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地球外生命探査ミッションの開始は、いつになるのか?
2020年11月16日 (月) | 編集 |
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(アルテミス) 地球から4.7光年、惑星ミネルバB(架空の惑星)に到着した。

(アルテミス) 私たちのミッションは、地球外生命の探索だ。

(ロボット) 発光生物の大群を発見しました。

(アルテミス) 美しい。 地球の昆虫ホタルによく似ている。

(ロボット) 捕食生物も確認しました。

この作品はおよそ140年後の地球外生命探査について科学者たちの監修の
もとで予測した物語です。 生命探査の旅に出るのは、宇宙船ミネルバ号。

その船長は、AI・人工知能です。

(アルテミス) 私はアルテミス。 このミッションを実行する人工知能だ。

未知の惑星で遭遇する、奇妙な生物たち。

最新科学から予想される探査の様子を、高精細CGでシミュレーションして行き
ます。

惑星科学者は、言う。

“他の惑星にも、地球と同じような植物や動物がいるに違いありません”

“宇宙は、生命に満ち溢れているのです”

天文学者は、言う。

“優れた知性を持つ生命体が、いるかも知れませんし、人類が解決できない
問題の答えを、示してくれるかも知れません”

地球外生命を探す未来の大冒険!

一体、どんな発見が待ち受けているのでしょうか?

西暦2157年10月4日。 地球の周回軌道で、巨大な宇宙船が完成の時を
迎えようとしていました。

(アルテミス) 地球外生命探査ミッションの開始まで、あと49日。

(アルテミス) 私は、宇宙船ミネルバ号を操る人工知能アルテミス。

(アルテミス) 宇宙船の建造は、最終段階に入った。

(アルテミス) 間もなく私は、全人類の注目を集めるだろう。

(アルテミス) 地球外生命探査は、人類の夢と希望の象徴なのだ。

(アルテミス) 私には、人類の科学・芸術・哲学など、全ての知識が保管されて
いる。

(アルテミス) この膨大な知識を生かし、宇宙船をはるか4.7光年先にある系外
惑星ミネルバBへと導くのだ。

科学技術の進歩とともに、私たち人類は生命を探し求め、宇宙へ進出する
ようになりました。

2009年、NASAは、宇宙望遠鏡ケプラーを打ち上げました。

地球に似た惑星を探すためです。

ケプラーは、高性能の光センサーを搭載していました。

惑星が恒星の前を通過する時に生じる僅かな光の変化を捉え、惑星を見つけ
る事が出来るのです。

NASAエイムズ研究センターの博士は、言う。

“惑星が恒星の前を通過する時の光の変化は、非常に小さく、観測がとても
困難です。 地球サイズの惑星だと、1万分の1ほどの変化しかありません”

“例えるなら、夜の超高層ビルの1つの窓のブラインドを、1センチだけ下げる
ほどの僅かな変化です”

“それほど微妙な光の変化を、検知しなければなりません”

ケプラーが探査したのは、天の川銀河の、ごく一部でしたが、その発見は驚く
べきものでした。

“最初に届いた画像は壮大で、まるでグラスを満たすシャンパンのようでした”

“何百万もの恒星が、画面に広がっていました”

“その中には、巨大な惑星を持つ星もあったのです”

“研究で明らかになったのは、夜空に見える恒星のほとんどには、惑星がある
のではないかという事です”

“次に、大きな惑星よりも小さな惑星の方が、誕生しやすいという事も分かりま
した。 そして3つ目は、地球のような惑星を持つ恒星の割合についてです”

“その数を割り出してみると、およそ25%だと分かったのです”

ケプラーの宇宙望遠鏡の観測によって、生命が存在する可能性を持つ惑星が
数多くある事が分かりました。 それまでの常識が大きく覆ったのです。

(アルテミス) 2157年11月22日。 いよいよ旅立ちの時が来た。

(アルテミス) 指令室、こちらアルテミス。

(無線) こちら指令室。 これよりカウントダウンに入る。 発進30秒前。

(ロボット) スタンバイOK。 姿勢制御システムを作動します。

(無線) アルテミス、幸運を祈る。

(無線) 全システム準備完了。 10秒前。  9 ・ 8 ・ 7 ・ 6 ・ 5…。

(無線) 推進ドライブ着火。  2 ・ 1 ・ 0 発射!

(アルテミス) 人類初の恒星間を移動するミッションを成功させ、惑星ミネルバB
へ向かう。  地球よ、さらば。

地球外の生命探査では、まず何よりも最初に見つけなければならない物質が
あるといいます。

フランス国立科学研究センターの博士は、言う。

“生命には水が必要です。私達は宇宙のどこにでも水があると思っています”

“しかし、これまで主に見つかっているのは氷です。 それでは、いけません”

“生命には、液体である水が必要です”

“それには、最適な温度と圧力が必要になります”

地球に水が存在しているのはハビタブル・ゾーンと呼ばれる太陽から理想的な
エリアにあるからです。

生命の存在は、暑すぎず、寒すぎずという、地球の軌道のおかげなのです。

つまり生命の発見には、地球と同じようなハビタブル・ゾーンにある惑星を探す
事が、最も効率的な方法だと考えられているのです。