2020年11月14日 (土) | 編集 |
第2121回「去年の今頃は何をしていましたか?」
この日、目標としたのは、2万2000光年の距離にある、M62球状星団。
パルサーという、特殊な星を持つ事で知られています。
パルサーは周期的な電波を発生する事から、宇宙の灯台と呼ばれています。
その電波を使って、信号を送って来るかもと考えたのです。
この日は、およそ6時間の観測を行いました。
電波の解析が終わるのは、およそ1カ月後。
こうした観測を、ほぼ毎日、行っています。
今、地球外文明探査には、かつてない追い風が吹いています。
2017年2月には、NASAが緊急の記者会見を実施。
“今回、地球サイズの系外惑星を、7つも発見しました!”
地球から、39光年先にある星トラピスト1が、7つもの惑星を持っている事を
見つけたと発表したのです。
ここ数年、宇宙望遠鏡の活躍により、太陽系の外側に、次々と惑星が発見
されています。 その数は、現在3000以上!
生命を育む惑星は地球だけではないという考えが、常識になりつつあります。
プロジェクトを取りまとめる博士は、言う。
“20~30年前まで、惑星がある私たちの太陽系は非常に珍しい存在だと考え
られていました”
“しかし今、それが、ありふれたものだと、分かって来たのです”
“もちろん、プレッシャーはあります”
“プロジェクトが科学界だけでなく世界中から注目されている事も知っています”
“しかし、あまり深刻に考えず、むしろ楽しむようにしています”
“全力を尽くすだけですよ!” 観測開始から10カ月。
プロジェクトを取りまとめる博士のもとに、嬉しいニュースが届きました。
新たな協力者が現れたのです。 それは、中国です。
中国が誇る、最新電波望遠鏡 FAST 。
その観測データが、ブレイクスルー・リッスンに提供される事になったのです。
望遠鏡の直径は、世界最大の500メートル!
サッカーグラウンド30個分に相当します!
FASTのチーフ・エンジニアは、言う。
“みんな、巨大な構造に注目しますが、この望遠鏡は精度も優れています”
“これだけの大きさで、一定の精度を保つのは、非常に大変な事です”
望遠鏡の隣には、宇宙をイメージした、こんなテーマパークも。
まさに、中国にとって、天文研究の一大拠点です。
近年、独自に宇宙ステーションを打ち上げるなど、急速に存在感を増す中国。
しかし、他国との協力は、ほとんど行って来ませんでした。
プロジェクトを取りまとめる博士は、望遠鏡建設の技術支援を通して、信頼を
勝ち取り、協力を取り付けたのです。
“中国のFASTがブレイクスルー・リッスンに参加してくれて、とても嬉しいです”
“今、南アフリカやオーストラリア等でも電波望遠鏡の建設が進んでいますが
そちらにも協力を呼びかけています”
“世界規模で取り組んで行きたいですね!”
こうして、勢いを増して行く、地球外文明探査。
そんな中、ある望遠鏡が謎の電波を捉えたというニュースが、世界を駆け巡り
ます! 舞台はロシア! ついに、宇宙人のメッセージが届いたのか?
☆長野県は宇宙県・冬☆
突然ですが、皆さん、長野県の魅力といえば?
美味しい、おそば? それとも、由緒あるお寺?
いやいや、今、熱い注目を浴びているのが、星空なのです!
これは、星々が降り注ぐ、名峰、八ヶ岳! いや~、キレイですね!
標高が高く、空気が澄んだ長野は、星空観賞に、うってつけ!
国立天文台や、JAXAなどの観測施設も、数多くあります。
そこで、2016年に始まったのが、長野県は宇宙県プロジェクト!
天文学者や学校関係者などが力を合わせ、宇宙を、教育や観光に生かして
行こうという取り組みです。 その活動の1つに、お邪魔しました。
こちらは、高校の自然科学部のみなさんです。
Q: 今、何をしているのですか? “空の暗さというものを測っています…”
真っ暗な雪原の中、地元の高校生たちが行なっていたのは、夜空の暗さの
測定です。
長野の夜の暗さを数値化し、星が見えやすい事を、全国にアピールするのが
狙いです。
“天の川とかを見てもらって、感動してもらえたらいいなと思っています”
“そのためにキレイに見えるスポットも、まとめられたらいいなと思っています”
それでは、氷と星空が織り成す、こちらの幻想的な世界を、ご堪能下さい。
(NHKのコズミックフロントを、ぜひ、4Kテレビで観て下さい!)
宇宙県・長野。 これからも、四季折々の星空を紹介して行きます!
ちなみに、温泉旅館で働く新人が、衰退する温泉郷の立て直しに挑戦して
話題になった、売れない時代の新しいビジネスモデル・星ビジネスは、実は、
長野県・阿智村で実際に起きた実話に基づいたものなのですよ!
