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極夜が続くスバールバル諸島はオーロラを観測するにはうってつけ!
2021年03月27日 (土) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「子どもの頃に信じていたこと」
極地の夜を彩るオーロラ。 この淡い緑色が特徴的ですよね!

でも、緑色とは全く違うオーロラが、あるのをご存知ですか?

それは、現れれば世界的なニュースにもなる、赤いオーロラです。

太陽活動が激しい時にしか現れず、見られるのは10年に1度ほど。 ところが。

“この地球には真っ赤なオーロラに出会える、とてもユニークな場所があります”

“しかも、なんと24時間、出続けるのです! 運さえ良ければね!”

“ここは、赤いオーロラを研究するには、完璧な場所なんだよ”

幻のオーロラが舞う、その場所とは?

“その特別な場所とは… ここなんです!” 指し示されたのは、ある謎の島。

潜入した取材班が、幻のオーロラ撮影に挑んだ結果…。

“うわ~ すごい色だなぁ~”     赤っぽい色のオーロラです!

これが幻のオーロラなのでしょうか?更に30時間を越える連続撮影に挑戦!

驚きのオーロラが、次々に姿を現しました!

神秘のカーテンが、全天を埋め尽くします!

そして! オーロラのへりに現れた緑の斑点。

“初めて捉えられた! いや、これ、すごいですね!”

研究者も驚く、未知のオーロラも登場!

なぜ、ここに、赤いオーロラが現れるのか?

その謎を紐解くと、私たちの命を支える巧妙な地球の営みが、明らかになって
来ました。 今回は、奇跡の島に乱舞する、謎のオーロラを、ご紹介します!

地球は、太陽に対して傾いて回っているため、冬のこの時期、北極圏は、
ずっと日陰になります。

1日中、太陽が昇らない極夜(きょくや)が続くこの島はオーロラを観測するには
うってつけです。 実際に、時間を追って、見てみると…。

この通り、何時になっても、空は暗いままです。

太陽が少しも顔を出さないため、24時間、真っ暗なのです!

撮影の準備のため訪れたのは、山岳ガイドの事務所です。

オーストラリア出身のベテランガイドです。 取り出したのは、なんとライフル。

これを持って行くのでしょうか?

“これは、ホッキョクグマから、身を守るためさ!”

“島の住民は、2000人ほどだけど、クマは、3000頭。 人間よりも多いんだ”

“だから、街を離れる時は、銃の携帯が義務付けられているんだよ!”

機材を、スノーモービルに積み込んで、出発です。

街明かりから離れた場所を求めて、雪山の頂きにある観測所を目指します。

普段は、オーロラ研究者が使用する観測所。

今回、特別な許可を得て、撮影する事になりました。

やって来たのは… チェル・ヘンリクセン観測所です。

“よく、ここまで来たね! ここが観測所のコントロールルームだよ”

“ここで、観測中の機器を、チェックしているんだよ”

ここで長年、観測を続けているオーロラの専門家で、観測所の所長が内部を
案内してくれました。

“カメラなどの観測機器は、透明なドームの中に入れて、天井に取り付けて
いるんだよ”

この施設を利用するのは、12カ国の研究者たち。

それぞれが独自の機器を使って、観測を行っています。

“ここは、赤いオーロラを研究するには、完璧な場所なんだよ”

“でも、赤いオーロラの光は、とても弱く、まだ謎だらけなのです”

確かに、ここなら、赤いオーロラに出会えそうです。

では、一体、いつ、現れるのでしょうか?

すると所長は、独自に開発した、オーロラ出現予報アプリを見せてくれました。

緑色の輪は、地球上空に出ているはずのオーロラです。

時間とともに、この輪が動いて行きます。

いつ、どこでオーロラが見えるのか? 予測できるのです。

しかし一体、この画像のどこに、謎のオーロラを狙うための情報が隠れている
のでしょうか?

“ここは、オーロラが、1日中、見え続ける場所なんだ”

“いつも、オーロラの輪の下にあるからね!”

この時期、ずっと夜が続く、スバールバル諸島。

ここから空を見上げると、見える夜空は、このぐらいの広さです。

オーロラの輪の動きを加えると、ある特別な事が起きていました。

オーロラの輪が、いくら動いても、スバールバルの上空から離れて行きません。

つまり24時間オーロラが見え続けるという、極めて特殊な場所だったのです。

“ここは、24時間、オーロラが見える特別な場所なんだよ!”

“だから、緑色だけでなく、赤いオーロラも現れるんだ!”

とうとう、幻のオーロラに出会えるヒントを見つけました!

1日中オーロラが出るこの場所で、長時間、続けて撮影すれば赤いオーロラに
出会えるはずです。

私たちは、この観測所で、オーロラが現れるのを待つ事にしました。

この日は、太陽活動が活発で、オーロラが出やすいという予報が出た日。

にもかかわらず、なかなか現れません。

天気も悪く、夜空をモニターで確認しながら、待ち続けます。

そして待つ事、8時間。 天気が良くなって来たので、外に出てみました。

気温は、氷点下10度。  すると…  ‘あっ、見えて来た!見えて来た!’

緑の光が現れ始めました!  オーロラです!

カーテンのような形が、ゆらゆらと揺れながら、どんどん形を変えて行きます。

カーテンの下の部分が、強く揺れ始めました。 オーロラが走っています。

強い粒子の降り込みが、起こっているのです。

目の前で、オーロラが、次々と形を変えて行きました。

しかし、この光の揺らめきは、長くは続きませんでした。

2時間も、たたないうちに、天候が悪化し、撮影は終了!

神秘的なオーロラが現れはしたものの、普通の緑色ばかりでした。

次は、特別なカメラを使って、謎の赤いオーロラの撮影に挑みます!