2020年09月17日 (木) | 編集 |
第2118回「FC2ブログを始めてどれくらい経ちますか?」
博士が目を付けたのは、地球と交差する軌道を持つ… 小惑星ディディモス。
AとBが、およそ12時間周期で、お互いを巡る、二重小惑星です。
このディディモスBの軌道を、人工的に変えてみせようというのが、ミッションの
目的です。
“小惑星の軌道を変える方法は、いくつも提案されています”
“私たちが挑戦するのは、探査機を、小惑星に体当たりさせるというもの”
“スポーツで言ったら、アメリカンフットボールで、タックルして敵を止めるような
ものです”
チームは、衝突によってBの速度が、毎秒1ミリメールほど遅くなり、軌道も
僅かに変わると考えています。 1週間後のBの位置は、こちら。
こうした実験が、小惑星の軌道を変えて、衝突を回避する技術につながるの
です。
2018年8月16日。 NASAは、このミッションを正式に承認しました。
打ち上げ予定は、2022年です。
ミッション・システムエンジニアの彼女は、地球防衛ミッションに関わる事に、
大きな手応えを感じています。
“私は3人の息子の母でもあるので、次の世代の事を、いつも考えています”
“恐竜は地球防衛の技術を持っていませんでしたが、その結果は、ご存知の
通りです”
“自分の事だけを考えるのではなく、子供や孫にとっての潜在的な危険が
迫っていたら、それを回避しようとするのが、私たち人類の本質なのです”
地球防衛が本格化して20年。
これまでに、危険な小惑星は、およそ2万個、見つかりました。
更に小さな小惑星を含めると、地球に衝突するおそれのある天体は、100万を
超すともいわれています。 地球防衛の最前線ハワイ。
稼働を始めたばかりの最新望遠鏡で、地球に衝突する小惑星を捉えた、
地球防衛の若手のメンバーの1人です。
5人の子の親でもある博士は、地球防衛に携わるのは天文学者として自然な
事だと考えています。
“衝突するおそれのある小惑星を、全てカタログ化するつもりです”
“早く見つければ、それだけ軌道をそらすための時間的な余裕も生まれます”
“これは、人類の未来のための大切な技術です”
惑星・地球。 ここで暮らす私たちの文明は、いつまで続くのでしょうか?
宇宙の中に地球がある限り、決して避ける事のできない天体衝突の脅威に
人類は立ち向かおうとしています。
それを支えているのは、世界中の科学者や技術者、そしてアマチュア天文
愛好家たちの情熱です。
人類存亡を懸けた、地球防衛の努力は、今日も国境を越えて続けられて
います。
☆宇宙の街紀行☆
今回の舞台は、南アフリカのヨハネスブルク。
この町にある、 世界最大のもの をご紹介します!
この町の世界最大といったら、何ですか?
“野菜かな~?” ‘金でしょ!金!’
“ヨハネスブルクは、多種多様な文化が混じり合う、世界最大のルツボなの”
“とっても活気があるのよ!”
皆さん、ユニークなお答え、ありがとうございました。
でも、今回ご紹介したいのは、宇宙好きの人にオススメの、取って置き!
ヨハネスブルクから、1時間半。 目的地の丘が見えて来ました。
ヴィッツ大学の教授は、言う。
“この丘は、弧を描くように、100キロにわたって連なっています”
宇宙からしか全貌を見る事のできない、この丘。
実は、天体衝突が作ったクレーターの一部です。
もとの直径は、なんと、200キロ以上! (フレデフォート・ドーム)
ヨハネスブルクは、世界最大のクレーターの中にあったのです!
案内してくれた教授によれば、衝突が起きたのは、なんと20億年前だそう!
“これは、天体衝突の証拠といわれる特別な岩石、シャッターコーンです”
“もともとあった岩に、天体衝突の衝撃が、こちらから、もたらされました”
“その圧力で岩が破壊され、独特の模様が作られたのです”
更に、すごい場所も、特別に案内してもらいました。
石切り場の中にある、高さ10メートルを超す崖です。
“こうして、手をこすり合わせると、熱くなりますよね?”
“それと同じように、衝突時の摩擦熱で、岩の一部が溶けたのです”
“黒い部分が溶けた場所です”
“一方、砕けた岩が溶け残ったのが、この白っぽい部分です”
天体衝突の痕跡が、至る所で見られる、この一帯は、2005年、世界遺産に
登録されました。
ところで、南アフリカといえば、金の産地としても有名ですよね!
地図に、金の鉱山をプロットすると、クレーターに沿って弧を描いています。
天体衝突が、地下の構造を、大きく変えた事が原因なのだそうです。
“天体衝突は、環境に激変を引き起こすとともに、恩恵ももたらしてくれました”
“衝撃で、地層が大きく曲げられた事で、金を大量に含む層が風化を免れた
のです。 この国の世界最大の金鉱山は、天体衝突の恵みなのです”
世界一のクレーターと世界一の金鉱山がつながっていたなんて驚きました!
