2020年08月24日 (月) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「あなたの一番古い記憶はなんですか?」
2018年6月。 プロジェクトは、いよいよ佳境を迎えました。
アメリカチームは、ブラックホールの画像解析の最終段階に入りました。
“今は、ごく初期段階です”
“手術台に乗った患者のお腹を開いて、状態を把握しているところです”
計算式に基づいて、コンピューターが、ブラックホールの姿を描き出して行きます。
“面白い… 予想通りになりそう…”
少しずつ、リング状の形が浮かび上がって来ました。 ‘丸い形が見えるわ!’
ついに完成です! 皆が待ち望んだブラックホールの姿です!
(2018年6月/アメリカチームの画像)
“この画像は驚きです”
“あまりに鮮明で、頭をハンマーで殴られたような衝撃です”
“これが確かなら、私の生涯最高の発見!”
“いや、誰にとっても、間違いなく、最高の発見になるでしょう!”
“初めてブラックホールの姿を見て、目が覚めるような気分です”
これが、観測されたM87銀河の中心にある、巨大ブラックホールの姿です!
(NHKのコズミックフロントを、ぜひ、4Kテレビで観て下さい!)
この画像から、さまざまな事が分かるといいます。
“これは、アインシュタインが予測した通り、宇宙の最も極限的な環境では、
時空が歪む事を示しています”
ブラックホールの輪郭に沿って、オレンジの光が見えています。
“光が、ブラックホールから逃れようと、闘っているのです”
“巨大な重力で、つなぎとめられた光が、円のように見えています”
“時々、光の一部が、何とか逃れて、我々の方へ向かって来る”
“つまり、光が永遠に失われる境界線を、目にしているのです”
リング状になった光は、ブラックホールの中心に、強烈な重力が存在する事を
示しています。
マサチューセッツ工科大学の教授は、言う。
“ガリレオが望遠鏡で天空の写真を撮影した瞬間が、天文学の本当の始まり
でした”
“同じように、今回のプロジェクトの最も重要な点は、今後、全く新しい科学の
分野を生み出すという事です”
コロンビア大学の教授は、言う。
“今から何十年か後に、ブラックホールについての理解は、根本的に変わって
いるでしょう”
夢を達成した今、プロジェクトリーダーの教授の、これからの目標は?
“深々とおじぎして、 はい、おしまい! と言う気はありません”
“これまで不可能だった、ブラックホールが周りにあるものを、のみ込む様子が
見えたのです。 天文学の全く新たな方向を、示したいと言っていい”
“一生に、またとない、実に素晴らしい成果です!”
足かけ10年、前人未到のプロジェクトは、見事、ブラックホールの撮影に成功
しました! アインシュタインの予言から始まった、人類の夢。
この偉大な成果は、宇宙の謎の解明に、新たな未来を切り開いて行く事
でしょう!
☆宇宙博物記☆
巨大な噴水がシンボル。 スイス第2の都市、ジュネーブにやって来ました。
この街の地下に、巨大な施設があります。 1周27キロメートル。
山手線が、すっぽり入るサイズです。 欧州原子核研究機構CERN(セルン) 。
ここで、驚きの実験が行なわれた事があるのです。
それは、なんと… ブラックホールを作る実験!
地下100メートルに張り巡らされたパイプ。
この中で、陽子という粒子を、ものすごい速さまで加速して、衝突させるのだ
そうです。
管理責任者は、言う。
“最高エネルギーに達すると、陽子は光速の99.9999991%まで加速します”
“ほぼ高速です。 そして陽子同士を正面衝突させ、その反応を観測します”
猛スピードで衝突する陽子は、超高密度にまで潰されます。
その瞬間、極めて小さなブラックホールが出来ると、考えられています。
ロンドン大学の博士は、言う。
“ブラックホールが実験で作り出せる可能性はあります。ワクワクしています”
しかし、思わぬ問題が。
色んな国から、そんな危険な実験は、やめろ!という訴えが起こったのです。
訴えの内容によると、例え小さなブラックホールでも、次々と物質をのみ込み
ながら、巨大化して行く。
そして最後には、地球までのみ込んでしまう危険がある、というのです。
こんな実験をして、本当に大丈夫なのですか?
“ここで作られるブラックホールに、心配は無用です”
“なぜなら、宇宙には、光速で飛び交う粒子がたくさんあって、ここでの実験と
同じような小さなブラックホールが、次々と生まれています”
“しかし、私たちは存在しています。 ですから、危険はありません”
今のところ、ブラックホールが出来たという成果は、得られていないそうです。
驚きの人工ブラックホール。
宇宙の謎が、実験で解き明かされる? かも知れませんね!