かつてない規模で進む、地球外文明探査。
そんな中、ロシアの望遠鏡が、謎の電波を受信したというニュースが、世界を
駆け巡った! その真相に迫る。
アメリカのABCニュースより。 (2016年8月29日)
‘はるか宇宙の彼方の文明からメッセージが届いたと、科学者たちの間で
話題になっています’
2016年、世界を騒然とさせた、あるニュース。
なんと、ロシアの望遠鏡が、謎のシグナルを受信したというのです。
この日、目標としたのは、2万2000光年の距離にある、M62球状星団。
パルサーという、特殊な星を持つ事で知られています。
パルサーは周期的な電波を発生する事から、宇宙の灯台と呼ばれています。
その電波を使って、信号を送って来るかもと考えたのです。
この日は、およそ6時間の観測を行いました。
電波の解析が終わるのは、およそ1カ月後。
こうした観測を、ほぼ毎日、行っています。
今、地球外文明探査には、かつてない追い風が吹いています。
2017年2月には、NASAが緊急の記者会見を実施。
“今回、地球サイズの系外惑星を、7つも発見しました!”
地球から、39光年先にある星トラピスト1が、7つもの惑星を持っている事を
見つけたと発表したのです。
ここ数年、宇宙望遠鏡の活躍により、太陽系の外側に、次々と惑星が発見
されています。 その数は、現在3000以上!
生命を育む惑星は地球だけではないという考えが、常識になりつつあります。
プロジェクトを取りまとめる博士は、言う。
“20~30年前まで、惑星がある私たちの太陽系は非常に珍しい存在だと考え
られていました”
“しかし今、それが、ありふれたものだと、分かって来たのです”
“もちろん、プレッシャーはあります”
“プロジェクトが科学界だけでなく世界中から注目されている事も知っています”
“しかし、あまり深刻に考えず、むしろ楽しむようにしています”
“全力を尽くすだけですよ!” 観測開始から10カ月。
プロジェクトを取りまとめる博士のもとに、嬉しいニュースが届きました。
新たな協力者が現れたのです。 それは、中国です。
中国が誇る、最新電波望遠鏡 FAST 。
その観測データが、ブレイクスルー・リッスンに提供される事になったのです。
望遠鏡の直径は、世界最大の500メートル!
サッカーグラウンド30個分に相当します!
FASTのチーフ・エンジニアは、言う。
“みんな、巨大な構造に注目しますが、この望遠鏡は精度も優れています”
“これだけの大きさで、一定の精度を保つのは、非常に大変な事です”
望遠鏡の隣には、宇宙をイメージした、こんなテーマパークも。
まさに、中国にとって、天文研究の一大拠点です。
近年、独自に宇宙ステーションを打ち上げるなど、急速に存在感を増す中国。
しかし、他国との協力は、ほとんど行って来ませんでした。
プロジェクトを取りまとめる博士は、望遠鏡建設の技術支援を通して、信頼を
勝ち取り、協力を取り付けたのです。
“中国のFASTがブレイクスルー・リッスンに参加してくれて、とても嬉しいです”
“今、南アフリカやオーストラリア等でも電波望遠鏡の建設が進んでいますが
そちらにも協力を呼びかけています”
“世界規模で取り組んで行きたいですね!”
こうして、勢いを増して行く、地球外文明探査。
そんな中、ある望遠鏡が謎の電波を捉えたというニュースが、世界を駆け巡り
ます! 舞台はロシア! ついに、宇宙人のメッセージが届いたのか?
☆長野県は宇宙県・冬☆
突然ですが、皆さん、長野県の魅力といえば?
美味しい、おそば? それとも、由緒あるお寺?
いやいや、今、熱い注目を浴びているのが、星空なのです!
これは、星々が降り注ぐ、名峰、八ヶ岳! いや~、キレイですね!
標高が高く、空気が澄んだ長野は、星空観賞に、うってつけ!
国立天文台や、JAXAなどの観測施設も、数多くあります。
そこで、2016年に始まったのが、長野県は宇宙県プロジェクト!
天文学者や学校関係者などが力を合わせ、宇宙を、教育や観光に生かして
行こうという取り組みです。 その活動の1つに、お邪魔しました。
こちらは、高校の自然科学部のみなさんです。
Q: 今、何をしているのですか? “空の暗さというものを測っています…”
真っ暗な雪原の中、地元の高校生たちが行なっていたのは、夜空の暗さの
測定です。
長野の夜の暗さを数値化し、星が見えやすい事を、全国にアピールするのが
狙いです。
“天の川とかを見てもらって、感動してもらえたらいいなと思っています”
“そのためにキレイに見えるスポットも、まとめられたらいいなと思っています”
それでは、氷と星空が織り成す、こちらの幻想的な世界を、ご堪能下さい。
(NHKのコズミックフロントを、ぜひ、4Kテレビで観て下さい!)
宇宙県・長野。 これからも、四季折々の星空を紹介して行きます!
ちなみに、温泉旅館で働く新人が、衰退する温泉郷の立て直しに挑戦して
話題になった、売れない時代の新しいビジネスモデル・星ビジネスは、実は、
長野県・阿智村で実際に起きた実話に基づいたものなのですよ!
かつてない規模で進む、地球外文明探査。
そんな中、ロシアの望遠鏡が、謎の電波を受信したというニュースが、世界を
駆け巡った! その真相に迫る。
アメリカのABCニュースより。 (2016年8月29日)
‘はるか宇宙の彼方の文明からメッセージが届いたと、科学者たちの間で
話題になっています’
2016年、世界を騒然とさせた、あるニュース。
なんと、ロシアの望遠鏡が、謎のシグナルを受信したというのです。
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