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マリモは環境の変化を敏感に感じ取り自然の異変に警告している?
2021年01月24日 (日) | 編集 |
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緑の、ま~るい、マリモ。  皆さん、何で丸いか、知っていますか?

大自然が広がる、北海道の阿寒湖。

世界で、ここにしかない、マリモの大群生地があります。

水深2メートルの浅瀬に見えて来たのは、なんと、20万個ものマリモ!

うわ~、でかい! 大きいものは、直径30センチにもなります。

えっ? マリモを真っ二つ?

実は、この細い糸状の1本1本が、マリモと呼ばれる藻(も)なのです。 (毬藻)

丸いマリモは、数え切れない藻が集まって出来た、集合体です。

これまで確認された丸いマリモの生息地は、ヨーロッパや日本を中心におよそ
40カ所。 しかし、次々と姿を消しています。

そして今年、とうとう阿寒湖が確認される最後の群生地となってしまいました。

しかも大型のものは、湖の北側、サッカーグラウンド半分ほどの浅瀬にしか
住んでいません。

なぜ、世界で、ここにだけ、丸いマリモの群生地が残っているのでしょうか?

その謎を解くため特別な許可を得て、初めて1年間の長期撮影に臨みました。

分かって来たのは、マリモを育くむ、自然の絶妙なバランスです。

湖を吹き抜ける、特徴的な風。 手つかずの森から注がれる、澄んだ水。

いくつもの自然条件が積み重なって、ま~るいマリモが育っていました。

そして、世界で初めて撮影された不思議なマリモの生態。

あれ? 回転してる!   まるで、1つの生き物みたいだ!

更にマリモは、意外な方法で、命をつないでいました。

冬、氷に閉じ込められたマリモ。

なんと、雪解けとともに、生まれ変わっていました。

マリモの研究者は、言う。

“えー! こんな事が起きるのですか? という事がありますから…”

“実は、ここにいるべき理由が、ちゃんとある”

世界で、阿寒湖だけに群生する、ま~るいマリモ。

その神秘の姿を、じっくり、ご覧いただきましょう。

神秘の球体、マリモ。 つい最近まで、阿寒湖をしのぐ大群生地がありました。

アイスランド北部のミーバトン湖。 阿寒湖の3倍の広大な湖です。

12年前(2002年前)の映像です。

2000万個ものマリモが、ひしめき合っていました。

ここは、世界一の群生地でした。

ミーバトン湖のマリモが減り続けていると聞き、先月、日本のマリモ博士が
駆けつけました。 訪ねたのは、ミーバトン研究所の教授です。

長年、2人は一緒に、マリモの調査をして来ました。

教授は、今年に入ってマリモが、まだ2つしか見つかっていないと、言います。

‘もうマリモは、ほとんど、いなくなっています。 急激に減ってしまったのです’

一体、ミーバトン湖で、何が起きているのか?

日本のマリモ博士が、潜水調査に臨みました。

世界一の群生地は、変わり果てていました。

湖底を埋め尽くしていたマリモが、どこにも見当たりません。

マリモ博士が、湖の底を探ると… 出て来たのは、マリモでした。

しかし、すぐに崩れてしまいます。 マリモは泥に埋もれ、腐っていたのです。

ミーバトン研究所の教授は、言う。

‘壊れてしまっているね… マリモは、見つからないんだね…’

日本のマリモ博士は、言う。

“ほとんど崩れて、死にかけていました…”

マリモが急激に減り始めたのは、数年前からだといいます。  原因は何か?

持ち帰った泥を調べました。 中から出て来たのは、ユスリカの幼虫です。

ユスリカの幼虫には、口から糸を出し、泥を固める習性があります。

しかし最近、ユスリカが極端に少なくなる年があり、湖底の泥が軟らかくなって
いました。 波で動きやすくなった泥が、マリモを覆いました。

光合成ができなくなったマリモ。 群生地は、一気に消滅に向かったのです。

日本のマリモ博士は、言う。   “いとも簡単に、一斉にですね…”

“徐々にとかという言葉では言い表せないくらい短時間で、一気に崩壊を見る
というのは、非常にショッキングな事です…”

ミーバトン湖の環境のバランスが崩れた大本の原因は、町の工場の排水
でした。 水質が悪化し、水草が激減。

それをエサとするユスリカまで、減ったといわれています。

こうした僅かな環境の変化が世界各地の湖で起こり、マリモの群生地が姿を
消して行ったのです。

ミーバトン研究所の教授は、言う。

‘ここはアイスランドで、最も自然豊かな湖でした’

‘しかし、マリモがいなくなり、魚や渡り鳥も減っています’

‘マリモは、環境の変化を、敏感に感じ取る生き物です’

‘自然に異変が起きている事を、私たちに警告しているのです’

世界で唯一、マリモの群生地となった、阿寒湖。

ここでも、絶滅の危機は、ありました。

戦前・戦後の開発によってマリモが激減し、湖の南側にあった群生地が
失われたのです。

地元では、30年前から水の浄化に取り組み、チュウルイ湾のある北側の
群生地は残りました。 今も群生地が保たれているのには、秘密があります。

チュウルイ湾から、北へ5キロ。

普段は人が立ち入る事ができない、幻の湖、パンケトー。

ここに、秘密を解く手掛かりがありました。 どこまでも透き通った、青い水。

国内有数の透明度です。 湖の至る所で、こんこんと水が湧き出ていました。

阿寒の原生林が蓄えた、伏流水です。

この水は、川となってマリモが生息する阿寒湖の北側へと流れ込んでいました。

澄んだ水が、チュウルイ湾を絶えず浄化し、マリモが育つ環境が維持されて
いました。

阿寒の手付かずの大自然が、環境の変化の影響を受けやすいマリモを、守り
続けていたのです。