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恒星間移動を実現するには、さまざまな課題と問題がある?
2020年11月18日 (水) | 編集 |
FC2トラックバックテーマ 「金縛りにあったことある?」
NASAが開発を進める新たな推進システム ダイレクト・フュージョン・ドライブ
の主任研究員は、言う。

“排気速度は、秒速100キロしかありません”

“十分な推進力がないと、たどり着けないという事です”

“10トンの荷物を載せた宇宙船を、5光年先に到達させたい”

“それを実現するエンジンが必要なのです”

ダイレクト・フュージョン・ドライブは、水素の同位体・重水素を水中で核融合
させ、ロケットの推進力と電力を同時に生成する装置です。

1トンの宇宙船を、4年間で、冥王星まで到達させる可能性があるといいます。

“5年後には、次世代機”

“打ち上げ可能な試作機を造るのには、更に、5年はかかります”

“今後15年ぐらいで実用化できると考えています”

更に恒星間の移動には推進システムだけでは解決できない課題もあります。

NASA惑星飛行システム部門のチーフエンジニアは、半世紀にわたり、惑星
探査に携わって来ました。

“生命探査のために、別の系外惑星を目指す宇宙船にとって最も重要な事は
基本的に、自律的でなくてはならないという事です”

“つまり、最高レベルの人工知能を、備える必要があるのです”

“人工知能は軌道の計算だけでなく、目的地に到達するための操縦”

“観測するべき星のリストアップなど、さまざまな計算を行う必要があります”

“私たち人類は、あらゆる可能性を想像し、その全てを人工知能に構築しな
ければならないのです”

“更に、システムが故障した場合など、トラブルに自ら対処する術も備えておく
必要があります”

“人工知能の開発は、私たちにとって、大きな挑戦となるに違いありません”

地球を出発して、12年と2カ月。 突然、宇宙船ミネルバ号を危機が襲います。

(ロボット) 前方に小惑星群を確認。 航路を変更してください。

(アルテミス) 了解。 衝突の危険あり。 防護シールドを作動。

(アルテミス) 軌道修正エンジン、噴射。     (ロボット) 軌道を修正します。

(ロボット) 防護シールドに、小惑星の衝突を確認。

突如、宇宙船を襲った、無数の小惑星。

人工知能アルテミスは、この危機を、どう切り抜けるのでしょうか?

(ロボット) 小惑星帯を抜けました。 損傷箇所をチェックします。

(ロボット) エンジン及びアンテナの損傷は、最小限です。

(ロボット) AIシステムを再起動します。    (アルテミス) 再起動成功。

(アルテミス) 推進ドライブを再点火。 自己修復システムを起動する。

(アルテミス) 損傷した燃料電池を切り離す。     (ロボット) 了解しました。

(アルテミス) 損傷箇所の修復を完了。 ミッションを継続する。

(ロボット) ルートの分析を開始します。

(ロボット) もとのコースへ戻るのに、3日と4時間5分。

(アルテミス) 致命的な損害は回避する事ができた。

(アルテミス) 再び、惑星ミネルバBを目指す。 地球出発から23年4カ月。

(ロボット) ミネルバ恒星系に入りました。

(アルテミス) 了解。 メインエンジン停止。

(ロボット) 推進ユニットを切り離します。  (アルテミス) 逆噴射エンジン点火。

(ロボット) 推進ユニット、切り離し成功。 メインエンジン点火しました。

(アルテミス) ここからは減速しながら、ミネルバ恒星系内を航行する。

(アルテミス) 間もなく、惑星ミネルバCに接近する。

(アルテミス) ミネルバCは、木星に似た巨大ガス惑星。

(アルテミス) その重力を利用して減速し、航路を変更する。

(ロボット) 通信アンテナを展開します。

(アルテミス) 地球に経過報告を送信する。

(アルテミス) 私たちは無事、ミネルバ恒星系に到着した。

(アルテミス) 地球出発から、48年と4カ月。

(アルテミス) ようやく、恒星ミネルバが間近に見えて来た。

(アルテミス) 恒星でスイングバイし、最終目的地、惑星ミネルバBへ向かう。

(アルテミス) スイングバイ成功。 これより、惑星探査モードに入る。

(ロボット) 了解。 探査機を分離します。 切り離しに成功しました。

(ロボット) 間もなく、惑星ミネルバBに到達します。

(アルテミス) とても美しい。 地球の姿に、本当によく似ている。

(アルテミス) これより、ミネルバBの調査を開始する。

(ロボット) 了解。 上空に観測衛星を展開します。

(アルテミス) 地形を詳しく分析し、惑星表面の3次元データを作成する。

(アルテミス) 着陸地点を決めるため、大気・重力・気候の観測を実施する。

(アルテミス) 地球を出発して、48年5カ月。 ミネルバBへの着陸を試みる。

(アルテミス) 山岳地帯から離れたポイントAを、着陸目標とする。

(ロボット) 着陸機、投下。     (アルテミス) 最初の着陸には失敗した。

(アルテミス) 失敗の原因について検証し、修正を行った。 再び挑戦する。

(ロボット) 着陸機2号を投下。 地上まで11キロ、パラシュート展開します。

(ロボット) 地上まで1.6キロ、着地用ジェット噴射。 着陸に成功しました。

(アルテミス) 了解。 探査ロボの準備を開始せよ。

この後、いよいよ地球外生命の探査が始まります。

一体、どんな生物たちと遭遇するのでしょうか?

(アルテミス) 地球を出発して、48年6カ月。

(アルテミス) ミネルバBでの生命探査を開始する。 探査ドローン発進せよ。

地球外生命探査の鍵を握るのは、高性能のドローンやロボットたちです。

こちらは、NASAが研究中の小型ロボットです。

将来の探査に向けて、開発が進められています。