博士が目を付けたのは、地球と交差する軌道を持つ… 小惑星ディディモス。
AとBが、およそ12時間周期で、お互いを巡る、二重小惑星です。
このディディモスBの軌道を、人工的に変えてみせようというのが、ミッションの
目的です。
“小惑星の軌道を変える方法は、いくつも提案されています”
“私たちが挑戦するのは、探査機を、小惑星に体当たりさせるというもの”
“スポーツで言ったら、アメリカンフットボールで、タックルして敵を止めるような
ものです”
チームは、衝突によってBの速度が、毎秒1ミリメールほど遅くなり、軌道も
僅かに変わると考えています。 1週間後のBの位置は、こちら。
こうした実験が、小惑星の軌道を変えて、衝突を回避する技術につながるの
です。
2018年8月16日。 NASAは、このミッションを正式に承認しました。
打ち上げ予定は、2022年です。
ミッション・システムエンジニアの彼女は、地球防衛ミッションに関わる事に、
大きな手応えを感じています。
“私は3人の息子の母でもあるので、次の世代の事を、いつも考えています”
“恐竜は地球防衛の技術を持っていませんでしたが、その結果は、ご存知の
通りです”
“自分の事だけを考えるのではなく、子供や孫にとっての潜在的な危険が
迫っていたら、それを回避しようとするのが、私たち人類の本質なのです”
地球防衛が本格化して20年。
これまでに、危険な小惑星は、およそ2万個、見つかりました。
更に小さな小惑星を含めると、地球に衝突するおそれのある天体は、100万を
超すともいわれています。 地球防衛の最前線ハワイ。
稼働を始めたばかりの最新望遠鏡で、地球に衝突する小惑星を捉えた、
地球防衛の若手のメンバーの1人です。
5人の子の親でもある博士は、地球防衛に携わるのは天文学者として自然な
事だと考えています。
“衝突するおそれのある小惑星を、全てカタログ化するつもりです”
“早く見つければ、それだけ軌道をそらすための時間的な余裕も生まれます”
“これは、人類の未来のための大切な技術です”
惑星・地球。 ここで暮らす私たちの文明は、いつまで続くのでしょうか?
宇宙の中に地球がある限り、決して避ける事のできない天体衝突の脅威に
人類は立ち向かおうとしています。
それを支えているのは、世界中の科学者や技術者、そしてアマチュア天文
愛好家たちの情熱です。
人類存亡を懸けた、地球防衛の努力は、今日も国境を越えて続けられて
います。
☆宇宙の街紀行☆
今回の舞台は、南アフリカのヨハネスブルク。
この町にある、 世界最大のもの をご紹介します!
この町の世界最大といったら、何ですか?
“野菜かな~?” ‘金でしょ!金!’
“ヨハネスブルクは、多種多様な文化が混じり合う、世界最大のルツボなの”
“とっても活気があるのよ!”
皆さん、ユニークなお答え、ありがとうございました。
でも、今回ご紹介したいのは、宇宙好きの人にオススメの、取って置き!
ヨハネスブルクから、1時間半。 目的地の丘が見えて来ました。
ヴィッツ大学の教授は、言う。
“この丘は、弧を描くように、100キロにわたって連なっています”
宇宙からしか全貌を見る事のできない、この丘。
実は、天体衝突が作ったクレーターの一部です。
もとの直径は、なんと、200キロ以上! (フレデフォート・ドーム)
ヨハネスブルクは、世界最大のクレーターの中にあったのです!
案内してくれた教授によれば、衝突が起きたのは、なんと20億年前だそう!
“これは、天体衝突の証拠といわれる特別な岩石、シャッターコーンです”
“もともとあった岩に、天体衝突の衝撃が、こちらから、もたらされました”
“その圧力で岩が破壊され、独特の模様が作られたのです”
更に、すごい場所も、特別に案内してもらいました。
石切り場の中にある、高さ10メートルを超す崖です。
“こうして、手をこすり合わせると、熱くなりますよね?”
“それと同じように、衝突時の摩擦熱で、岩の一部が溶けたのです”
“黒い部分が溶けた場所です”
“一方、砕けた岩が溶け残ったのが、この白っぽい部分です”
天体衝突の痕跡が、至る所で見られる、この一帯は、2005年、世界遺産に
登録されました。
ところで、南アフリカといえば、金の産地としても有名ですよね!
地図に、金の鉱山をプロットすると、クレーターに沿って弧を描いています。
天体衝突が、地下の構造を、大きく変えた事が原因なのだそうです。
“天体衝突は、環境に激変を引き起こすとともに、恩恵ももたらしてくれました”
“衝撃で、地層が大きく曲げられた事で、金を大量に含む層が風化を免れた
のです。 この国の世界最大の金鉱山は、天体衝突の恵みなのです”
世界一のクレーターと世界一の金鉱山がつながっていたなんて驚きました!
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