2020年07月07日 (火) | 編集 |
FC2 トラックバックテーマ:「おうち時間が増えてから変わったこと」
2017年NASAは、中性子星を観測するための装置を国際宇宙ステーションに
設置しました。 NICER(ナイサー)と、呼ばれています。
NICERのコントロールロームがある、NASAゴダード宇宙飛行センターです。
ジェイソン・ミッチェルさんは、パルサーをGPSとして利用できるのではないかと
考えています。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)とは、人工衛星の電波を利用して
時刻や地図上で自分の位置を正確に知る事ができるシステムです。
“私たちはGPSのGを、グローバルからギャラクシーに替えたいと思いました”
“パルサーを使えば、太陽系のどこにいても、ナビゲーションとして利用できる
でしょう”
地球から遠く離れると、星々の方向を頼りに、宇宙のどこにいるのか、探らな
ければなりません。
そこでミッチェルさんは、複数のパルサーの信号を捉え、GPSとして利用でき
ないかと考えました。
NICERが捉えたパルサーを基に、時速2万8000キロで飛行する、国際宇宙
ステーションの位置を割り出す実験が行なわれました。
実験は2日間、計78回行われ、誤差16キロメートルを目指しました。
“誤差は10キロメートル以内でした。 これは思った以上の成果です”
“さらに、観測データを増やして行けば、最終的に誤差は2キロメートル以下に
できるでしょう”
宇宙の灯台ともいわれるパルサーが、真の灯台としての役割を果たす日が
来るかも知れません。
次は、パルサーの驚くべきパワーに迫ります。
☆宇宙の街紀行☆
イギリスの北西部。 サッカーで有名な街、マンチェスター。
マンチェスター郊外に、世界的に有名な天文台があるよ!
マンチェスター大学のジョドレルバンク天文台。
ラヴェル電波望遠鏡の口径は、76メートル。
ジョドレルバンク天文台に勤め学生時代のジョスリンの同世代の博士は言う。
“ラヴェル望遠鏡は、1957年に建てられた当時は、世界最大の大きさでした”
“それまで、こんな大きな望遠鏡を作った人はいませんでした”
“誰に依頼していいか、分かりません”
“結局、橋の建設をしていた人たちに、設計と建設をお願いしたのです”
ラヴェル電波望遠鏡の最初の任務は、冷戦時代。
ソ連が、世界で初めて打ち上げた人工衛星スプートニクの追跡だったのだ。
1984年からは、毎日、欠かさず、パルサーを観測しているよ!
天候に左右されにくい電波望遠鏡の威力が、最大限に生かされるのだ。
パルサーは、1つ1つが個性的。
それらのパルスを音波に変換すると音として聞く事ができ違いがよく分かる。
“まずは、北の空で、最も明るいパルサーです”
“どんなパルサーなのか、よく分かると思いますよ”
“パルサーが回転するたびに、音が聞こえます”
“これは、特に速く回転するパルサーではありません。 およそ1秒間隔です”
“次は、南の空で、最も明るいパルサー”
“周期は1000分の6秒で、先ほどより、ずっと速いです”
“以前は記録的な速さでしたが、今は、もっと早いパルサーが見つかっています”
このパルサーは、回転が速すぎて、音が続いて聞こえます。
数あるパルサーの中で、最も注目しているものがあるよ!
地球から6500光年の距離にある星が、一生を終え、大爆発を起こした。
その残骸が… かに星雲。
かに星雲の中心には、1秒間に30回転する、かにパルサーがある。
“若い、かにパルサーは、思いもよらぬ不作法な振る舞いを見せてくれます”
かにパルサーは、誕生して、まだ1000年足らずの若い天体。
そのため、予想外のパルスを発するのだ。
“かにパルサーは、電波が強いため、大音量になってしまいます”
“ですからレベルを下げています。 すると、さらに大きなパルスが出現します”
“これです。 これも。 2つ出ました”
かにパルサーからは、数秒ごとに、とても強いパルスが出ている。
しかも、間隔は一定ではない。
“なぜ、巨大パルスが出現するのか、詳しいメカニズムは、まだよく分かって
いません。 ですから私たちは、毎日、かにパルサーを観測しているのです”
パルサーって、本当に謎がいっぱいだね!
