酒粕には、ほかにも、血圧降下作用、糖尿病予防作用、肝機能保護作用、
骨粗しょう症予防など、さまざまな研究が進められているのです。

そして、美白効果も、その1つです。

酒粕には、水分蒸発を防ぐα-エチルグルコシドや、遊離アミノ酸、肌を若く
保つビタミンＢ群、また、シミの原因となるメラニン色素をつくりにくくする
アルブチンなど、多様な成分が含まれているのです。

じつは、酒や酒粕が美肌に良いことは、古くから知られていることなので、
これらを原料に使った基礎化粧品や石鹸、入浴剤など、数多くの商品が販売
されているのです。

近年では化粧品メーカーだけでなく、酒蔵から直接、お酒以外にも独自開発
した化粧品が数多く販売されています。

ちなみに一般的に高額な化粧品は、美白効果がさほどなくてもよく売れます。

それは、効果が大してない化粧品でも、高い定価のものは、「今つけている
化粧品は高価(高級)だから、きっと効果があるに違いない」という気分にさせ
ます。

実際には、ほさど効果がなくても、「やっぱり美しくなった」と思えるものなの
です。

化粧品は、値段が高くても、安くても、基本的原材料は同一原料メーカーが
作りますので、効果や安全性には、ほとんど変わりがないそうです。

あなたも、1度は目にしたことが、あるのではないでしょうか？

高級化粧品は、必ず、高そうなビンに入っていて、箱が付いています。

実際、ビンや箱の製造には、かなりのコストが、かかっているものなのだそう
です。

ところが、スーパーやドラッグストアなどで安価で買える化粧品には箱がない
うえ、プラスチック容器に入っているものが、ほとんどです。

これを、価格構造による、価格効果と呼んでいます。

そのため化粧品は、日本人の肌に合わせて作られた日本製であれば、値段
の安いものでも、高いものでも、原料の基本的な構造は、そんなに変わるも
のではないのです。

これがブランド力と、「高いんだから効果があるはず」と思わせる高級(高額)
化粧品の価格構造のトリックなのです。

そこで、現在使用している化粧水を切り替えてみて、何の問題も無いのなら、
今まで使っていた基礎化粧品を見直してみましょう。





「色々な酒粕とは？」
酒をつくる工程で、もろみを搾った後に残る固形物が、酒粕です。

酒に、さまざまな味や香りがあるように、酒粕にも個性があります。

よく見掛けるのは搾られてすぐの酒粕ですが、成熟させた酒粕は、野菜の
漬物などに使われています。





「酒粕の板粕とは？」
酒のもろみを圧搾りしたあと、平たい状態に残った酒粕をはがし、切り揃えた
ものです。

そのままの状態で焼いて食べたり、水を加えて柔らかくしてから料理に使い
ます。





「板粕の使い方」
酒粕の中で最も手に入れやすいのは板粕で、料理に使うにはペースト状に
しておくと便利です。

水につけてふやかしておくと柔らかくなりますが急ぐ時は以下の方法を使うと
よいでしょう。

1．板粕をちぎるか包丁で刻み、耐熱ボウルに入れ、水適量を加えてラップし、
電子レンジに短時間ずつかけて、様子を見るとよいでしょう。
※アルコール分を飛ばしたい場合はラップをしない。

2．温かい内にスプーンなどでかき混ぜると、ペースト状になる。
※もっとなめらかにしたい場合は、すり鉢でするか、ミキサーにかけてもよい
でしょう。





「酒粕のペースト・ばらタイプとは？」
酒のもろみをゆるく搾ったものやペースト状にしたもので、調味してあるものも
あります。

最初から柔らかくしてあるので、そのまま料理に使いやすいのが特徴です。

一方、板粕をバラバラにしたものは「ばら粕」と呼ばれるものもあります。





「練粕・成熟タイプとは？」
板粕またはバラ粕をタンクに入れて、空気を抜いて押し固め、およそ半年間
成熟させたもので、普通の酒粕が白っぽい色に対して練粕は、黄金色や
茶色をしています。

野菜や魚の粕漬け、奈良漬用の粕として使われています。

またの名を、「踏み込み粕」とも呼ばれます。





「酒粕の仲間とは？」
清酒のもろみを搾ったものを酒粕といいますが、みりんのもろみを搾った搾り
かすを「みりん粕」といい、これを「こぼれ梅」とも呼ばれています。

甘くて濃厚なみりんの風味が残っているので、甘酒やお菓子作りに使うほか
そのまま、おやつとしても食べられます。

※酒粕食品なら、ベルメゾンネットに、おまかせ！





「成熟酒粕の作り方」
成熟酒粕は万能調味料として様々な料理に使えます！

1．手で触らないよう、板粕を折りたたんで小さくする。
※板粕はジッパー付きの保存袋やタッパーなどの大きさに合わせます。

2．手で触らないようにし、板粕を、アルコールが飛ばないように、しっかりと
ラップで包む。
※アルコール分が飛んでしまうとカビが生えやすくなってしまいます！

3．ジッパー付きの保存袋や、タッパーなどの密閉容器に入れたら、日光の
当たらない涼しい場所で約6ケ月間、常温で保管し、琥珀色(茶色)になれば
出来上がり！(出来上がった後は冷蔵庫で保管します)
※板粕を手で触ったり、アルコールが飛んでしまったり、水に触れてしまった
場合は、カビが生える恐れがあるので注意しましょう！

