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最新のライダー技術で密林に隠された未知なる遺跡は見つかるのか?
2021年03月09日 (火) | 編集 |
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見渡す限りのジャングル。

頭を突き出しているのは、中米グアテマラにある、マヤ文明の遺跡だ。

前の旅は、南米アンデス文明だった。 砂漠のような過酷な台地。

一転して、こちらは緑の世界。 密林の古代文明だ。

石碑に刻まれた、絵のような不思議な文字。

秘密のベールが、少しずつ剥がされると、どんな歴史が浮かび上がって来る
のか?  密林が育んだ、謎の文明の素顔とは…?

アメリカ大陸に栄えた、2つの古代文明。

中米のマヤ文明と、南米のアンデス文明。

謎多き異形の文明、遺された品々は… 何を物語るのか?

それは生きた証。  生きようという志。

密林に隠されたマヤ文明は今、最新科学を使った調査が進められています。

さまざまな調査で中心となっているのは、日本の研究チームです。

ようやく、その実態が、少しずつ、浮かび上がって来ています。

ナビゲーターにとって、その旅は、古代の人の心に触れる旅。

謎多きマヤ文明は、どんな心を語り始めるのでしょうか?

ヒューストン大学の博士は、言う。

“今回、使うライダーとは、レーザーを使って、飛行機から地面までの距離を
測定する装置です。 それによって、地表の3D地図を作るのです”

“この技術を使う事で、古代の景色を、よみがえらせる事ができるのです”

飛行機が、遺跡上空に向けて、飛び立ちました。 調査期間は、5日間。

上空を何度も往復しては、計測を繰り返します。

果たして、密林に隠された未知なる遺跡は、見つかるのでしょうか?

共同研究者は、言う。     “ええ、これです。 これがピラミッドです!”

結果は、想像以上でした! 共同研究者のパソコンには、さまざまな画像が。

“色々、調査できそうですね!”

映し出されたのは、明らかに、人工物と思えるデータの数々でした。

しかも、その数たるや…。

“新発見の構造物は、全部で、1万5231カ所です”

人工の構造物といわれる所に、マークをつけていくと、それはまさに、画面を
埋め尽くすばかりの多さでした。

いずれも、これまで、存在が知られていないものばかりです。

“私たちの関心は、一刻も早く、この場所を確認する事です”

早速、現地へ向かいました。

ライダー技術が捉えた中に、未知なるピラミッドは、あるのか?

ここが、ジャングルへの入り口。 高い木々が生い茂っています。

この奥に、未発見の遺跡が眠っているはずです!

目指しているのは、このデータの場所。

解析の結果、高さが10メートルあり、共同研究者はピラミッドに間違いないと、
最初の調査ポイントに選びました。 車を降り、ここから徒歩で向かいます。

足に付けているのは、毒ヘビ対策。

“バルバ・アマリージャという名前の危険なヘビが、いっぱいいます”

“木の上から飛びかかって来るヘビもいます”

“どちらも猛毒を持っていて、とても危険です”

地元の人も恐れる猛毒のヘビ。ジャングルに入る時は欠かせない装備です。

“今いるのが、ここです。 そして、ここへ行きます。 距離は500メートルです”

“大丈夫だと思います。 少し起伏はありますけど、問題はないでしょう”

共同研究者に同行しているのは、いつも発掘を手伝っている作業員たち。

この辺りは熟知しています。 ここからは、いよいよ、道なき道を。

茂った木々を、かき分けて進むのは、かなりの労働です。

“まだ到着していません”

深いジャングルの中では、簡単に方向を見失ってしまいます。

3D地図をセットしたGPSが頼りです。  ‘そこにハチがいるから気を付けて!’

太古の森を踏み締め、先を急ぎます。

しばらくすると、何かが浮遊しています。  ここにも。 そして、こちらにも。

周りの木々が、種を遠くへ運ぶため、飛ばすものだそうです。

それが、辺り一面を、うっすらと覆っています。

人が足を踏み入れなくなって、長い時間が経った事を思わせます。

“ほら、見つけました! ここです! 素晴らしい気分です”

“ジャングルに埋もれていたから、到着するまで、全く見えもしなかったのに、
ピラミッドを、こうして発見できました! 本当に驚きです! 感激しました!”

“ピラミッドは、本当に珍しい建造物ですし、ここまで大きいものが見つかる
なんて… すぐに上って確認しましょう! さぁ、上りましょう!”

興奮する共同研究者。 しかし、皆さん、分かりませんよね?

そこで、ライダー技術のデータを基に、CGを作ってみましょう!

ライダーのデータを重ね合わせると、それは、四角すいの構造物です。

樹木を取り払えば、こうしたピラミッドの形が明らかになるはずだというのです。

共同研究者にとっても、未知なるピラミッドを発見したのは、大きな喜びです。

頂上部分に向かい、これが、ピラミッドである事を確かめます。

頂上付近で、早速、周りの地面を掘って、証拠を探します。

ピラミッドなら、人が組んだ石が、見つかるはずです。   ありました!

斜面の至る所から現れたのは、数十センチの石。

一見すると、自然の石のようですが、人の手で並べたものだといいます。

そう、やはり、ここはピラミッド! いきなりの大発見です!

共同研究者たちは、更に証拠を探しました。   “これも器のカケラですね”

ピラミッドならば、政に使った道具が、見つかるはずです。

“これは、また別のものですね”

決め手になるのは、かなり大きな土器で、用途が特殊なもの。

つまり、日常品ではない土器です。 目当てのものが見つかったようです。

“これは、大きなカケラですね。 そんなに多くは見つからないものです”

共同研究者は、大きさに満足している様子。

その形から、共同研究者は、香炉ではないかと推測しました。

香炉は、煙をたくための道具で、儀式で、よく使われます。

“確かな事を言うためには、研究所に持ち帰って分析しなければいけません”

“でも、きっと、香炉だと思いますよ!”

ライダー技術が捉えた最初のターゲットは、見事な成果につながりました!

“ライダー技術がなかったら、この発見はありませんでした”

“この場所に行き着く事さえできなかったし、いくつも発見を見逃たはずです”