2018年6月。 プロジェクトは、いよいよ佳境を迎えました。
アメリカチームは、ブラックホールの画像解析の最終段階に入りました。
“今は、ごく初期段階です”
“手術台に乗った患者のお腹を開いて、状態を把握しているところです”
計算式に基づいて、コンピューターが、ブラックホールの姿を描き出して行きます。
“面白い… 予想通りになりそう…”
少しずつ、リング状の形が浮かび上がって来ました。 ‘丸い形が見えるわ!’
ついに完成です! 皆が待ち望んだブラックホールの姿です!
(2018年6月/アメリカチームの画像)
“この画像は驚きです”
“あまりに鮮明で、頭をハンマーで殴られたような衝撃です”
“これが確かなら、私の生涯最高の発見!”
“いや、誰にとっても、間違いなく、最高の発見になるでしょう!”
“初めてブラックホールの姿を見て、目が覚めるような気分です”
これが、観測されたM87銀河の中心にある、巨大ブラックホールの姿です!
(NHKのコズミックフロントを、ぜひ、4Kテレビで観て下さい!)
この画像から、さまざまな事が分かるといいます。
“これは、アインシュタインが予測した通り、宇宙の最も極限的な環境では、
時空が歪む事を示しています”
ブラックホールの輪郭に沿って、オレンジの光が見えています。
“光が、ブラックホールから逃れようと、闘っているのです”
“巨大な重力で、つなぎとめられた光が、円のように見えています”
“時々、光の一部が、何とか逃れて、我々の方へ向かって来る”
“つまり、光が永遠に失われる境界線を、目にしているのです”
リング状になった光は、ブラックホールの中心に、強烈な重力が存在する事を
示しています。
マサチューセッツ工科大学の教授は、言う。
“ガリレオが望遠鏡で天空の写真を撮影した瞬間が、天文学の本当の始まり
でした”
“同じように、今回のプロジェクトの最も重要な点は、今後、全く新しい科学の
分野を生み出すという事です”
コロンビア大学の教授は、言う。
“今から何十年か後に、ブラックホールについての理解は、根本的に変わって
いるでしょう”
夢を達成した今、プロジェクトリーダーの教授の、これからの目標は?
“深々とおじぎして、 はい、おしまい! と言う気はありません”
“これまで不可能だった、ブラックホールが周りにあるものを、のみ込む様子が
見えたのです。 天文学の全く新たな方向を、示したいと言っていい”
“一生に、またとない、実に素晴らしい成果です!”
足かけ10年、前人未到のプロジェクトは、見事、ブラックホールの撮影に成功
しました! アインシュタインの予言から始まった、人類の夢。
この偉大な成果は、宇宙の謎の解明に、新たな未来を切り開いて行く事
でしょう!
☆宇宙博物記☆
巨大な噴水がシンボル。 スイス第2の都市、ジュネーブにやって来ました。
この街の地下に、巨大な施設があります。 1周27キロメートル。
山手線が、すっぽり入るサイズです。 欧州原子核研究機構CERN(セルン) 。
ここで、驚きの実験が行なわれた事があるのです。
それは、なんと… ブラックホールを作る実験!
地下100メートルに張り巡らされたパイプ。
この中で、陽子という粒子を、ものすごい速さまで加速して、衝突させるのだ
そうです。
管理責任者は、言う。
“最高エネルギーに達すると、陽子は光速の99.9999991%まで加速します”
“ほぼ高速です。 そして陽子同士を正面衝突させ、その反応を観測します”
猛スピードで衝突する陽子は、超高密度にまで潰されます。
その瞬間、極めて小さなブラックホールが出来ると、考えられています。
ロンドン大学の博士は、言う。
“ブラックホールが実験で作り出せる可能性はあります。ワクワクしています”
しかし、思わぬ問題が。
色んな国から、そんな危険な実験は、やめろ!という訴えが起こったのです。
訴えの内容によると、例え小さなブラックホールでも、次々と物質をのみ込み
ながら、巨大化して行く。
そして最後には、地球までのみ込んでしまう危険がある、というのです。
こんな実験をして、本当に大丈夫なのですか?
“ここで作られるブラックホールに、心配は無用です”
“なぜなら、宇宙には、光速で飛び交う粒子がたくさんあって、ここでの実験と
同じような小さなブラックホールが、次々と生まれています”
“しかし、私たちは存在しています。 ですから、危険はありません”
今のところ、ブラックホールが出来たという成果は、得られていないそうです。
驚きの人工ブラックホール。
宇宙の謎が、実験で解き明かされる? かも知れませんね!
| ホーム |