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アポロ11号が月周回軌道へ突入すると宇宙の絶景が広がっていた
2020年06月11日 (木) | 編集 |
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アポロ11号は、月周回軌道へ突入する段階に入った。

宇宙の絶景が広がっていた。     1969年7月19日。4日目。

“ヒューストン、聞こえるか?こちらアポロ11号”

ラジャー、11号。 よく聞こえる。 どうぞ。

“現在、月の真後ろに太陽が見える。 不気味な光景だ”

“非常に立体的だ。 太陽のコロナが月の背後から見えている”

“立体的に見えるのは… 地球照だと思う。 月の周囲が明るい”

“地球照や日照がない場所もそうだ”  ‘景色が一変した’

‘初めて星が見えて、星座が分かるようになった。 空は一面の星だ’

‘地球の夜とそっくりだ’  そっちは、もう夜なんだろう?  ‘そうだ’

‘旅行代金分の値打ちはある眺めだ’  我々も一緒に行けたらと思うよ。

“近いうちに、皆さんの番が来るよ”

こちらアポロ管制、現在75時間26分。
アポロ11号は、現在、月まで1555キロの地点にいる。
速度は秒速1.98キロ。 月周回軌道に投入する。 噴射まで後23分。

いよいよ月周回軌道に入る。     “噴射準備完了”

1秒以下のタイミングで、正確にエンジンを噴射しなければならない。

“月は、すぐそこにある。 まばゆいばかりだ”  ‘ワーオ ♪’

“見るな!点火するぞ!”  ‘Bモード噴射中…  噴射、順調’

‘よし、進んでいる’

月周回軌道に入り、月の裏側へ行くと、管制室と交信ができなくなる。

“何という壮大な眺めだ”  ‘あの月を見ろよ。素晴らしい’

“巨大なクレーターらしきものがある。 周囲の山は、化け物みたいだ”

‘あれが最大か? 窓に収まりきらない位だ。 あんな大きいのは初めて見た’

“写真撮ったか?”  ‘撮った’

‘あのクレーターを調査するだけでも、一生かかりそうだ’  “だろうな”

‘そういう一生は、送りたくないな… でも綺麗だ’

管制室の中は、とても静かだ。

‘近付いて来るぞ!’  “何が?”  ‘地球だ’  “綺麗だなぁ~”

“交信をしないと!”

アポロ11号、こちらヒューストン。 聞こえるか?

“よく聞こえる! ヒューストン、そちらは、どうだ?”

こちらも、よく聞こえる。 噴射ステータス報告を、もう1度、頼む。

‘完璧だったよ!’  モニターで見る限り順調そうだ  “こっちも万事順調だ”

1969年7月20日。5日目。   いよいよアポロ11号が、月面着陸を実行する。

アポロ11号、おはよう。 こちらブラックチーム。

アームストロングとオルドリンが月着陸船イーグルに乗り込む。

“月着陸船に搭乗した”  ラジャー、了解。

ニールの報告を聞いただろう? 彼らは、着陸船の中にいる。

着陸船が月面へ降下している間、コリンズは月周回軌道に残り、非常事態に
備える。

フライトディレクターが、管制官と話しをしている。

管制官は、状況のチェックや、切り離しをするかの判断に忙しい。

アポロ11号、こちらヒューストン。 切り離し準備完了。  “了解した”

‘君たちは、月面では気楽にいけよ!’  “了解、マイク”

ヒューストン、切り離し準備よし。 切り離しを許可する。

‘切り離しは準備そうだ’

こちらヒューストン。 着陸船は操縦可能だ。

“ラジャー。 イーグルは切り離された”

どうだいニール?  “イーグルには翼がある”

イーグルの操縦は、コンピューターが行なう。

アームストロングが手動で微調整する。

‘カッコいいフライングマシンだな! 上下逆さまだが、イーグルは…’

“そっちが逆さまなんだよ”  ‘気を付けて行けよ!’  “また後で会おう”

“角度をつけてもいいか?”  ラジャー。ピッチ212、ヨー プラス37。

イーグル、こちらヒューストン。 降下を許可する。

“了解。 他にやる事はないだろう”  ‘小型エンジン点火準備’

あと25秒程で、降下のための小型エンジンの噴射をするという重要な段階に
入ります。 月面着陸に向けて、速度を落とすためです。

降下は小型エンジンのみで制御する、細心の注意が必要だった。

“小型エンジン、準備完了”  ‘高度計測開始’  “点火!”

イーグル、聞こえる。 順調だ。

“予定のコースから少し外れているようだ”  了解。

‘降下スピードは、よさそうだ。 高度よし’  引き続き、降下を許可する。

‘OK!ロックオン。 高度計測完了。 高度誤差はマイナス884メートル’

ラジャー、了解。  ‘正面の窓に地球’

“ヒューストン、高度誤差を見ているか?”  見ている!

“プログラム警報。 1202警報だ”

訓練の時には経験した事のない警報だ。 “警報1202の意味を教えてくれ!”

月面に向けて降下していた月着陸船で、突然、警報が鳴ります。

この時、船内にいたオルドリンは、何が起こったのか、理解できなかったと
いいます。

“1202の警報が鳴った時に、アームストロング船長も、私も、警報の意味が
正確に理解できなかったんだ”

管制室で宇宙飛行士と交信していた、チャールズ・デュークさんも、混乱して
いました。

“訓練でも見た事がなく、全く見当がつかない警報だったのです”

“頭に、着陸中止の文字が浮かびました”

アポロ11号は、月面着陸を目の前にして、中止を迫られる事態に陥っていた
のです。

人類初の月面着陸を、アポロ11号は、どのように成功させたのか?

次回は、アポロ11号、8日間の旅路、完結編。

人類が初めて、月に降り立ち、帰還するまでの道のりです。

そこにも、知られざるドラマがありました。