018年3月。国際宇宙ステーションISSと地上を結んで、実験が行われました。

パートナーは、宇宙飛行士です。

ISSから、地上にいるジャスティンに、指令を与えました。

具合の悪い太陽光パネルを、本来の状態に戻せ。 指令は、これだけ。

具体的な作業手順までは伝えません。

後は、ジャスティンが周りの状況を確認しながら、自ら行動を決めて行きます。

まずは、太陽の方向に合わせて、太陽光パネルの向きを修正。

その間に、表面の汚れに気が付き、掃除まで始めました。

実験は、無事、成功しました!  最新型のロボットを手掛ける博士は、言う。

“動きを、いちいち指示する必要は、ありません”

“ジャスティンは自分で任務を判断し、作業の手順を組み立て、実行します”

“宇宙飛行士は、彼の面倒を見なくて済み、安心して他の仕事ができます”

ジャスティンが自律的に動ける秘密は、体のあちこちに隠されていました。

“ジャスティンは、繊細な動きが求められるので、頭脳で制御するだけでなく、
全ての関節に、動きを決める機能を備えています。 指の先まで、知能がある
ようなものです。それぞれの関節が力を感じて、どう動くか決めているのです”

こうした機能によって、ジャスティンは不測の事態が起こっても、安全を確保
しながら作業が進められます。

将来の火星などの探査では、更に大きな仕事ができると期待されています。

“私たちの最終的な目標は、高い知性を備えたAIロボット同士が、協力して
チームを組み、宇宙飛行士を助ける事です。 惑星を探査する時には、ジャス
ティンが他のロボットたちと緊密に連携しながら惑星に降りて任務を行います”

“その時、宇宙飛行士は探査機の中で指示をする事で、単純な作業や危険な
作業を任す事ができます”

“そうすれば、宇宙飛行士の仕事量を、グッと減らせるはずです”

実践間近のAIロボットもいます。 2018年3月、フランス・ボルドー。

宇宙の無重力に近い状態で、動作実験が行われました。

このロボットが開発されたのは、南ドイツの街、インメンシュタート。

ヨーロッパの大手航空宇宙企業エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社。

直径32センチメートル、重さ5キログラムの球体型AIロボットのサイモン。

液晶モニターが顔の役割を果たし、高度な会話ができる人工知能を内蔵して
います。 サイモンの開発責任者は、言う。

“サイモンとは、Crew Interactive MObile companioN”

“つまり、宇宙船の乗組員とやり取りできる、アシスタントなのです”

“サイモンは、カメラで見て、スピーカーで話します”

“喜んだり、悲しんだり、怒ったり。 顔で、気持ちを表現する事が出来ます”

“コミュニケーションを深めながら、仲間意識を高めるのが狙いです”

そして、2018年6月29日。 サイモンは、宇宙へと向かいました。

ISSでの実証実験を行うためです。 パートナーは、ドイツの宇宙飛行士です。

サイモンは、無重力空間を、自由に動き回る事が出来ます。

実験の時はアシスタントを務め、手順や気を付ける点を、音声と文字で伝えます。

宇宙空間で、複雑な実験を完璧にやり遂げるのは、宇宙飛行士にとって、
精神的にも、肉体的にも大きな負担です。

コミュニケーションが出来るAIロボットで、その負担を、少しでも減らそうとして
いるのです。

今後、開発陣はサイモンを改良し、宇宙飛行士の心の動きまで読み取れる
ようにする計画です。 ドイツ航空宇宙センターの博士は、言う。

“AIロボットが一緒にいてくれれば、宇宙飛行士は楽しく過ごせると思います”

“サイモンは宇宙飛行士たちの潤滑油のような存在になるかもしれませんね”

“狭い空間で作業する場面でも、サイモンがいれば、ポジティブになれます”

“険悪になった宇宙飛行士がいたらサイモンが仲直りさせてくれるはずです”

宇宙で、人間が滞在する時間が長くなる中、人工知能は、ますます大切な
パートナーになって行きます。

宇宙開発の、さまざまな分野で活躍し始めた、人工知能。

日々、恐るべきスピードで進化を遂げ、これからの宇宙開発を大きく変えて
行く可能性が見えて来ました。 人間と宇宙の新しい在り方。

その1ページを、人工知能が開こうとしています。



☆宇宙博物記☆

アメリカ・フランスの研究者による、銀河の共同研究。

カリフォルニア大学サンタクルーズ校名誉教授の隣に座るのは、中心メンバーの1人、
クー名誉教授です。 (サンタクルーズ校の名誉教授が2人参加している)

40年にわたり、銀河を観測し続けて来ました。

クー名誉教授の1番の宝物は、たくさんの穴が開いた金属の板。

これは一体、何ですか? “これは私にとって大変、重要で価値あるものです”

“1892年に、500ドルもかけて作ったのです”

“この小さな穴から銀河を見ると、光のスペクトルが得られます”

“スペクトルには、銀河に関する膨大な情報が含まれていて、どれほど宇宙が
膨張しているのか?その銀河が、どれほど離れているのか?分かるのです”

この板を取り付けた天体望遠鏡で、特定の方向を観測すると…。

周りの星の光が遮られ、銀河だけが残ります。

銀河のある所だけ、穴が開けてあるのです。

銀河からの光を捉えたら、特殊なフィルターを通して、光を分解。

成分を詳しく分析すると、銀河までの距離などが分かります。

それまでは1つの銀河を1つの穴の板で観測していましたが、クー名誉教授は
効率的に銀河を観測できるように、穴の数を増やしたのです。

“これで、1度に多くの銀河を観測できる。 まさに、技術革新でした”

金属の板で、クー名誉教授は、数々の銀河を調査。

他の科学者と連携してリストにまとめ上げ、銀河研究の礎を築いたのです。

その後の技術の進歩で、金属の板は使われなくなり、今や、人工知能が活躍
する時代になりました。

クー名誉教授は、こうした最新の手法も、精力的に研究に取り入れています。

“私達が巨大な望遠鏡で100日以上観測し、12年がかりで分析して分かった
事が、今は僅か数時間で出来てしまいます。 新しい発見が、もっとたくさん
できるので、今まで以上にエキサイティングですよね!”

穴だらけの板から始まった銀河への情熱は、今も衰えていません。