2017年NASAは、中性子星を観測するための装置を国際宇宙ステーションに
設置しました。 NICER(ナイサー)と、呼ばれています。
NICERのコントロールロームがある、NASAゴダード宇宙飛行センターです。
ジェイソン・ミッチェルさんは、パルサーをGPSとして利用できるのではないかと
考えています。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)とは、人工衛星の電波を利用して
時刻や地図上で自分の位置を正確に知る事ができるシステムです。
“私たちはGPSのGを、グローバルからギャラクシーに替えたいと思いました”
“パルサーを使えば、太陽系のどこにいても、ナビゲーションとして利用できる
でしょう”
地球から遠く離れると、星々の方向を頼りに、宇宙のどこにいるのか、探らな
ければなりません。
そこでミッチェルさんは、複数のパルサーの信号を捉え、GPSとして利用でき
ないかと考えました。
NICERが捉えたパルサーを基に、時速2万8000キロで飛行する、国際宇宙
ステーションの位置を割り出す実験が行なわれました。
実験は2日間、計78回行われ、誤差16キロメートルを目指しました。
“誤差は10キロメートル以内でした。 これは思った以上の成果です”
“さらに、観測データを増やして行けば、最終的に誤差は2キロメートル以下に
できるでしょう”
宇宙の灯台ともいわれるパルサーが、真の灯台としての役割を果たす日が
来るかも知れません。
次は、パルサーの驚くべきパワーに迫ります。
☆宇宙の街紀行☆
イギリスの北西部。 サッカーで有名な街、マンチェスター。
マンチェスター郊外に、世界的に有名な天文台があるよ!
マンチェスター大学のジョドレルバンク天文台。
ラヴェル電波望遠鏡の口径は、76メートル。
ジョドレルバンク天文台に勤め学生時代のジョスリンの同世代の博士は言う。
“ラヴェル望遠鏡は、1957年に建てられた当時は、世界最大の大きさでした”
“それまで、こんな大きな望遠鏡を作った人はいませんでした”
“誰に依頼していいか、分かりません”
“結局、橋の建設をしていた人たちに、設計と建設をお願いしたのです”
ラヴェル電波望遠鏡の最初の任務は、冷戦時代。
ソ連が、世界で初めて打ち上げた人工衛星スプートニクの追跡だったのだ。
1984年からは、毎日、欠かさず、パルサーを観測しているよ!
天候に左右されにくい電波望遠鏡の威力が、最大限に生かされるのだ。
パルサーは、1つ1つが個性的。
それらのパルスを音波に変換すると音として聞く事ができ違いがよく分かる。
“まずは、北の空で、最も明るいパルサーです”
“どんなパルサーなのか、よく分かると思いますよ”
“パルサーが回転するたびに、音が聞こえます”
“これは、特に速く回転するパルサーではありません。 およそ1秒間隔です”
“次は、南の空で、最も明るいパルサー”
“周期は1000分の6秒で、先ほどより、ずっと速いです”
“以前は記録的な速さでしたが、今は、もっと早いパルサーが見つかっています”
このパルサーは、回転が速すぎて、音が続いて聞こえます。
数あるパルサーの中で、最も注目しているものがあるよ!
地球から6500光年の距離にある星が、一生を終え、大爆発を起こした。
その残骸が… かに星雲。
かに星雲の中心には、1秒間に30回転する、かにパルサーがある。
“若い、かにパルサーは、思いもよらぬ不作法な振る舞いを見せてくれます”
かにパルサーは、誕生して、まだ1000年足らずの若い天体。
そのため、予想外のパルスを発するのだ。
“かにパルサーは、電波が強いため、大音量になってしまいます”
“ですからレベルを下げています。 すると、さらに大きなパルスが出現します”
“これです。 これも。 2つ出ました”
かにパルサーからは、数秒ごとに、とても強いパルスが出ている。
しかも、間隔は一定ではない。
“なぜ、巨大パルスが出現するのか、詳しいメカニズムは、まだよく分かって
いません。 ですから私たちは、毎日、かにパルサーを観測しているのです”
パルサーって、本当に謎がいっぱいだね!
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