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アマゾンの熱帯雨林が地球全体の呼吸にどのように役立っているか?
2021年02月07日 (日) | 編集 |
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国際宇宙ステーションは、400キロ上空にあります。

宇宙滞在166日間を体験した、クリス・ハドフィールドは、言う。

“宇宙ステーションでの自由時間は、窓から写真を撮りました”

“私は、3回の宇宙滞在で、4万5000枚ほど撮影しました”

“写真に撮りやすい場所があります”

“オーストラリア内陸部。 よく晴れています”

“逆の場所もあります。 いい写真が、ほとんど撮れないのです”

“アマゾン盆地が、そうでした。 だから思ったのです”

“あの下は、どうなっているのか?”

ブラジルのアマゾン。

気候学者は、10年にわたりアマゾンの熱帯雨林が、地球全体の呼吸に、
どのように役立っているか? 解明しようとしています。

“これから観測機器を慎重に運搬し、極めて特別な場所に設置します”

極めて特別という表現は、大げさではありません。

これは、南米で最も高いタワーです。

気候学者は、このタワーに上ろうと2回試みましたが、頂上までは行けません
でした。   “1度目は、嵐で雷が鳴り、引き返しました”

“2度目は、私の脚が、もちませんでした…” (階段を上るしかないから)

“今度こそ、必ず、頂上まで行きます!”     見事に、上り切りました!

しかし、高い所へ上って来るのは、人間だけではありません。

樹木の内部では、水が地面から吸い上げられています。

吸い上げられた水は、やがて、太陽と風の力で、壮大な川となります。

空を流れる川、すなわち、雲です!

“空を流れる川が、どれほど大きいか、タワーから観測できます”

“これが、もし、地上の川であれば、世界最大です”

“アマゾン川よりも大きいでしょう!”

宇宙滞在166日間を体験した、クリス・ハドフィールドは、言う。

“この雲は、南米大陸を横切り、地上を覆うように流れます”

“やがて、高い壁にぶつかります”

“標高6000メートル、全長8000キロのアンデス山脈です”

“雲は凝縮して雨となり、山の斜面を下り、アマゾン盆地に流れ込みます”

“岩が削られ、ミネラル分が運ばれます”

“やがて、そのミネラルは海へ流れ込み、世界中へ行き渡ります”

“栄養分を取り入れるのは、人間の髪の太さの4分の1しかない、小さな生物
珪藻(けいそう)です。 地球の酸素の鍵を握る存在です”

“珪藻は、海へ流れ込んだ二酸化ケイ素で殻を作り、大増殖します”

“1日で、2倍に増えます。 そして、光合成を始めます”

“酸素は、こうして生み出されるのです”

息を吸って!   もう1度!   お分かりですね?

今、吸い込んだ酸素の多くをもたらしているのは、珪藻だったのです!

宇宙滞在166日間を体験した、クリス・ハドフィールドは、言う。

“地球の酸素の鍵を握る存在です”

“珪藻(けいそう)という微生物で、海に流れ込んだ二酸化ケイ素で殻を作り、
大増殖します。 1日で2倍に増えます。 そして、光合成を始めます”

“その結果、酸素が生み出されるのです”

“宇宙から海を見ると、ある部分だけが、全く違う色に見える事があります”

“これは微生物の塊です。珪藻の大群が光の反射で目立って見えるのです”

宇宙滞在50日間を体験した、ジェフ・ホフマンは、言う。

“最も大きいものは、幅が数百キロもありました”

宇宙滞在143日間を体験した、ジェリー・リネンジャーは、言う。

“泳いでいる時は、珪藻なんて気付きません!”

“しかし宇宙からは、命が脈打っているのが分かります”

宇宙滞在104日間を体験した、ニコール・ストットは、言う。

“珪藻の青や緑は、圧巻です。 地球の生命を支えているのだと実感します”

お分かりですね?   珪藻は、重要です!

しかも、生きている間だけではなく、死んだ後も役立っているのです。

宇宙滞在166日間を体験した、クリス・ハドフィールドは、言う。

“私は、宇宙に166日いました”

“地球は静かにたたずんでいましたが、周回する度に、親しげな姿を見せる
ようになりました。 宇宙から見ると、地球はまさに、青い惑星です!”

“至る所に水があり、世界中の海に、何兆もの珪藻がいます”

“しかし全てが、アマゾンの雲の恵みで生きるわけではありません”

“熱帯雨林から、はるかに離れた場所でも、珪藻は生きています”

“さまざまな方法で、栄養分を得ているのです”

ノルウェーのスバールバル諸島。     雪氷学者は、言う。

“先へ進んで! 減速して! ここに留めて! 準備開始!”   ‘了解!’

氷河の動きは、予測困難です。 突然、崩れ落ちるかも知れません。

かすかな変化を捉えるためには、目よりも、耳が有効です。

氷河は、時に、通常の300倍の速度で動きます。

氷河が谷を下る時、大量の岩が砕ける音が響きます。

やがて海に達すると、特有の音を発します。

“シリアルを食べた時のような音がします”

“氷が水中で溶ける時、気泡が氷から飛び出す音です”

これは、警告音です! 氷河が、崩落しようとしています!

‘氷河の音が激しくなって来た!’

“崩落で、何千トンもの氷が海に落ちます”

“氷の中の岩には、珪藻の栄養分が含まれています”

珪藻のディナータイムです!

氷河は一気に崩れ落ち、大量の栄養分を海に投げ込みます。  ブーン!

珪藻は、爆発的に数を増やします。

しかし、始まりと同じように、終わりも突然です。

氷河の動きは止まり、時には、何十年も動かなくなります。

ディナーは終了です!

宇宙滞在166日間を体験した、クリス・ハドフィールドは、言う。

“栄養分が尽きると、珪藻の大増殖は終わり、大半が死にます”

“死骸は、海底に積み重なります。 やがて、厚さ1キロほどの層となります”

“雪の結晶が降るように見えるので、こう呼ばれます。 マリンスノー”

“しかし、雪の結晶と違い、珪藻は溶けません”

“数百万年の間に海底が隆起… 海面が下がった結果、海底は砂漠となりま
した。 アフリカの砂漠も、かつては海底にありました”

“アフリカから南米のアマゾンへ飛んで行く砂嵐に含まれているのは、珪藻の
殻です。 地球全体が、驚くほど、つながっているのです”