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イギリスの世界遺産ストーンヘンジは誰が何のためにつくったのか?
2021年01月29日 (金) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「今年一番心に残ったいい出来事は?」
古代人の知恵と工夫が、これでもかと詰まった、ストーンヘンジ!

当時の人々にとって、極めて重要だった事は、間違いなさそうです。

では、そもそもストーンヘンジは、誰が、何のために、つくったものなのか?

近年、ストーンヘンジ誕生の謎を解く大きな手掛かりが、遺跡の周辺から
見つかりました!

その謎を、10年以上にわたり追っている考古学者は、言う。

“なんと、ストーンヘンジの周りに、不思議な穴が56個も見つかったのです”

ストーンヘンジの周りで発見された謎の穴。 今は埋め戻されていますが…。

かつては円形の土手に沿って、56個の穴が掘られていた事が分かりました。

更に、穴の中には、驚くべきものが!

“この穴を掘り返してみたところ、中から人の骨が見つかったのです”

発掘された、大量の人骨。

年代測定の結果、およそ5000年前のものだという事が、分かりました。

一体、誰の骨なのか?     その答えは、古代ブリトン人!

当時、イギリスに暮らしていた人々でした。

ユーラシア大陸と陸続きだった頃、イギリスにやって来たという古代ブリトン人。

狩猟を生業としていた彼らは、獲物が豊富だったストーンヘンジの周辺に
暮らすようになったと、考えられています。


さて、ここでクイズです!  この古代ブリトン人の特技とは、何だったのか?

ヒントは、不思議な格好の人が集まる、このお祭り!

古代ブリトン人の暮らしが、体験できるのだとか…。

その目玉イベントが、こちら!     石を叩いて、斧をつくっています。

古代ブリトン人は、石器づくりのエキスパートだったのです!

さぁ、今日の出来は?   “いや、駄目だ… 難しいしいよ…”

“古代ブリトン人は、本当に、すごいね!”


石にこだわるブリトン人が、最も愛した石。

それが、こちら!   黒く輝くフリントです!

フリントは、非常に硬い石で、斧や槍・ナイフなどに使われました。

狩猟を生業としていた古代ブリトン人にとっては、狩りの成否を左右する、
重要な石だったのです。

フリントを含む地層は、イギリス全域に広がっています。

ここは、かつて、フリントを掘り出した採掘場の跡。 (グライムス・グレイブス)

石は、地下深くに眠っています。

今回、特別に、採掘現場を見せてもらう事ができました。

坑道の調査を行って来た担当者は、言う。

“ここは、およそ4500年前に掘られた坑道です”

坑道の調査を行って来た担当者の案内で、いざ、暗黒の地下世界へ!

一体、何が待っているのか?   万全の準備で、下へと降りて行きます。

360度カメラで見た、坑内。   意外に広く感じますねぇ~!

古代ブリトン人が求めたフリントは、一体、どこにあるのか?

担当者について、奥へと進んで行くと…   “あちらを見てください”

“ここで採れるフリントこそが、古代ブリトン人が求めて、やまないものでした”

“硬いフリントで作った斧やナイフは、狩りの道具であり、命を守る武器にも
なりました”

“だからこそ、苦労をいとう事なく、最高のフリントを手に入れ様としたのです”

坑道は、まだ奥へと続きます。  更に、進んでいると…。

“古代人が使った、鹿の角のツルハシです”

“4500年前から、ここにあったものでしょう”

“私達の祖先は、こうした道具でコツコツと地中の奥深くまで堀り進めました”

“ほら、見てください。 人が握った跡が付いています”

“古代ブリトン人のものかと思うと、本当にワクワクしますね!”

一族総出で採掘に当たったという、古代ブリトン人。

危険を冒して、ようやく手に入れたフリントは、子孫の代まで、末永く使う事の
できる宝物だったと考えられています。 どこまでも延々と続く坑道…。

ここは、地下12メートル。 こんなに深い所まで、手作業で掘り進めたなんて、
当時の人々は途方もない努力をしていたのですね!

こうしたフリントの採掘は、常に、死と隣り合わせだったと、いいます。

悲惨な事故が、どれだけ起こった事でしょう…。

いつしか、石に永遠のパワーを感じるようになったという、古代ブリトン人。

今から5000年前、ストーンヘンジの建設に着手します。

こちらが、最新研究が示す、初期のストーンヘンジ。

中央の巨石群は、まだなく、石が円形に並べられた、シンプルな姿でした。

その建造目的を示す手掛かりは…  周囲の穴から見つかった、大量の骨。

詳しく解析した結果、大人から子供まで、60体あまりが葬られていた事が、
分かって来ました。   そう、ストーンヘンジは、お墓だったのです!

石造りの遺跡を墓所とした、古代ブリトン人。

そこに、どんな思いを秘めていたのか?

同じように、大量の骨が見つかった遺跡があると聞いて、訪ねてみました。

石の回廊に響き渡る、神秘的な歌声。

ウェスト・ケネット・ロング・バロウ と呼ばれる、石室です。

発掘調査では、ここで40体余りの人骨が、見つかりました。

イギリス人の先祖の魂が眠る場所として今も人々が訪れ、祈りの歌を捧げて
います。

観光客は、言う。

“この場所に立つと、何か神秘的なものと、つながっているように感じます”

“私たちの先祖の存在を、近くに感じずには、いられません”

ストーンヘンジの謎を、10年以上にわたり追っている、考古学者です。

注目したのは、この石室の内部で行なわれていたという、古代ブリトン人の
奇妙な風習でした。

“当時は、亡くなったばかりの遺体を、この石室に運び込んでいました”

“時間が経って遺体が腐敗し、白骨化するまでじっと待って、その後で、骨を
持ち出したようなのです”

一体、何のために、骨が必要だったのか?

細かく調べて行くと、更にミステリアスな事実が、浮かび上がって来ました。

“何度、数えても、骨の数が合わないのです”

“どうやら、この石室から持ち去られていたのは、主に、頭蓋骨や大たい骨
などの大きな骨のようでした”

死者の遺体から、特別に、より分けられた頭蓋骨。

骨を用いて、先祖の魂とつながる儀式が、開かれていたと、いいます。

“古代ブリトン人の暮らしの中で、死んだ先祖は重要な役割を果たしていました”

“彼らは、先祖の魂が強力なパワーを持ち、悪霊を退散させてくれると信じて
いました。 骨は、先祖とつながり、儀式を執り行うため、欠かす事のできない
ものだったのです”

死者の骨を使って、厳かな儀式を催したという、古代ブリトン人。

より強力なパワーを求めて、より大きな舞台を必要としたとしても、不思議では
ありません。 近年、大量の骨が見つかった、ストーンヘンジ。

詳しく分析したところ、なんと、数百キロ離れた地域で暮らしていた人の骨も
ある事が、明らかになりました。

初期のストーンヘンジは、イギリス最大級の墓であるとともに、儀式の会場
たった。  考古学者は、そう考えています。

“ストーンヘンジは死者を葬る墓であり、同時に先祖の魂とつながるセレモニーの
会場でした”

“古代ブリトン人にとって極めて重要な場所だった事は、間違いないでしょう”

今から5000年前、魂の聖地として築かれた、ストーンヘンジ。

石を愛した古代ブリトン人は、石と共に、永遠の眠りにつく事を選んだのかも
知れません。