FC2 トラックバックテーマ:「小さなものから大きなものまで！なにか才能はありますか？」
これから観光客が目にするのは、地球が適度な温度を保っている仕組みの
一端です。　ただし、スケールは、かなり壮大です！

水の中に混じっているのは、空中から引きずり降ろされた二酸化炭素。

それを、海に押し流します。

上空から見ると、他の星に、見せつけているかのような荘厳さです。

宇宙滞在50日間を体験した、ジェフ・ホフマンは、言う。

“宇宙から川を見下ろすと、膨大な量の物質が移動しているように見えます”

“忘れられない光景です”

“茶色い線が、内陸から海まで、延々と延びているのです”

“川の流れが、大量の沈殿物と、そこに閉じ込められた二酸化炭素を、海に
運びます。　そして、もともと大気中にあった二酸化炭素は海底に埋もれます”

“これによって、地球を冷やす事ができます”

“何億年も前から、このシステムが、大気中の二酸化炭素の量を、調整して
来たのです”

“おかげで地球は、寒い宇宙にあって凍りつく事も、太陽に蒸し焼きにされる
事もないのです”

“私は地球科学を学んだ人間ですが、宇宙に行くと、本能的に、こう感じます”

“地球は、生きているのだと…”

宇宙滞在24日間を体験した、リランド・メルヴィンは、言う。

“火山であれ、海の潮の流れであれ、この惑星の、あらゆるシステムが…”

“今の地球を形づくっています”

宇宙滞在104日間を体験した、ニコール・ストットは、言う。

“1つの生命体のように見えます”

“まるで息をしているようで、雲が動くと、本当に、生きているように見えます”

地球のシステムは、何十億年もの間、この惑星を守って来ました。

しかし今、それが大きく変わろうとしています。

宇宙滞在50日間を体験した、ジェフ・ホフマンは、言う。

“今、人類は、火山の60倍も多くの二酸化炭素を、大気中に排出しています”

“このペースでは、地球の空調システムも対応しきれません”

“地球の温暖化は進んでいます。　どのくらい進むのかは、私たち次第です”

“簡単ではありませんが、オゾン層の穴を小さくできたように、人類は、この
問題を解決できると信じています”

太陽との闘いを、地球だけに任せておくわけには、いきません。

人類は、それを援護すべきです！

40億年近く、地球は太陽のパワーを押しとどめて来ましたが、最終的には
太陽が勝つでしょう！　私たちを待ち受けている、恐ろしい未来。

それを、お見せしましょう！

地球は、長年、私たちを太陽から守ってくれていますが、これが…。

永遠に続くわけでは、ありません！

やがて、地球に訪れる運命を見せてくれる、ハッブル宇宙望遠鏡。

ジェフ・ホフマンは、その修理にあたった1人です。

“ハッブル望遠鏡の焦点が、ズレていたのです”

“おかげで、トークショーではジョークのネタにされ、連邦議会では、技術的な
大失敗だと非難されるあり様…　最悪の事態でした”

“ハッブルを修理し、正常に機能させる事は、当時のNASAにとって、至上命題
となりました”

“天文学者として、宇宙飛行士として、私はこの手でハッブルを修理しました”

“大変な満足感を覚えました”

ジェフ・ホフマンたちのおかげで、ハッブル望遠鏡は名誉を回復しました。

“まるで、聖書の一場面のような写真です。　今、見ても、とても感動します”

“色や形がさまざまなでサイケデリックなアートのようにも見えますが、これが
私たちの生きている宇宙です。　本当に素晴らしい！”

その後、ハッブル宇宙望遠鏡は太陽と同じような星が死ぬ瞬間も捉えました。

“今から、およそ50億年後、地球は、膨張した太陽のガスに飲み込まれます”

“その最後の瞬間、地球上に存在するあらゆる物質、あらゆる生命の痕跡が
全て…　消滅します。　太陽の道連れです”

“地球に戻って、太陽を見上げてみましたが、以前と変わったところは、何も
ありませんでした”

“ただ1つ違ったのは、太陽の正体を見たという自覚が、私にあった事です”

“ほんの一瞬、隠された本性を、垣間見る事ができましたが、その後は、2度と
見る事ができませんでした”

宇宙滞在166日間を体験した、クリス・ハドフィールドは、言う。

“地球は、太陽から生命を守って来ました”

“人類が地球上で、繁栄できた理由の1つです”

宇宙滞在143日間を体験した、ジェリー・リネンジャーは、言う。

“地球に守ってもらわなければ、生物は生きられません”

“地球のシールドは、私たちが安全に暮らせるよう守ってくれる毛布の役割を
果たしているのです”

宇宙滞在50日間を体験した、ジェフ・ホフマンは、言う。

“これは、私たちが、幸運だったからでしょうか？”

“地球が、このような惑星でなければ、そもそも私たちは、ここに存在しません
でした”

今度、太陽の下を歩く時、ちょっと考えてみて下さい。

地球の中心核で、ドロドロに溶けて渦巻く鉄。

海底から湧き出る酸素。　　岩に打ちつける雨…。

これら全てが、私たちの生存を可能にしている事を！

太陽の力を前にしたら、チリにも等しい私たち人類が、ここまで生きてこられた
のは、このような地球システムがあるおかげです！

あなたも、私も、全ての人が、幸運なのです！

これだけのものに恵まれ、今、ここに生きているのですから！