使い方例
成熟酒粕を小さじ1杯程度インスタントラーメンに入れれば、味がクリーミーに
なってワンランク上の味になるだけでなく、体の芯から温まります！

成熟酒粕を小さじ1杯程度をキムチに入れれば、古く酸っぱくなってしまった
キムチが、まろやかになります！

成熟酒粕を小さじ1杯程度をコーヒーに入れれば、まろやかな味になります！

成熟酒粕をクラッカーに塗ってトースターで焼けば、おつまみにピッタリです！

成熟酒粕をパンに塗ってトースターで焼くのもおすすめです！

他にもイロイロ試してみましょう！





「酒粕火鍋」
同じ酒粕を使っても、味噌とスパイスの組み合わせで、全く違う味を楽しむ
ことができます！

赤とうがらしの辛みを酒粕がまろやかに受け止めてくれる赤い鍋と、
クリーミーな味わいが魅力の白い鍋。

2つに仕切りのある鍋を使えば、赤と白、2つの味が同時に楽しめる贅沢な
お鍋です！

材料(2人分)
赤い鍋の煮汁
酒粕…40ｇ、ダシ…カップ4.5、赤味噌…80ｇ、塩…少々、みりん…小さじ2
粉とうがらし…5ｇ、花椒(ホワジャオ)…4ｇ、粉シナモン…1ｇ、八角…1ｇ

白い鍋の煮汁
酒粕…40ｇ、ダシ…カップ4.5、白味噌…80ｇ、塩…少々、みりん…小さじ2

鍋の具
豚バラ肉(薄切り)…80ｇ、生だら…2切れ(200ｇ)、白菜…200ｇ、ごぼう…60ｇ
生くずきり…100ｇ、えのきだけ…100ｇ、しいたけ…4枚、香菜…適量

作り方
1．赤い鍋は、酒粕と赤味噌を、それぞれダシで溶きのばし、ほかの煮汁の
材料と合わせる。
※赤とうがらしが無い場合は、一味とうがらしや豆板醤でもよいでしょう。

2．白い鍋は、酒粕と白味噌を、それぞれダシで溶きのばし、ほかの煮汁の
材料と合わせる。
※白味噌が無い場合は、ミックス味噌や練りゴマでもよいでしょう。

3．豚肉は長ければ食べやすい大きさに切り、生だらは皮のぬめりを包丁で
軽くこそげてサッと水洗いし、キッチンペーパーなどで水気を拭く。
その他の材料も、食べやすい大きさに切り、バットなどに並べておく。
※具材は他の物も入れて試してみましょう！

4．2つに仕切りのある鍋または、2つ鍋を用意して、それぞれに1と2を分けて
なべに入れて火にかけ、好みの具を加えて、煮ながら食べる。
※カセットコンロを2台使用する場合は、使い方に気を付けましょう！

酒粕に含まれるレジスタントプロテインが便秘を解消し、
余分なコレステロールも排泄して、お腹をスッキリ！

粉とうがらしのカプサイシンが代謝をアップし、脂肪燃焼を助けてくれます！

ただし、辛過ぎると胃に負担が掛かるので注意しましょう！





「ガーリックステーキ」
牛肉料理の王道、ガーリックステーキ！

自宅で美味しく焼いてみましょう！

材料(2人分)
牛サーロイン肉(ステーキ用)…2枚(400ｇ)、塩・こしょう…各少々
にんにく(薄切り)…3かけ、サラダ油…大さじ1、クレソン…適量
A：バター…10ｇ、酒…カップ1/4、醤油…小さじ1、レモン汁…小さじ1

作り方
1．常温に戻しておいた牛肉に、塩・こしょうを適量ふる。

2．熱したフライパンにサラダ油を入れ、薄切りにんにくを中火でカリッとする
まで焼き、キッチンペーパーの上に取り出しておく。
※にんにくの芯は取り除いておく。

3．にんにくを出したら、そのままフライパンに牛肉を入れ、中火で両面を焼く。
※最初は1分半ほど焼き、裏返したら30秒ほど焼くのが目安です。

4．焼いた肉を取り出し、フライパンにAの材料を全て入れ、中火で混ぜながら
煮詰めて、ソースを作る。
※にんにくと肉を焼いた後のフライパンを洗わずに、そのまま使うのがコツ！

5．器に肉を盛り、ガーリックを乗せ、肉全体にソースをかけてクレソンを添え
れば出来上がり！

カリカリのにんにくと、肉の旨味を生かしたソースで美味しさ倍増 ♪

特別な日は、お肉たっぷりのボリュームおかずにしてみましょう！

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