2020年07月28日 (火) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「ザ・絶妙な返事!」
宇宙が誕生して138億年。 時間は止まる事なく流れています。
では、宇宙は、いつまで続くのか? 果たして、終わりはあるのか?
この謎を読み解いてくれるのが、日本の物理学者です。
世界の最先端を行く物理学者が、分かりやすい例え話と、体を張った説明で
宇宙の謎に迫って行きます。
“真っ白な砂の上に、雨季に降った雨がたまった池が、たくさん見えています”
“この景色は、宇宙の始まりを探る、暗号に似ていると思いませんか?”
今回、日本の物理学者が迫るのは、宇宙の未来を左右する、摩訶不思議な
ダーク・エネルギー。
このダークエネルギーを詳しく調べると、宇宙には壮大な未来がある事が
分かって来ました。
更に、宇宙は1つではなく、無数にある可能性も浮かび上がって来ました。
私たちは、どこへ行くのか? 宇宙は、これから、どうなってしまうのか?
日本の物理学者と一緒に、宇宙の未来を探る旅に出掛けましょう!
奇妙キテレツなダークエネルギーは、宇宙の始まりの時にも、重要な役割を
果たしていたと考えられています。
軟らかい砂のはずなのに、上から見ると硬く見えて、何か彫刻みたいな
感じに見えます。
その彫刻の間に、水がたまっている、すごく不思議な光景ですね!
ブラジル北部にある、真っ白な砂丘、レンソイス・マラニェンセス国立公園。
ここで、宇宙の始まりと、ダークエネルギーの関係に迫ります。
レンソイスというのは、ポルトガル語で、シーツの事です。
このような、ベッドに敷くシーツが宇宙の空間を表していると、今、思ってみて
ください。
実は宇宙が生まれた時には、とてもとても小さかったのだという風に思われて
います。
その小さな空間にシーツを詰め込んでみると、シワくちゃになってしまう。
そう考えるのが自然です。
だとすると、ギュッと集まったところは、更に潰れてブラックホールになり、少し
広がったところは更に引き伸ばされて、とてもいびつな汚いボロ雑巾のような
空間になってしまいそうです。 生まれたばかりの小さな宇宙。
この時、宇宙は、シーツを丸めた時の様に凸凹していたと考えられています。
その小さな宇宙が、当時、存在したと考えられるダークエネルギーによって、
一気に膨張しました。
現在の加速膨張とは、比べ物にならないほどの急膨張です。
インフレーションと呼ばれています。
インフレーションでは、この砂粒1つの大きさしかなかった宇宙が、一瞬にして
銀河の大きさにまで引き伸ばされる。
そういう急激な膨張があったのだという風に考えます。
ですから、インフレーションになれば、このシワくちゃなシーツも、ビ~ッと引き
伸ばされて、平らに、滑らかな、キレイな空間になるという風に考える事が
できる訳です。
こうやって生まれたのが、私たちの宇宙空間のもとだと考えるのです。
一見、平らなシーツですが、実は、僅かに、シワが残っています。
インフレーションで、ビ~ッと空間が引き伸ばされる時には、あまりに急激に
引っ張るので、宇宙の空間がグワングワンと揺れ出します。
そうやって揺れてきた空間というのが、ちょうどこのレンソイスでは、この風で
ついた砂の模様のようなものです。
そしてこの模様がだんだん成長して、いずれは、こういう大きな砂丘になって
来た訳です。宇宙でも同じようにインフレーションで生み出された少しの揺れ。
これが、いずれ成長し、大きな山になります。
そうやってインフレーションの空間の引き伸ばしから、ダークマターが集まり、
そこに星や銀河が生まれ、そこで生まれた材料を使って、私たちが宇宙に
誕生した。
つまり、宇宙初期のダークエネルギーが、インフレーションを引き起こした
おかげで、私たちが存在すると考えられています。 しかし、その後…。
ダークエネルギーは、1度、影をひそめます。
そして70億年ほど前、再び、宇宙の膨張を加速し始めたのです。
では、今、ダークエネルギーは、どれほどあるのか? 今度は、ピザです。
宇宙には、星や銀河が無数にありますが、私たちの身の回りの物質と同じ
原子(ピザ1枚)で、できています。
そして、この原子のエネルギーを全て合わせると、宇宙の中で、どのくらいの
割り合いになるのか? これぐらいです。 ざっと、5%にしかならないのです。
(5%→ピザ1枚を12等分したほどの小ささ)
次に、星や銀河を作ってくれた謎の物質、ダークマター。
正体は分かっていませんが、その量は、観測から見積もられています。
これは、普通の物質に比べると、約5倍。
宇宙の中で、約4分の1 (27%) になります。
そして宇宙の残り、この68%を占めているのが、ダークエネルギー。
宇宙の多くを支配しているという事が分かります。
ダークエネルギーが、宇宙の大部分を占める。
この事が明らかになった事で、宇宙の未来は、全く変わってしまいました。
宇宙が誕生して138億年。 時間は止まる事なく流れています。
では、宇宙は、いつまで続くのか? 果たして、終わりはあるのか?
