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石を愛し石にこだわり特別な力を見い出した巨石文明の原点とは?
2021年01月30日 (土) | 編集 |
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石を愛し、石にこだわり、特別な力を見い出した古代ブリトン人ですが、お次は
イギリス国内に残る、ストーンサークルを訪ねながら、巨石文明の原点に迫り
ます!

イギリスの巨石文明といえば、ダントツの人気は、ストーンヘンジですが…。

でも、皆さん、実はイギリスには他にも、色んな石造りの遺跡がある事を、
ご存知でしたか?

こちらは、イギリス北部・スコットランドにある、ストーンサークル!

何とも、幻想的な、たたずまい!   一方、こちらは、イングランド南西部。

のどかな風景に溶け込んでいますね!

こうしたストーンサークルは、分かっているだけで、なんと、1000カ所以上も
あるのです!   どうして、至る所に、つくられたのでしょうか?

手掛かりを求めて訪ねたのは、ストーンヘンジから北に1000キロメートル。

海に浮かぶ、大小70の島から成る、オークニー。

スコットランドの北部に位置し、およそ2万人が暮らしています。

このオークニーこそ、イギリス巨石文明の原点!

そう唱えているのが地元の考古学者で、その根拠となるのが、あの石の柱!

高さは、およそ6メートル!  いやぁ~、大きいですねぇ~。

“ここには、巨大な石の柱が、いくつも並んでいます”

“ただ、大きいだけでは、ありませんよ!”

“実は、イギリスで最も古い、ストーンサークルなのです!”

これこそが、イギリス最古のストーンサークル、ストーンズ・オブ・ステネス!

太陽に照らされた巨大な石。 かつては12個もズラリと並んでいたといいます。

壮観な光景だったのでしょうね!

“石を触ってみると、とっても温かいのです”

“まるで太陽のエネルギーを、蓄えているみたい!”

“古代の人々は、この巨石に、命が宿っていると、考えたのかも知れません”

巨石に命が宿っているなんて、何だかロマンチック!

石に愛情がないと、思いつかない発想ですよね!

そう、このオークニーには、イギリス最大の石の都があったと伝えられています。

5000年前に作られた都市の跡を、特別に案内してもらいました。

見えて来たのは、何とも不思議な形の遺跡。

スカラ・ブレイと呼ばれる、古代ブリトン人の集落です。

集落を覆っていた土が嵐で吹き飛ばされ、偶然、その存在が知られる事と
なりました。 長い眠りから覚めた、スカラ・ブレイ。

その内部を、探検してみましょう!

“ここは、1番、保存状態が良いエリアです”

“5000年前の家が、そのままの形で残っているのですよ!”

いざ、古代ブリトン人のお宅を訪問!   お邪魔しまぁ~す!

えっ? こんなに狭い所が、入り口ですか?    先生、大丈夫ですか?

狭い通路を抜けると… 見渡す限り、石ばかり!

どうやら、石造りのリビングのようです。 ここに、一家族が暮らしていました。

“部屋の真ん中にあるのは、暖炉です。 明かりにも、なりました”

“一方、こちらの棚は重要なものを飾る為の祭壇だったと考えられています”

石を自由自在に操り、豊かな暮らしを営んでいた、古代ブリトン人。

長い間、獣の肉を中心とする、その食生活は、大きく変わりませんでした。

しかし、およそ6000年前、それまでの生活スタイルを、劇的に変える事になり
ます。

“これは穀物をすり潰すための石臼です。 非常に、よく使い込まれています”

“ここから分かるのは、住民たちが、穀物の栽培を始めていたという事です”

古代ブリトン人にとって、革命的な変化だった、農耕の幕開け。

それまで、狩猟生活では、なかなか見込みが立たなかった、日々の獲物も、
農地を耕して、穀物を栽培するようになれば、きっと安定的に食糧を調達する
事が出来るはず!  そう考えたとしても、不思議ではありません。

農耕社会への移行は、果たして、スムーズに行ったのでしょうか?

古代の農業について研究している女性です。

実は、当時の穀物栽培には、現在では考えられないような苦労があったと、
いいます。

“こちらは、5000年前に古代ブリトン人が育てていたものと、同じ種類の小麦
です。 ご覧の通り、びっしりと毛で覆われていて、殻も、とても硬いです”

“脱穀するのは、大変だった事でしょう。 それに比べて、現在の小麦は、殻も
軟らかく、はるかに脱穀しやすくなっています”

“しかも栄養価も、大昔の小麦とは、比べ物にならないほど高いのです”

現在の小麦に比べて、はるかに扱いにくく、栄養価も低かったという古代の
小麦。 しかも収穫できる量は、天候に大きく左右されました。

“古代の人々は、いわば、天候の奴隷でした”

“しかも、農地や作物にトラブルが起きた時も、保証が全くありません”

“運が悪ければ悪天候や病気で不作になって飢きんが起こり、全員が共倒れ
になる事もあったのです”

“初期の農耕社会は、極めて、ぜい弱だったと思います”

いつも不安にさらされるギリギリの状況。

しかし、今更、農業を捨て去るわけには、いきません。

古代ブリトン人は、より多くの収穫を得るために、知恵を働かせました。

その証拠が、彼らが暮らした石造りの住居の中に、残されているといいます。

地元の考古学者は、言う。   “これは、特別なゴミ捨て場です”

“発掘調査では、動物の骨や貝殻などの生ゴミと一緒に、有機物が豊富に
含まれる土壌が見つかりました”

“つまり彼らは、ここで肥料を作っていたのです”

食べ残しや、生ゴミを集めて肥料を作り、穀物を栽培する。

いわば、リサイクルです! 古代の人々が、どれだけ知恵を絞って農業に取り
組んでいたのか、伝わって来ますね!

更に、安定した農耕社会を維持するために、もう1つ重要な事があったといい
ます。 ヒントは、どれも同じくらいの大きさの家々。

ここから、当時の住民同士の関係性が、分かるといいます。

“全ての家の間取りが、とてもよく似ている事から、彼らの社会は、上下の
格差が少なく、平等なものだったと推測できます”

“発掘調査でも、特別に、大きな豪邸は見つかりませんでした”

“強力なリーダーがいた事を示す、確かな証拠もないのです”

古代ブリトン人の社会は、平等な関係性の中で、知恵と力を出し合うことで、
発展していました。 安定して食料を得られるようになった事で、人口は急増。

ストーンサークルを建設するだけのエネルギーと富が、蓄積されて行きます。

こうして、ストーンヘンジ建設に至る、古代ブリトン人の巨石文明が、花開いて
行くのです!