2020年06月07日 (日) | 編集 |
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天地創造の奇跡を描いた、聖書の言葉。
この意味を、誰よりも実感していたのは、アポロ8号の飛行士たちでした。
クリスマス・イブ、彼らは美しい光景を目にします。そして、写真に収めました。
地球の出。 暗闇に、ポツリと、青く浮かぶ地球の姿です。
アポロ8号の船長だったフランク・ボーマンは、言う。
“私たちが、月に行って感激したのは、月から見た地球の姿だった”
“宇宙には、何も色が無かった。 月も荒涼としていた”
“ただ地球には、青い海があり、白い雲があり、大地があった。美しかったよ”
人類は、月へ行って初めて、私たちが、いかに孤独な存在なのか?
地球で暮らす事が、いかに奇跡的な事なのかを、知ったのです。
‘アポロ8号のクルーから、みなさんに、おやすみなさい。幸運をお祈りします’
‘そしてメリー・クリスマス! 全ての人々に神のご加護がありますように!’
アポロ8号は、このミッションで月を10周。 そして、最大の難関を迎えました。
再度、エンジンを点火し、地球へ帰還するのです。
しかし、このエンジン点火が、大きな問題でした。
アポロ8号の司令船操縦士だったジム・ラヴェルは、言う。
“エンジンが動かなければ、月に永遠に、とどまる事になる”
“だが、エンジンは、本当に作動するのだろうか?”
メインエンジンは、月の周回中、太陽が当たる時は、250度の高温で焼かれ、
暗闇では、マイナス250度に冷やされて来ました。
正常に動く事を、誰も保証する事が出来ませんでした。
ミッション・コントロールのジェリー・ボスティックは、言う。
“仮に、エンジンのノズルが、過熱状態だったり、破損していたりすれば、もう、
何も出来ない。 彼らは、命を落とす事になる”
エンジン点火は、今回も、月の裏側で行なわれます。
交信が、再び、途絶えました。 管制官が、何度も呼びかける…。
エンジニアのポピー・ノースカットさんは、言う。
“時計を見ながら、月の裏側で、何が起きているのか考えていました”
永遠とも思える時間が流れていました。 その時…。
‘ヒューストン、こちらアポロ8号。 月の裏側でサンタクロースに会ったよ’
エンジンは、正常に点火していました。
飛行士たちは、それを、月の裏側でサンタクロースがプレゼントしてくれた、と
伝えて来たのです。 後は、地球へ帰るだけ。
行きと同じ様にジム・ラヴェルが六分儀を使い、宇宙船の位置を補正しながら
進んでいました。
位置を補正するのは、あのディスプレー・キーボードのディスキーを使います。
しかし、ここで、とんでもない事件が起こりました。
アポロ8号の操縦士だったビル・アンダースは、言う。
“突然、ラヴェルが、うわっ!と、叫んだんだ”
この時ラヴェルは、01 と入力するつもりが誤って、P01 と押してしまいました。
P01 は、宇宙船を発射台に待機させる時に使う番号です。
飛行中に、この番号を入力すると、コンピューターは、全てのデータを消去して
しまうのです。
アポロ8号の司令船操縦士だったジム・ラヴェルは、言う。
“コンピューターは、私たちが、地球の発射台にいると、言い出したんだ”
自分たちが、どこにいるのか?分からなくなってしまいました。
宇宙で迷子になってしまったのです。
アポロ8号の操縦士だったビル・アンダースは、言う。
“ボーマンが、何が起きたんだ!と、怒鳴ったよ”
アポロ8号の船長だったフランク・ボーマンは、言う。
“突然、回転が始まって、訳が分からなかった”
アポロ8号の司令船操縦士だったジム・ラヴェルは、言う。
“ボーマンは、すごく怒っていたね!”
“ラヴェル、方向を見失ったぞ!と。 心配ないと言ったけどね…”
急遽、地上にいるエンジニアやプログラマーが、対策を検討。
非常事態に陥りました。 9時間後、ようやく解決策が見つかりました。
地上に残っていた位置情報を、アポロ8号に送信する事にしたのです。
アポロ8号は、その情報を受け取り、何とか正しい位置を、取り戻す事ができ
ました。 ピンチを乗り切ったのです。
アポロ8号の船長だったフランク・ボーマンは、言う。
“これだから、海軍のヤツは信用できないのさ!”
12月27日、アポロ8号は、大気圏に突入しました。
3人は、月から帰還した、最初の人類となったのです。
そして、7カ月後、アポロ11号は、月面に着陸。
ケネディ大統領の宣言通り、1960年代のうちに、人類は月に降り立ちました。
アポロ8号の成功がなければ、この有人月面着陸もなかったのです。
“私たちは、任務を果たしただけだ”
“目的は、ソビエトとの月面着陸競争に勝つ事だった”
“しかし、月へ行くミッションに参加できた事は、とても幸せな事だった”
“私たちは、月に、着陸はしていない”
“でも、人類が、月へ行く事が出来るという事を、証明したんだ”
50年前のクリスマス。
命を懸けて挑んだアポロ8号のミッションは、人類に多くのプレゼントをくれました。
この時、開発された技術は大きく発展し、私たちの暮らしを支えています。
そして、教えてくれました。 挑戦する事の素晴らしさを!
私たちが地球に暮らす事の奇跡を!