この謎を読み解いてくれるのが、日本の物理学者です。
世界の最先端を行く物理学者が、分かりやすい例え話と、体を張った説明で
宇宙の謎に迫って行きます。
“真っ白な砂の上に、雨季に降った雨がたまった池が、たくさん見えています”
“この景色は、宇宙の始まりを探る、暗号に似ていると思いませんか?”
今回、日本の物理学者が迫るのは、宇宙の未来を左右する、摩訶不思議な
ダーク・エネルギー。
このダークエネルギーを詳しく調べると、宇宙には壮大な未来がある事が
分かって来ました。
更に、宇宙は1つではなく、無数にある可能性も浮かび上がって来ました。
私たちは、どこへ行くのか? 宇宙は、これから、どうなってしまうのか?
日本の物理学者と一緒に、宇宙の未来を探る旅に出掛けましょう!
奇妙キテレツなダークエネルギーは、宇宙の始まりの時にも、重要な役割を
果たしていたと考えられています。
軟らかい砂のはずなのに、上から見ると硬く見えて、何か彫刻みたいな
感じに見えます。
その彫刻の間に、水がたまっている、すごく不思議な光景ですね!
ブラジル北部にある、真っ白な砂丘、レンソイス・マラニェンセス国立公園。
ここで、宇宙の始まりと、ダークエネルギーの関係に迫ります。
レンソイスというのは、ポルトガル語で、シーツの事です。
このような、ベッドに敷くシーツが宇宙の空間を表していると、今、思ってみて
ください。
実は宇宙が生まれた時には、とてもとても小さかったのだという風に思われて
います。
その小さな空間にシーツを詰め込んでみると、シワくちゃになってしまう。
そう考えるのが自然です。
だとすると、ギュッと集まったところは、更に潰れてブラックホールになり、少し
広がったところは更に引き伸ばされて、とてもいびつな汚いボロ雑巾のような
空間になってしまいそうです。 生まれたばかりの小さな宇宙。
この時、宇宙は、シーツを丸めた時の様に凸凹していたと考えられています。
その小さな宇宙が、当時、存在したと考えられるダークエネルギーによって、
一気に膨張しました。
現在の加速膨張とは、比べ物にならないほどの急膨張です。
インフレーションと呼ばれています。
インフレーションでは、この砂粒1つの大きさしかなかった宇宙が、一瞬にして
銀河の大きさにまで引き伸ばされる。
そういう急激な膨張があったのだという風に考えます。
ですから、インフレーションになれば、このシワくちゃなシーツも、ビ~ッと引き
伸ばされて、平らに、滑らかな、キレイな空間になるという風に考える事が
できる訳です。
こうやって生まれたのが、私たちの宇宙空間のもとだと考えるのです。
一見、平らなシーツですが、実は、僅かに、シワが残っています。
インフレーションで、ビ~ッと空間が引き伸ばされる時には、あまりに急激に
引っ張るので、宇宙の空間がグワングワンと揺れ出します。
そうやって揺れてきた空間というのが、ちょうどこのレンソイスでは、この風で
ついた砂の模様のようなものです。
そしてこの模様がだんだん成長して、いずれは、こういう大きな砂丘になって
来た訳です。宇宙でも同じようにインフレーションで生み出された少しの揺れ。
これが、いずれ成長し、大きな山になります。
そうやってインフレーションの空間の引き伸ばしから、ダークマターが集まり、
そこに星や銀河が生まれ、そこで生まれた材料を使って、私たちが宇宙に
誕生した。
つまり、宇宙初期のダークエネルギーが、インフレーションを引き起こした
おかげで、私たちが存在すると考えられています。 しかし、その後…。
ダークエネルギーは、1度、影をひそめます。
そして70億年ほど前、再び、宇宙の膨張を加速し始めたのです。
では、今、ダークエネルギーは、どれほどあるのか? 今度は、ピザです。
宇宙には、星や銀河が無数にありますが、私たちの身の回りの物質と同じ
原子(ピザ1枚)で、できています。
そして、この原子のエネルギーを全て合わせると、宇宙の中で、どのくらいの
割り合いになるのか? これぐらいです。 ざっと、5%にしかならないのです。
(5%→ピザ1枚を12等分したほどの小ささ)
次に、星や銀河を作ってくれた謎の物質、ダークマター。
正体は分かっていませんが、その量は、観測から見積もられています。
これは、普通の物質に比べると、約5倍。
宇宙の中で、約4分の1 (27%) になります。
そして宇宙の残り、この68%を占めているのが、ダークエネルギー。
宇宙の多くを支配しているという事が分かります。
ダークエネルギーが、宇宙の大部分を占める。
この事が明らかになった事で、宇宙の未来は、全く変わってしまいました。
| ホーム |