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宇宙への耳はコストカットによってふさがれてしまった!
2020年11月12日 (木) | 編集 |
第2121回「去年の今頃は何をしていましたか?」
いつまで経っても、成果の上がらない状況に、業を煮やしたのです。

伝説の天文学者の教え子は、言う。

“その議員は、NASAに対して計画を中止し、決して復活させない事を要求
しました。 そうしなければ、NASA全体の予算を減らすぞと脅して来たのです”

“そして、スタートから1年も経たない内に、私たちの計画は突然、打ち切られ
ました。 本当に、ひどい経験でした…”

結局、アメリカ政府は、地球外文明探査から完全に撤退。

年間10億円以上あった予算は、ゼロになります。

‘宇宙への耳は、コストカッターによってふさがれた’

それに伴い、大学などでの調査も、下火になって行きます。

Wow! シグナルを捉えた、あのビッグイアー望遠鏡。

1998年、ゴルフ場に買収され解体。跡地は新たなコースへと姿を変えました。

望遠鏡も予算もない、崖っぷちに立った、地球外文明探査。

そこに手を差し伸べたのは、市民たちでした。

伝説の天文学者の教え子は、言う。

“奥のプレートを見てください”

“ここに刻まれているのはNASAの撤退後、新たな観測を始めるために寄付を
してくれた人たちの名前です”

プレートに刻まれた、300人を超える名前。

研究者たちと同様、地球外文明の存在を信じ、そのメッセージを受け取りたい
と願う人々です。 個人や資産家から寄せられた寄付は、2億円以上!

その支援により、探査は復活を遂げます。

新たなプロジェクトは、フェニックスと名付けられました。

研究は、今も多くの人たちによって、支えられています。

この日、行なわれていたのは、子供を持つ家族を招いての宇宙教育と広報を
兼ねたイベント。 観測の合間を縫って、研究者たちも講師を務めます。

こちらの長い行列。 先にいるのは… あの伝説の天文学者です。

研究の一線は退いていますが、広報活動を通して、研究を後押ししています。

こうして、2007年に完成したのが、あの42台の望遠鏡!

たった1人の挑戦から始まった地球外文明探査は、今、多くの人々の夢へと
成長を遂げたのです。

伝説の天文学者は、言う。

“オズマ計画を始めた時、宇宙人の存在を真剣に考える人など、ほとんど
いませんでした”

“それが今、研究者だけではなく、こんなにも多くの人が協力してくれるように
なるなんて、全く想像もしていませんでした”

そして2015年。 史上最大の探査プロジェクトがスタートします!



☆宇宙の街紀行☆

今回の舞台は、宇宙人との出会いといえば誰もが思い浮かべる、あの場所!

アメリカ中部にあるデビルスタワー!そう、映画、未知との遭遇の舞台です!

1977年に公開された、この映画の中で、デビルスタワーは、宇宙船の着陸
場所として登場します。 監督は、スティーブン・スピルバーグ。

未知との遭遇にふさわしい場所を、世界中から探し回り、ここしかない! と、
決めました。

映画のヒットで、デビルスタワーは、年間40万人が訪れる一大観光地となりま
した。

“凄いね! まるで神様が作った風景だ…”

“ここに来ると、宇宙人がいるかもって気になるね!”

映画の公開から40年。

麓の町では、それを祝うイベントの準備が始まっています。

中心となっているローラさんは、子供の頃、UFOを見た事があるそうです。

“12歳の時に、イリノイ州の祖父母の家で、UFOを見ました”

“テレビを見ている時、ふと窓の外を見たら、木々の上にUFOがゆっくり動いて
いました。 形は、皆さんが想像するようなドーム型です”

“くすんだ灰色をしていました…”

“それから私は、UFOに強い興味を持ち続けています”

まぁ、それが本物? だったかはともかくとして、イベントの準備は、着々と進ん
でいます。 パレードや、宇宙人仮装コンテストで、盛り上げる予定です!

“イベントの目的は、まず楽しむ事!”

“そして、UFOについての知識を広める事!”

“更に9月は、観光シーズン最後の時期なので、イベントを通して、町を訪れる
お客さんを増やしたいと思っています”

地球で、最も未知との遭遇が似合う、デビルスタワー!

本当に、宇宙人と出会えるかも??



市民の力で窮地を脱した、地球外文明探査。

2015年、予算・観測規模ともに、史上最大のプロジェクトが始まる。

一体、どんなものなのか? その全容に迫る。

宇宙のどこかに、知性を持った生き物が、きっと、いるに違いない!

この男も、そう信じて来ました。

天才宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士です。(1942-2018/76歳)

2015年7月、新たな地球外文明探査計画、ブレイクスルー・リッスンが発表
されました。

“宇宙の彼方に生命は存在するのか? その答えを見つける時が来ました”

“彼らは今も、私たちを、どこからか見つめているかも知れません”

支援を名乗り出たのは、ロシアの資産家です。

人類初の宇宙飛行を果たしたユーリ・カガーリンから名付けられ、幼い頃から
宇宙の謎に挑むのが夢でした。 彼が出した金額は、なんと、110億円!