天地創造の奇跡を描いた、聖書の言葉。
この意味を、誰よりも実感していたのは、アポロ8号の飛行士たちでした。
クリスマス・イブ、彼らは美しい光景を目にします。そして、写真に収めました。
地球の出。 暗闇に、ポツリと、青く浮かぶ地球の姿です。
アポロ8号の船長だったフランク・ボーマンは、言う。
“私たちが、月に行って感激したのは、月から見た地球の姿だった”
“宇宙には、何も色が無かった。 月も荒涼としていた”
“ただ地球には、青い海があり、白い雲があり、大地があった。美しかったよ”
人類は、月へ行って初めて、私たちが、いかに孤独な存在なのか?
地球で暮らす事が、いかに奇跡的な事なのかを、知ったのです。
‘アポロ8号のクルーから、みなさんに、おやすみなさい。幸運をお祈りします’
‘そしてメリー・クリスマス! 全ての人々に神のご加護がありますように!’
アポロ8号は、このミッションで月を10周。 そして、最大の難関を迎えました。
再度、エンジンを点火し、地球へ帰還するのです。
しかし、このエンジン点火が、大きな問題でした。
アポロ8号の司令船操縦士だったジム・ラヴェルは、言う。
“エンジンが動かなければ、月に永遠に、とどまる事になる”
“だが、エンジンは、本当に作動するのだろうか?”
メインエンジンは、月の周回中、太陽が当たる時は、250度の高温で焼かれ、
暗闇では、マイナス250度に冷やされて来ました。
正常に動く事を、誰も保証する事が出来ませんでした。
ミッション・コントロールのジェリー・ボスティックは、言う。
“仮に、エンジンのノズルが、過熱状態だったり、破損していたりすれば、もう、
何も出来ない。 彼らは、命を落とす事になる”
エンジン点火は、今回も、月の裏側で行なわれます。
交信が、再び、途絶えました。 管制官が、何度も呼びかける…。
エンジニアのポピー・ノースカットさんは、言う。
“時計を見ながら、月の裏側で、何が起きているのか考えていました”
永遠とも思える時間が流れていました。 その時…。
‘ヒューストン、こちらアポロ8号。 月の裏側でサンタクロースに会ったよ’
エンジンは、正常に点火していました。
飛行士たちは、それを、月の裏側でサンタクロースがプレゼントしてくれた、と
伝えて来たのです。 後は、地球へ帰るだけ。
行きと同じ様にジム・ラヴェルが六分儀を使い、宇宙船の位置を補正しながら
進んでいました。
位置を補正するのは、あのディスプレー・キーボードのディスキーを使います。
しかし、ここで、とんでもない事件が起こりました。
アポロ8号の操縦士だったビル・アンダースは、言う。
“突然、ラヴェルが、うわっ!と、叫んだんだ”
この時ラヴェルは、01 と入力するつもりが誤って、P01 と押してしまいました。
P01 は、宇宙船を発射台に待機させる時に使う番号です。
飛行中に、この番号を入力すると、コンピューターは、全てのデータを消去して
しまうのです。
アポロ8号の司令船操縦士だったジム・ラヴェルは、言う。
“コンピューターは、私たちが、地球の発射台にいると、言い出したんだ”
自分たちが、どこにいるのか?分からなくなってしまいました。
宇宙で迷子になってしまったのです。
アポロ8号の操縦士だったビル・アンダースは、言う。
“ボーマンが、何が起きたんだ!と、怒鳴ったよ”
アポロ8号の船長だったフランク・ボーマンは、言う。
“突然、回転が始まって、訳が分からなかった”
アポロ8号の司令船操縦士だったジム・ラヴェルは、言う。
“ボーマンは、すごく怒っていたね!”
“ラヴェル、方向を見失ったぞ!と。 心配ないと言ったけどね…”
急遽、地上にいるエンジニアやプログラマーが、対策を検討。
非常事態に陥りました。 9時間後、ようやく解決策が見つかりました。
地上に残っていた位置情報を、アポロ8号に送信する事にしたのです。
アポロ8号は、その情報を受け取り、何とか正しい位置を、取り戻す事ができ
ました。 ピンチを乗り切ったのです。
アポロ8号の船長だったフランク・ボーマンは、言う。
“これだから、海軍のヤツは信用できないのさ!”
12月27日、アポロ8号は、大気圏に突入しました。
3人は、月から帰還した、最初の人類となったのです。
そして、7カ月後、アポロ11号は、月面に着陸。
ケネディ大統領の宣言通り、1960年代のうちに、人類は月に降り立ちました。
アポロ8号の成功がなければ、この有人月面着陸もなかったのです。
“私たちは、任務を果たしただけだ”
“目的は、ソビエトとの月面着陸競争に勝つ事だった”
“しかし、月へ行くミッションに参加できた事は、とても幸せな事だった”
“私たちは、月に、着陸はしていない”
“でも、人類が、月へ行く事が出来るという事を、証明したんだ”
50年前のクリスマス。
命を懸けて挑んだアポロ8号のミッションは、人類に多くのプレゼントをくれました。
この時、開発された技術は大きく発展し、私たちの暮らしを支えています。
そして、教えてくれました。 挑戦する事の素晴らしさを!
私たちが地球に暮らす事の奇跡を!
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