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私たちが暮らす太陽系の成り立ちが解明されるのは、いつ?
2020年10月19日 (月) | 編集 |
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私たちの命を育み、恵みをもたらす太陽には、秘められた1つの伝説がある。

33年前に観測された神秘、太陽の輪。

土星のようなリングを、太陽が持っているという伝説だ。

太陽が、漆黒の輝きをもたらす、黒い太陽に姿を変えた時、その神秘の輪が
現れた。 しかし、その姿を、2度と私たちの前に見せる事はなかった。

この伝説が紐解かれた時、私たちが暮らす太陽系の成り立ちが解明される。

2016年3月。 皆既日食が起こる、その日、インドネシア・カリマンタン島で、
伝説の太陽の輪を観測するチャレンジが行なわれました。

33年前を最後に観測する事ができなくなった、太陽の輪。

その正体は、何だったのか? なぜ、消えてしまったのか?

長年、惑星の起源を研究して来た教授は、輪の正体は、太陽系に浮かぶ
小さなチリではないかと仮説を立て、今回、特殊カメラを用いる事にしました。

“日食の時だけしかできない観測で、なおかつ、非常に見つけにくい対象でも
あるので、何とかして、もう1度、あるという事を観測的に示したいという希望が
あります”

3月9日、早朝。 目覚めたばかりの町が、早くも沸き立っている。

人々は、さまざまな思いを抱き、黒い太陽を待ちわびる。

はるかかなたの地平線から、太陽が昇る、その姿を、じっと見上げた。

皆既日食が始まると、太陽が、その姿を変えて行く。

焦がすように光り輝く、その身を、暗黒のベールで包み始めた。

辺りが、闇に身を落として行く。   その時が訪れた。

完全なる黒い太陽が、その姿を現し、漆黒の輝きを持って、私たちを照らして
行く。 闇の恐怖と、神秘の輝きを併せ持つ、黒い太陽。

その姿を見つめていると、遠い記憶に刻まれた感情がうずくような気がする。

母なる太陽が、まばゆい光を取り戻す。

特殊カメラで観測されたデータは、現在、解析が行なわれています。

伝説の太陽の輪が明らかになった時、地球など惑星の成り立ちが解明される
と期待されています。

果てしなく広がる宇宙。 私たちは、まだ、何も知り得ていない。

夜空にきらめく星々だけでは知り得ない、宇宙の神秘。

まだ人類が、つかむ事のできない宇宙の暗黒面、ブラック・ユニバースに
秘められた真実を求め、私たちは時を彷徨う。

宇宙の大半を占める、未知の物質。

その姿を捉えた時、私たちは、宇宙創世の真実を知る事になる。

スペイン・カナリア諸島のラ・パルマ島は宇宙研究で最先端を走る場所として
知られています。

ここでは、いまだ、多くの謎に包まれた未知の物質、ダークマターの研究が
行なわれています。

これまで宇宙は分子や原子等、私たちが知る普通の物質だけで出来ている
と考えられていました。

ところが最新の研究から、宇宙はダークマターで満ちている事が分かって
来ました。 しかしその実体は、これまで1度も観測された事がありません。

バルセロナ、高エネルギー物理研究所の博士は、ダークマター・ハンターの
1人です。

“ダークマターは、宇宙の基本的な構成要素で、普通の物質の5倍も存在して
います。 でも、とても謎めいた存在なのです”

“私たちは、それを見る事も、触る事も、匂いを嗅ぐ事もできません”

謎の物質ダークマターは、そこにいるのに、姿は見えない。

まるで、透明人間のような存在なのです。

天文台では、月のない夜にだけ、ダークマターの検出を狙った観測が行なわ
れます。

マジック望遠鏡。直径17メートル、247枚の鏡を組み合わせて出来ています。

この望遠鏡を使う事で、ダークマターの存在を探る事ができるといいます。

“ダークマター同士が衝突すると、ごくまれに、高エネルギーのガンマ線を放ち
ます。 それを、この望遠鏡が捉えます”

“まだ誰も成し遂げていない、困難な仕事です”

月明かりが消えた夜、観測が始まる。 いまだ見る事が叶わぬ宇宙の真実。

漆黒の空を見上げ、その、ささやくような、かすかな調べに、耳を澄ます。

美しい輝きを放つ鏡が、星を追う。

まるで宇宙を、その手の中に収めたかのように、星空に溶け込んで行く。

産声を上げたばかりの宇宙。

あふれる物質は、ただ空間を漂い、何かを生み出すだけの力を持っていな
かった。

しかし、ダークマターの重力が物質を集め、やがて種となり、全てが始まった。

星や銀河は、そうして、つくられたと考えられている。

未知の物質ダークマターがなければ、私たちの命も、生まれる事はなかった。

美しい奇跡の星、地球。 私たちの生命を育む、母なる太陽。

天空を覆う、あまたの星々。 私たちは、どこから始まり、どこへ行くのか?

宇宙創世の鍵を握る、ブラック・ユニバース。

その真実は、私たちの飽くなき挑戦の先にある。