2021年04月06日 (火) | 編集 |
FC2トラックバックテーマ:「ついつい気になってしまう他人の行動は?」
今、国際宇宙ステーションで、劇的な進化を遂げているものがあります。
宇宙飛行士が使う、カメラです。 ハイビジョンの4倍の画素数の4K!
更に高精細な、6Kカメラで撮影しているのです。 夕日の映像です。
高さによって変わる大気の濃さが、層となって見えています。
“肉眼で見るより、素晴らしいですよ!”
“人間の目ではハッキリしない細かい部分まで、キレイに見えるのです”
天体観測の世界でも、カメラの進化で、多くの成果を上げています。
太陽の様子を、立体的に撮影。
詳細な映像で、太陽活動の仕組みを、解き明かそうとしています。
“太陽の中で起こるダイナミックな変化が、捉えられるようになったのです”
“太陽研究の大きな一歩です!”
新しい映像技術は、宇宙の謎を、どのように解き明かそうとしているのか?
今回は、宇宙開発や天文学の世界で進む、映像革命の最前線に迫ります。
映像革命は、画像を加工する分野にも及んでいる。
新たな技術から見えて来た、惑星の真実の姿とは?
2011年8月に打ち上げられた、木星探査機ジュノー。
およそ5年の航海を経て木星に到着。 2016年の夏から観測を行っています。
木星は、水素やヘリウムが集まった、巨大なガス惑星。
いまだに謎の多い天体です。
その実態を解き明かすため、探査機に搭載されたのが、ジュノーカム。
これまでで、最も近くから木星を撮影するカメラです。
ジュノーカムが撮影した画像は、人々に大きな驚きを与えました。
地球が、すっぽり入る巨大な嵐、大赤斑(だいせきはん)。
高速のガスが渦巻く木星の姿を、克明に映し出していました。
探査機は木星を周回しながら撮影するため、今までにない方向から撮影する
事もできます。 そして捉えたのが、木星の南極です。
美しい青緑色をしていました。
ジュノー・プロジェクトの主任研究員で、サウスウエスト研究所員です。
初めて見る木星の南極に、衝撃を受けました。
“この画像を初めて見た時、私には、とても木星には見えませんでした”
“小さい頃から見て来た木星と、全く違います”
“皆さんも10年前に、この画像を見せられたら、誰も木星だと分からないと
思いますよ! なんと異様な物体だと思うでしょう!”
“でも本当は、こうした木星の南極や北極の姿を見たいから、ジュノーカムを
搭載したのですけどね!”
画像を分析すると、青緑色の部分は、ガスで激しく渦巻いている事が分かりま
した。
実はジュノーの画像は、研究者ではなく、一般のボランティアによって、世に
出されています。 NASAは、撮影した生データを公開。
誰でも加工できるように、しているのです。
この画像を作成したのは、マリオットさん。
オーストラリアに住む、天文愛好家です。 多くの画像を作成した人もいます。
ドイツのアイヒシュタットさんと、イギリスのショーンさんが協力したものです。
こちらの画像を手掛けたのは、日本人です。
早速、連絡を取ってみる事にしました。 彼は、フリーのサイエンス・ライター。
25年以上、宇宙に関する書籍や雑誌を手掛けて来ました。
早速、ジュノーが撮った生データを加工する様子を、見せてもらいました。
まずは、インターネットにつないで、ジュノー・プロジェクトのホームページに
入ります。
“ジュノーから送られて来た、処理されていない画像が、ここに一覧になって
いるという事になってますね…”
生データの見た目は、白黒。
ただ、その中に、赤・緑・青の色の情報が記録されています。
次に、画像加工ソフトを使って、生データを合成します。
最初に浮かんで来たのが、この薄い黄色。
“この段階だと、まだ、ちょっと色が、そんなにキレイではないのですが…”
この画像を、更に調整して行くと…。
木星の模様が、色鮮やかに浮かび上がりました。
赤・緑・青の割合は、加工する人の自由。
簡単な画像ソフトでも、できる作業だといいます。
“今までも結構、データを表に出すミッションというのは、結構あったのですが
そういったミッションって、かなりの部分が研究者でないと加工できないような
データが多かったと思うのです”
“ただ、今回に関しては、画像の形で誰でも扱えるような形で、データが出て
来ているので、ものすごく身近なところにデータがあるという印象はあります”
同じ生データでも、出来上がる画像は、さまざま!
どんな色合いに仕上げるかは、加工する人の感性に任されています。
一般の人々の自由な発想から生まれる、木星の画像。
それが、新しい発見につながった事もあります。
2017年7月。 ジュノーが、大赤斑に最も接近して撮影した時の事です。
数日後、ボランティアたちが作った大赤斑の画像が、数百枚も集まりました。
意図的に、強いコントラストを付けて処理した、大赤斑の画像です。
大赤斑の中にある細かい渦まで、ハッキリ確認できます。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像と比べても、違いは明らかです。
今、国際宇宙ステーションで、劇的な進化を遂げているものがあります。
宇宙飛行士が使う、カメラです。 ハイビジョンの4倍の画素数の4K!
更に高精細な、6Kカメラで撮影しているのです。 夕日の映像です。
高さによって変わる大気の濃さが、層となって見えています。
“肉眼で見るより、素晴らしいですよ!”
“人間の目ではハッキリしない細かい部分まで、キレイに見えるのです”
天体観測の世界でも、カメラの進化で、多くの成果を上げています。
太陽の様子を、立体的に撮影。
詳細な映像で、太陽活動の仕組みを、解き明かそうとしています。
“太陽の中で起こるダイナミックな変化が、捉えられるようになったのです”
“太陽研究の大きな一歩です!”
新しい映像技術は、宇宙の謎を、どのように解き明かそうとしているのか?
今回は、宇宙開発や天文学の世界で進む、映像革命の最前線に迫ります。
映像革命は、画像を加工する分野にも及んでいる。
新たな技術から見えて来た、惑星の真実の姿とは?
2011年8月に打ち上げられた、木星探査機ジュノー。
およそ5年の航海を経て木星に到着。 2016年の夏から観測を行っています。
木星は、水素やヘリウムが集まった、巨大なガス惑星。
いまだに謎の多い天体です。
その実態を解き明かすため、探査機に搭載されたのが、ジュノーカム。
これまでで、最も近くから木星を撮影するカメラです。
ジュノーカムが撮影した画像は、人々に大きな驚きを与えました。
地球が、すっぽり入る巨大な嵐、大赤斑(だいせきはん)。
高速のガスが渦巻く木星の姿を、克明に映し出していました。
探査機は木星を周回しながら撮影するため、今までにない方向から撮影する
事もできます。 そして捉えたのが、木星の南極です。
美しい青緑色をしていました。
ジュノー・プロジェクトの主任研究員で、サウスウエスト研究所員です。
初めて見る木星の南極に、衝撃を受けました。
“この画像を初めて見た時、私には、とても木星には見えませんでした”
“小さい頃から見て来た木星と、全く違います”
“皆さんも10年前に、この画像を見せられたら、誰も木星だと分からないと
思いますよ! なんと異様な物体だと思うでしょう!”
“でも本当は、こうした木星の南極や北極の姿を見たいから、ジュノーカムを
搭載したのですけどね!”
画像を分析すると、青緑色の部分は、ガスで激しく渦巻いている事が分かりま
した。
実はジュノーの画像は、研究者ではなく、一般のボランティアによって、世に
出されています。 NASAは、撮影した生データを公開。
誰でも加工できるように、しているのです。
この画像を作成したのは、マリオットさん。
オーストラリアに住む、天文愛好家です。 多くの画像を作成した人もいます。
ドイツのアイヒシュタットさんと、イギリスのショーンさんが協力したものです。
こちらの画像を手掛けたのは、日本人です。
早速、連絡を取ってみる事にしました。 彼は、フリーのサイエンス・ライター。
25年以上、宇宙に関する書籍や雑誌を手掛けて来ました。
早速、ジュノーが撮った生データを加工する様子を、見せてもらいました。
まずは、インターネットにつないで、ジュノー・プロジェクトのホームページに
入ります。
“ジュノーから送られて来た、処理されていない画像が、ここに一覧になって
いるという事になってますね…”
生データの見た目は、白黒。
ただ、その中に、赤・緑・青の色の情報が記録されています。
次に、画像加工ソフトを使って、生データを合成します。
最初に浮かんで来たのが、この薄い黄色。
“この段階だと、まだ、ちょっと色が、そんなにキレイではないのですが…”
この画像を、更に調整して行くと…。
木星の模様が、色鮮やかに浮かび上がりました。
赤・緑・青の割合は、加工する人の自由。
簡単な画像ソフトでも、できる作業だといいます。
“今までも結構、データを表に出すミッションというのは、結構あったのですが
そういったミッションって、かなりの部分が研究者でないと加工できないような
データが多かったと思うのです”
“ただ、今回に関しては、画像の形で誰でも扱えるような形で、データが出て
来ているので、ものすごく身近なところにデータがあるという印象はあります”
同じ生データでも、出来上がる画像は、さまざま!
どんな色合いに仕上げるかは、加工する人の感性に任されています。
一般の人々の自由な発想から生まれる、木星の画像。
それが、新しい発見につながった事もあります。
2017年7月。 ジュノーが、大赤斑に最も接近して撮影した時の事です。
数日後、ボランティアたちが作った大赤斑の画像が、数百枚も集まりました。
意図的に、強いコントラストを付けて処理した、大赤斑の画像です。
大赤斑の中にある細かい渦まで、ハッキリ確認できます。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像と比べても、違いは明らかです。
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